気まぐれグアム旅行
適当に閃いた格闘ゲームにちょいとストーリーを付けてお送り致します。
メタかったりパロったりします。6〜8キャラ登場予定。ある程度話が進んだら各キャラ設定も載せる予定です。
ポカポカ天気の昼寝日和。お気に入りの番組を見ながらゴロゴロする女性が一人。彼女の名は釘内夕海。今年で*7歳になる。彼女は生前大工の父が建てた数々の家を相続し、他人に貸して家賃収入でのんびりと暮らしている。父に習った大工仕事で家のメンテナンスも請け負っていた。
いつも通りお煎餅をかじりながらテレビを見ていると「グアム旅行3泊4日の旅!」と旅行CMが流れてきた。
「グアムかぁ。外国なんて行った事ないけど、どんな所なんだろう…。行きたいなぁ」
普段なら気にも留めないCMだが、特にやることの無い彼女は、考えるうちに猛烈にグアムに行きたくなってしまった。
「よし!善は急げだ!早速電話しよう!!!」
猛烈な勢いで携帯電話を取り、電話を掛ける夕海。5分足らずで電話を終わらせ、後日正式な書類が届く様だ。
2日後、旅行の案内が届きまだ見ぬグアムに細やかな胸を躍らせる夕海。パパパッと書類を殴り書き。ハンコを……10分ほど探し、やっと見つけて押した。書類をポストに投函し、お金も振り込んだし、さあ!後は1ヶ月後にグアムに行くだけ。頭の中はグアム一色。ウキウキしながら家に戻ってくると、夕海の電話が鳴る。
「釘内夕海 様。株式会社ちゃっかりクレジットの者ですが〜…」
頭に小さな?マークを出しながら話を聞くと、、、どうやら先月にカードで爆買いした服の支払いが滞っている様だ。みるみる顔が青くなる夕海。その表情にはもはやグアムのグの字も残らなかった。
「…服買ったの忘れてた……orz」
しばし途方に暮れるが、金の心配をしながらグアムには行きたくない夕海。何とかして金策を考えた。
「………仕方ない。あまりやりたくないけど、背に腹は代えられん!」
と最低限の身だしなみと仕事道具を整え出かけて行った。