表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
54/61

#53

「ユキが隠れているのは、あの屋敷で間違いないのか?」

「間違いありませんよ」


 明智の問いに、ロイドが答える。

 俺達は、ロイドの案内で、村から少し離れた場所にある屋敷へ向かっていた。そこに、ユキが隠れているという児とだった。


「随分と豪華だな…」


 屋敷に近付くと、荒れた庭園が見えてきた。手入れをされなくなって随分と経つのだろう。


「昔は、貴族が住んでましたからね」

「知ってるのか?」

「その頃は私も村に住んでましたから」


 村長の叔父であるロイドは、ここに貴族が住んでいた頃を知っているらしい。


「綺麗な娘さんが居ましてね。それそれは素敵な方でしたよ」

「詳しいんだな」

「そりゃあ、私の婚約者でしたからね。魔獣に襲われて、亡くなってしまいましたが…」

「すまない」

「いいんですよ。昔の話です。仇も討ちましたし。ただ、あの家を隠れ家に使われるのは、気に入りませんけどね」


 一瞬、ロイドの瞳が深紅に輝く。


「どうする?」

「どうせ正面から突っ込むとか言うんだろ?」


 真田が明智に尋ねたが、明智が答える前に伊達が言い放った。


「それは止めて欲しいですね。あの家は、彼女の墓標なんです。私が誘い出しますから、待っていてもらえますか?」

「分かった」


 ロイドの提案を明智が受け入れたので、俺達は待機する事になった。


「シャーリーとエミリーは、俺達の真ん中に来てくれ」

「分かりました」

「はい!」


 明智の指示で、二人は俺達の中央に移動する。


「これで、どこから襲われても対応できるはずだ。もし、敵が現れたら、原田さんと本田君は、二人の守ってね」

「分かった」

「おう!」


 原田と本田が、明智の指示通り、神官たちの側についた。


「あとは、ロイドが巧くやってくれるのを待つだけか」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ