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prologue ゼロの手記
3300年 6月30日
この日記を誰かが見つけてくれたのなら、どうか読んで欲しい。
俺の知っている限りのことをここに書き留めておく。
俺はゼロ。本名は仕事の都合により明かせない。すまない。
俺は神の側近、そして次の神候補の子供達の育成、決定をしている。
神のことを知らない奴はいないと思うが、どこか遠いところで拾われたときのために書き記す。
神はその名の通りこの星を統べる。外見は子供だが、覚醒するときに100年の寿命を得られる。
子供のような容姿のため天使とも呼ばれる。
現在は青の天使ガブリエル。
現在、神候補の育成中。あの子らは能力が従来よりも強い。一体何が起きたのか。
もうすぐ審判が始まる。中には⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎。
もう間に合わない。
もうすぐこの世界は滅びる。ガブリエルが破壊の呪文を使う。リディに行かねば。
絶対に茜を殺させない。殺してたまるか。
あと3ヶ月。気付かれたら終わりだ。
無垢なる子供達を、糞みたいな輩の思い通りにはさせない。
もしかしたら俺は、どうしようもない化け物を作ってしまったかもしれない。