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桜花物語  作者: リーさん
3/12

異変

はい、前回言ったとおり少し戦いを入れてみましたよ。

補足として新一と雪の過去を書いときました。

      夢の中

また夢を見ていた、しかし今回は違う昔雪と遊んでいたときの夢だった。

それはまだ俺達が小学生だったころの出来事だった


      回想

俺はこのとき世間で言う問題児だった。悪戯をしては叱られ

そしてまた悪戯をする、といった繰り返しだった。

そんなときいつも傍にいてくれたのが雪だった。

雪は、何かと俺のことを心配をしてくれていた。何をするときも

傍にいてくれて、叱られるときもずっと傍にいてくれて。

「ふふっまた怒られちゃったね」

「なんでばれるんだろうな、そんな分かりやすいか?」

「さぁてね、何でだろうね?」

「ん?もしかしてお前が告げ口してるのか?」

「え?違うよ、だってずっと私新君の傍にいるじゃない」

「それもそうだよな、悪い」

「いいよ、別に謝らなくても」

こんな普通な毎日を俺は雪と過ごしていた。他人にとってはくだらない事かも知れない

でも俺はこんな毎日が楽しかった。しかしそんな幸せも長くは続かなかった。

俺が引っ越すことになって雪と離れることになってしまったのだ。

「ごめんな、雪」

「べ、別に新君のせいじゃないよ」

「絶対手紙とか送るから、今までありがとな」

「そんな、二度と会わないんじゃないんだからそんなこと言わないでよ」

「そうだよな、悪い俺こういう時どんなこと言えばいいか分からないんだ」

「こういう時は笑顔でお別れするんだよ、またねって」

「わかった、またな」

「うん、またね」

これが雪と最後にした会話だった。

それからはほとんど文通をしていた。

俺がいなくて寂しくない?元気でやってる?などなど

今思えばどれだけ俺は手紙を送ったのだろう

俺の出した手紙には全て雪は返事を返してくれた。

今年この学校に転校するからと手紙を出してくれたとき雪は

そうなの!?嬉しい絶対待ってるからね、と返事を返してくれていたんだ。


      朝

目覚めは昨日と比べて遥かに良かった。

俺はテレビを見ながら朝食を済ませ学校に向かった。

俺はこの時テレビのニュースをちゃんと見ておくべきだった。


     学校にて

今日も校門で美花と会った。気のせいか少し顔色が悪かった。

「大丈夫か?ちょっと顔色が悪いみたいだけど」

「え?うん、大丈夫だよ昨日はちょっと眠れなくて」

「何だ?夜更かしでもしていたのか?」

「うん、そんなとこ」

そして俺たちは教室に向かった、またこのとき変な気配がしていたのだが・・・

「そういえば、新一君と雪ちゃんて付き合ってたりとかしたの?」

唐突だ

「ぶ、何でいきなり・・・ただの幼馴染だよ」

「そうなの?ただの幼馴染にしてはやけに会いたそうだけど?」

「いや、俺たち文通をしてたんだよそんで俺がここに転校するって書いたら

あいつ喜んでるみたいで待ってるって書いてあったんだよ」

「そうなんだ」

結局雪は今日も来ていなかった、本当にどうしたんだろう

時が過ぎて昼休み

      昼休み

今日も美花と弁当を食べた、何で俺を誘うんだろう?

まぁ正直なところ俺は感謝している。

この学校は空気が悪すぎる勿論エアー的な意味ではない。

例えるならそうまるで学校自体が何かに覆われているような。

時間は過ぎていき

      放課後

丁度家に着こうとしていたくらいだろうか、学校に忘れ物をしたので

取りに行こうとしたとき途中でローブを着た女性に

「赤山学園はどちらでしょうか」

「僕も用があるので道案内しますよ」

「それはそれはありがとうございます」

そして道案内を終え赤山学園に着いた

「ありがとうございました」

「いえいえ」

そして見送ってから別れた

少し嫌な気がしたが・・・まぁ気のせいだろうこの頃考えすぎなんだよな

忘れ物を取って階段を下りようとしたとき

     (爆発音)

なんだ!すぐに教室の窓からグランドの方を見渡したすると

さっきのローブの女と見知らぬ男が向かい合っていた

「・・・・・は、・・・・・・だ」

「・・・・・・」

駄目だここからじゃ何も聞こえない、かといって外にでたらやばそうだ

考えた末校舎の影に隠れてそこから聞くことにした。

ここからなら聞こえるだろう

「もう一度聞く、雪は篠田雪はどこだ?」

雪だって!?あいつ雪のことを知っているのか

「聞きたければ、私に勝ってみろ」

「実力行使というわけかいいだろう」

非常にやばいぞ俺まで戦いに巻き込まれてしまう

こっちに転校してきたからマジで俺いいことないぞ

「炎よ我が力の糧となれバーンストーム!!」

ローブの女性が呪文を唱えたら火柱がグランドに放たれた。

「レイジング」

男が呪文を唱えると大量の水がどこからともなく出てきて

一気に炎をかき消してしまった。

「まだまだだな、今のお前では到底私には適わないもう一度だけ

時間をくれてやるそれまでに私を倒せる力を身につけることだな」

男はそういって姿を消してしまった。

「まだ、私には力が足りないのか・・・・すまない雪」

「あ、あの」

しかし遅かったローブの女性も姿を消してしまった。

何なんだ

一体何が始まろうってんだ、何であいつは雪のことを知ってるんだ

あの男は一体何なんだ、謎が謎を呼ぶ。頭が痛い

とりあえず休もう、このことは明日考えればいい

そして家に着いて俺は再び夢の世界に落ちていった。   続く


       


はい、展開に着いていけない方にはすみません。

戦闘を長引かせると技やら術を考えるのが大変なので

少し強引に終わりにしてしまいました。

まぁこんなんですが最後まで見ていただけると嬉しいです、はい。

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