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放課後

感想ありがとうございます!


気が付いたらお気に入り登録が40件突破!?


誤字脱字が多いようですが完結目指して頑張りますよ!

翌日の屋上。

「確かに、新堂君は全体の1割は助けてくれたと思うし、私の親友の一目ぼれの相手でもあるからそれなりには会話をしようと思うんだけど―――」

 結衣は昨日と今日新堂を誘うことに成功させたらしく私は数少ない友人の一哉とお弁当を食べている。

 とゆうか友達は結衣と一哉しかいない。愚弟は家族だから除外。

「何なんのあの優男は!虫唾が走る、性格よすぎるとか逆にないわ。多少悪いくらいの話しやすいかと言ってチャラ男じゃないような奴の方がよっぽどいいわ」

 朝、結衣の親友として結衣に紹介され、明らかに女性の扱いを慣れてる反応をされた。

 顔はイケメソだし、声は無駄にカッコいいし、身長は17代前半だし、文武両道だし、おまけに謙虚だ。前世の私に言わせたら『爆ぜろ』だ。

「おいおい、口調が昨日と違うぞ。伊達にアイツの幼馴染を14年やってないが昔からあれだ。中学の時は『歩くクラグメーカー』と呼ばれ女をいつも4人くらい連れて移動してた奴だ。高校に入ってだいぶ抑えられているがそろそろ再起動するぞ」

「これは私の仕様だ。しっかり意識をしていないとすぐに乱れる。親の影響で男らしい口調になったのもあるが」

 前世+実家の横に道場があるんだ。王道の生徒会長よろしくこんな口調になってしまった訳だ。

 女子っぽい口調になったのは母さんの影響だ。教育方針は『大和撫子』だ。母からは書道、茶道、華道、料理を。そして父からは道場では武術を習った。言葉遣いはまぁ、妥協してもらった。

 中学校の頃は綺麗とか言われたな。今は結衣にしか言われないが。

「そうかい。あれはあきらめろ。どうにかなるもんじゃない」

「……妥協しておこう」

「そうしたほうが賢明だ。俺も鈍感とかをどうにかしようと思ったことが多々あるが諦めている」

「そうですか」

「そうなんだよ。やっぱ口調が変だって」




 放課後、帰り道、車で拉致された。




「ま、知り合いなんだが」

「何独り言を言ってるの?頭おかしくなった?」

「いいえ。いたって普通です」

 知り合いの椎名さんだ。

 美容院で働くお姉さん的な人だ。会うたびに髪の毛をいじられる。

「いやー薫ちゃんの髪ちゃんと手入れされてるしある程度長いから色々とできるんだよねー」

 と言われ毎回いじられている。

 後、何故かメイクも。

 自分じゃあメイクはしない。面倒だしそんな興味はないし。

 髪は長くて手入れが面倒だが母さんの教育方針で基本的に伸ばしている。和風美人を目指せ!な感じだ。

 今鏡の前で椅子に座らされている。

 椎名さんは後ろ髪を櫛でとかしていく。

「……薫ちゃん……」

 この台詞と共にいわれる言葉はいつも決まっている。

「髪……切ってもいいかな」 

 目がキラキラと輝いている。それでいいのかお姉さん。

「40歳過ぎてもこういう好奇心は途切れることを知らないのよ。ちょっとだけでいいから整えたいのお願い!」

 ……ゑ?

 今40歳過ぎてもって言いましたよね。大学生卒業したくらいのお姉さんにしか見えないんですが椎名さん。

「そんなに驚いてどうしたの薫ちゃん」

「椎名さんの歳初めて聞いたので。てっきり大学生卒業したくらいのお姉さんだと思ってました一番最初に会ったときからずっと」

「嬉しいこと言ってくれるね~これでも薫ちゃんと同い年の息子がいるのよ」

 衝撃ばかりである。

 今日は暴露祭りですか?

「後ろは整える程度、前髪をある程度切ってくれますか?」

「まっかせ~なさ~い」

 と言われ3時間後。もう7時じゃないですか。

 だが椎名さんの腕は確かだった。

「GJ私!薫ちゃん元がいいから綺麗に磨きがかかったわね!」

 やたらとテンションの高い椎名さん。自分でやったのがうまくいって嬉しいのだろうが……

「……なぜ私は写真を撮られているのでしょうか」

「薫ちゃん、この店のポスターを作るのからに決まってるでしょ。あ、もっと笑って」

 初耳ですよ椎名さん。

 しかも白のワンピースに着替えさせられて写真を取られている。後ろは緑だ。

 合成写真にでもする気かな?

 それから30分。

 そろそろ弟が駄々をこねる頃だろう。

 ケイタイの着信音が鳴り、

「椎名さんすみません」

 ちょっと断りを入れてから電話に出る。

「どうした愚弟」

『どうしたもこうしたも姉さん晩飯は!?』

「自分で頑張ってくれ。私は知り合いのお姉さんに捕まって帰るのが遅くなりそうだ」

『……珍しいね。帰るのが遅くなるって。1年ぶりくらい?』

「そうだな。遅くても9時には帰る」

『了解』

 簡潔に終わらせ、

「すみませんでした椎名さん」

「いや、私が言い始めちゃったことだし。弟さん?が怒ってるんじゃない?」

「大丈夫ですよ。去年のこのくらいの時期と同じなんで」

「……そう。何時まで行ける?」

「家に9時に着くくらいまではオッケーです」

「それじゃぁ―――」

 


 

誤字の指摘ありがとうございました。


私自身のノリで書いていますので急に展開が変わることもあると思います。

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