表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/20

そんな、

連続投稿です。

この勢いがなくならないことを願う。


感想、本当にありがとうございます。

 ギターを練習して疲れた翌日、

「とうとう明日夜夏のライブだぜ!」

 あの日の翌日結局チケットを交換した。

 その後は普通に会話しているのだがどうも最近完全に女子として脳が働き始めているようだ。

 ふと気づけばハート形のケーキを作っていたり、可愛いものに目覚めたり、やたらと一哉が頼もしく思えたり、階段で足を滑らせて後ろから一哉に抱きしめられた日なんか暴走状態である。

 最近、自分が本当の意味で女の子になっていると実感し始めた。

 月1のあれもこの年になってくるようになったし。

 あれは正直つらい。薬は常備の方向で。

 結衣の話を聞いてるのがすごく楽しくなった。興味が沸くようになった。その原因はまだわからない。

「そんなに楽しみなんだ、一哉は」

「ああ、この春の一大イベントだぜ」

 一大イベントとは大げさな。

「ホントに薫に交換してもらって嬉しかったぜ。それにしても残念だったな、急な用事が入るなんて」

「ううん、気にしないで。優先しないといけない用事だったから」 

「では、俺が後で語ってやr――」

 ――と、急に電話が鳴った。

『もしもし、薫ちゃん。大変なの』

「なんですか、椎名さん」

『バックで演奏してくれるドラムの子が階段から滑って入院だそうなのよ、代わりに演奏できるこ知らない?』

 …なんだって?

 本当に急な感じでやばいな。

「頑張って探してみます」 

『こっちでも探してみるから、じゃね』

「はい」 

 かなりのピンチに追い込まれてしまった。

 久しぶりのライブだ。成功させたいという気持ちはかなりある。

「どうしたんだ薫?」

「知り合いから、夜夏の曲をドラムでできる人はいないかって」

「俺、一応できるけど…」

 すごく身近にその人間がいた。

「何ができる?」

「一通りは」

「それじゃあ、明日演奏お願いできる?」

「どこでだよ、夜にはライブがあるから朝か昼なら大丈夫なんだが」

「安心して、一哉が演奏するのは明日のライブでだから」

「はい?」

 よし、了承が下りた。

「じゃあ、夜夏と一緒に演奏をよろしく」

「はいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ!?」

 校内に一人の男子生徒の絶叫が轟いた。


ちょっと短かったですかね。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ