襲撃
今回から戦いの場面を写していこうと思います。
夢の中
「やぁ、また会ったね」
聞き覚えのある声だ・・・えぇっと・・・亮太だっけか?
「修行の方はどうだい?」
「あぁ順調に進んでいると思う」
「そっか、それは良かったところで自分の能力は確認できたかい?」
「一応わかった」
「へぇ、どんな力だったんだい?」
「ん~おっさんが言うには自然界の力を引き出して武器を精製することができるらしい」
「それは、また強そうな力だねその分体力の消費が激しいんじゃないかい?」
「あぁよくわかったな一回使っただけで体がクタクタだ」
「大丈夫すぐに使いこなせるさ、なんたって美花が選んだ人間だったんだから」
人間だった・・・俺は・・・もう・・・
「美花はそんな強い奴なのか?」
平静を装う
「うん、普段はそうは見えないでしょう?」
学園にいた時なんか綺麗で、性格も控えめでとてもそんな風には思えなかった。
「でもね、美花も君と同じで始めは人間だったんだよ」
そうだったのか・・・
「何で美花は能力者に?」
「それは、僕も知らないんだ誰にでもプライバシーというものはあるんだよ?雨宮君」
「じゃぁ何でお前は美花が人間だったって知ってるんだよ」
「え?それは勿論本人から聞いたからだよ、僕は人の情報を勝手に探る程ひどい人間じゃないよ」
お前人間じゃないんだろ・・・
「で、美花は今何してるんだ?」
「美花なら僕の近くにいるけど・・・君が最後はなしたときと雰囲気が変わっているから
帰ってきたときに話をした方がいいと思うよ」
「そ、そうか」
雰囲気が変わるって、あんな優しい美花がどんな風になってるんだよ。
「何、気にすることはないよ性格が少々きつくなってるだけだよ」
(おい、余計なこと喋ってんじゃねぇぞ)
「おぉ、怖い怖いそれじゃあね雨宮君」
何だ今の声、今のはもしかして美花の声だってのか!?
次元の穴
最近こんな夢を見ても疲れるということはなくなった。
それは、それでいいことなのだが・・・どうして俺は夢の中で会話が出来るんだ
能力なんて関係ないだろ、とりま修行をとっとと終わらせて元の世界へ戻らないとな
「おぉ~いおっさ~ん」
「頼むからその呼び方やめてくれないか」
おっさんは涙目だ
「まぁ冗談はさておき今日も修行を始めるとしよう」
「わかった」
俺は気を集中させた
「少し肩の力を緩めてみなさい、少しは無駄なエネルギーを使うのを抑えるはずだ」
おっさんの言うとおりにしてみた、確かに少し楽になった。
「出来た」
手には風の剣が握られていた
「もう少し力をつければ自在にいろんな属性の剣を精製できるだろう」
これじゃあまだ帰れそうもないな
「よし、来なさい」
地面を思い切り蹴っておっさんに飛び掛った
「力はあるが・・・隙が大きいな」
そう言っておっさんは俺の腹に多大なダメージを与えてきた、まるでナイフでも刺されている感覚だ
痛っ!?俺の腹には血が流れていた・・・・このおっさん殺るきだ・・・
「ちょっと死んじまうよ」
「本気で来いといったはずだ、こちらもそれ相応の覚悟で生かせてもらったのだが?」
おいおい、頭が逝っちまってるいくら力があるなんて言われても剣を握ったのなんて昨日だってのに
「ほら、どうした」
痛っ、やばい痛む立てない!?
「来ないのならこちらから行かしてもらうぞ」
やばい、来る、死ぬ!!
もう駄目だ・・・・・・・え?
「おい、起きろ」
「なんだ・!!」
「静かにしろ、どうしてやつらがこっちに」
奴ら?周りを見渡すと俺ら以外の人間がいた、しかし顔は何かで隠されている。
「これが卒業試験だこれを終わらせたら特別に合格にしてやる。怖かったら隠れてていいぞ」
どうやらあいつらを倒せば元の世界に返してもらえるようだ
「OK、わかった倒せばいいんだな」
「そう簡単にはいかないぞ、奴らは恐らく戦闘のエキスパートだ」
なんだとそんなの勝てるわけないじゃないか!?
「これを使って美花達を呼べ私が時間稼ぎをする」
そう言って通信機を預かった、なるべく遠くに隠れて連絡をしようと思った。
「さぁて久々の実戦か、しかしどうやってこの空間に入ってきたんだ」
おっさんは隙を突いて攻撃するつもりだろうその間に早く美花に連絡しなければ
機械に強い俺はなんとかこの機械を使うことが出来た。
「美花か?」
「誰?」
「俺だ、新一だ」
「あぁ、修行は終わったの?」
「いや、まだなんだけど何かこっちの世界に俺達以外の人間が入ってきたんだ
それで俺は連絡しろっておっさんに頼まれて」
「そう、わかったすぐ行く」
そういって切れた。これで安心だろう・・・影?
「さぁて助けは来るのかな?」
や・やばい 続く
はい、ということで連絡をして敵に襲われる王道パターンですね。
死亡フラグびんびんだぁ~
美花の性格をツンツンにしたのは作者のタイプだからです。
これから少しずつ作者の趣味を入れていこうかなぁと思っております。
(多分言ってて書かないパターンだと思うんですけどね)
ではでは