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タバコは20歳になってから。

まだ、異世界2日目

これからですね。


(*´꒳`*)

冒険者ギルドに戻ってきた。



リズも外に顕現し、直人と一緒にギルドに入る


リズ「お疲れ様でしたマスター

   アイテムボックスを持たない普通の

   冒険者は、その場で討伐したモンスターを

   解体しなければなりません

   しかしマスターはそのまま

   収納する事により

   冒険者ギルドの設備を利用し

   高度な解体をして貰う事が出来ます

   まずは、ギルドの窓口左側にある

   解体室と採取室に入りましょう」



分かったと頷き、最初に討伐室に入った、そこでは直径5メートル程の魔法陣があり、

そこに討伐モンスターを出して行く、

魔法陣に乗せる度に消えてくモンスター、


直人「コレって転移か?

   何処に移動させてるんだ?」



リズ「今回はマスターの防具にも武器にも使える

   場所は無いので、

   全てマナ還元しダンジョンの

   動力源となると思います

   ですが、

   それだと討伐クエストの意味は無い

   ので、このダンジョンは世界で、平均的な

   討伐報酬、魔石、牙、毛皮の売値を参考に

   剥ぎ取り費用を引いた額が報酬となると

   思います」

   

直人「なるほどねぇ、

   完全にこの世界のリハーサル

   みたいな訓練所ダンジョンだな

   討伐にも慣れないとなぁ、、、はぁ、」


初モンスターとの戦闘に、戦闘内容は余裕ではあったが気持ちが付いて行ってない事に少し落ち込んでいた


そんな直人に上手く声がけ出来ずに眉をハの字にして困り顔で呟くリズ


リズ(マスター、、

   余裕を感じる戦闘してたのに、

   何に悩んでるんだろう、、、)


昨日の見た目は卵だが、只の的相手に無双してた直人の記憶が新しいリズにとって、動く程度の違いしか感じない相手に悩んでる直人に疑問が湧いていた。


直人は憂鬱とした表情しながら討伐モンスターを全部出した後、ギルドカードを出しながらタッチパネルに触れると、

【クエスト完了】

の文字が表示された。


リズは気持を切り替えると直人に次の部屋へと案内した。


リズ「はい、これで討伐モンスターの方は

   終わりました。

   続いて、採取クエストも同じように

   納品していきましょう」


直人はモンスターを処理し終えた事にほっとしながら、了解と呟いて返事して、リズの指示に従い、採取室に足を運んだ、採取室でも同じように、納品し、

クエストを完了させる。


採取室からギルドロビーへと戻ってきた直人は一仕事終えた様に背伸びをするとリズに問いかけた


直人「う〜んしよっ!よし!

   終わった!終わった!

   コレで両方ともクリアした

   事になるんだよな?

   じゃぁ、

   報酬って何処で貰うんだ?」


はい、ではこちらへと言いながらギルドカウンターまで飛んでいくリズ


リズ「はい、それでは、

   この左側端にあるパネルに

   ギルドカードを表示させたまま右手で

   触れて下さい。」


リズの後に付いて行き、指示通りにギルドカードを出してパネルに触れる



直人「ここね、、んで、カード出して、

   右手置く、

   おっ?もう入金したのか?ん?

   詳細表示しますか?

   まぁ、見てみるか、、、」

   


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

モンスター討伐クエスト報酬詳細

三つ目狼

討伐報酬1匹1500G×5=7500G

魔石1個500G×5=2500G

毛皮1枚500G×5=2500G

剥ぎ取り費用1匹1000×5=5000G

合計7500G

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

採取クエスト

白い薬草効果小100G×27=2700G

黄色い薬草効果中2000G×6=12000G

解毒草効果小300G×5=1500G

鎮痛草効果大10000×1=10000G

合計26200G

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

入金額33,700G

ーーーーーーー




ーーーーーーーーーー

ナオト ミカゼ

ーRANK 1ーー

所属ギルド

ーFreeー

守護神

ー我ー

加護

ーリズー

攻略ダンジョン

所持金33,700G

ーーーーーーーーーー


フィールドダンジョンでの採取、討伐合わせても

正味1時間弱程度であり、初回のクエスト報酬としては

破格なのではないと金額を見て興奮する直人


直人「おお!これは、、、

   なんか頑張った成果が現れると

   モチベーション上がるなぁ、、、

   って、ほぼ採取の金額だし!

   確かに時間で割ったら討伐の方が

   割は良いけどさ!

   肉体ハイスペックだから

   主に心労はダントツで討伐キツイから

   納得が、、まぁ、

   気持ちだけなんだよな、、

   無理難題の

   課題出されてる訳じゃないんだけど、、」



ギルドカードをそんな事を呟きながら眺めていた直人にリズはネガティブループに入ってるのを脱却させようと話しかけた。


リズ「マスター、、、あ、あの! 

   クエストをクリアし報酬を獲得したので、

   新たに開放され行ける場所が増えましたが

   いかがなさいますか?行ってみます?」


そんなリズの心遣いに気づく事なく、直人は


直人「ん?あぁ、いや、今日はこのまま飯食って

   風呂入りながら頭ん中リセットしたいわ」


ダンジョンでの時間経過は先程のフィールドダンジョンを参考にするならば、昼の12付近だと予想される

、なので、今回は何を食べようかなぁっとボンヤリ考えながらリズに返事した。


リズ「あ、はい、、分かりました」


ややションボリしたリズと食堂へ転移して行った。



食堂という名の夜の店を連想させる場所で目についたメニューを注文しながら少し手持ち無沙汰になり、リズに目を向けると、

近くのソファーの背もたれ上に座って

光の粒子でお手玉してるリズの姿があった


直人「なぁ、リズそれ何やってるんだ?」


光の粒子を自分の周辺に戻し、直人に向き直ると


リズ「はい、このダンジョンを経由して

   情報をインストールしていました」


直人「あっ、そうなのか、

   てっきり遊んでるのかと

   思っていたわ、、そういや、リズは

   飯食ったり、遊んだりしないのか?」


直人の質問に首を傾げて不思議そうに直人を見る


リズ「エネルギー補給はマスター通して

   私の部屋【ルーム】にいれば

   補給出来るので食事は基本

   必要ないです。

   マスターと一緒に居る事は使命であると 

   同時にとても充実してるので、

   遊ぶ必要を感じません、、、が、

   マスターは現在

   何かお悩みあるのですか?」


素朴な疑問をしたつもりが、逆に確信をつくリズの問いに対して、直人は言葉を詰まらせた。



直人「あ、いや、、別に、、俺は、、」

  (どうする?言っちまうか?

   モンスター怖いって?

   健気に頑張って

   サポートしてくれてるリズに?

   でも、だからこそ何か助言とか

   改善エリアとかあるかもしれないし、

   でも、いいのか?

   いい歳したおっさんが

   妖精サイズの女の子な泣きつくのは

   かっこ悪い、、流石にダサい、、

   2回目は普通にこなせるかも知れないし、

   本当に?わからん、、、が、、

   体のスペックは高いんだ、

   後は気持ちだけだろ、、あぁ、

   こんな時タバコありゃぁなぁ、、、

   あっ、、試しに聞いてみるか?よし!)



目まぐるしく頭の中で自問自答していると、リズの疑問を誤魔化すきっかけを思いつく【タバコ】である。

最近の喫煙者に厳しい世の中に珍しく、会社では吸わないが、家でまったりしながらタバコを吸うのが、日課であったので

身体が変わって吸いたい気持ちは無いが、あれば試してみたいし、悩みの誤魔化しに繋がると判断した。



直人「あ!そうそう!そうなんだよ!

   リズさん!

   いやぁ、

   この世界には無いと思うんだけどね?

   俺の世界には

   タバコってのがあったからさぁ

   こう、、食事後とか、さっきみたいに

   何かひと段落した後にタバコ吸うと

   行動の切り替え出来たり、

   心落ち着かせたり

   出来るんだよなぁ、、、

   タバコあればなぁ」


静かに直人の様子を見つめていたリズは直人言葉に納得し、言葉を続けた。



リズ「なるほど、タバコですか、ありますよ」


その瞬間、いつの間にか届いてた目の前の美味しそうな食事に目をくれず、突然腰を浮かせてリズに詰め寄った。


直人「あるのか!?タバコ!?紙タバコか!?

   葉巻か!?まさか幻覚作用とか体を壊す

   ヤバイタバコじゃないないだろうな!?」


既に目がイッちゃってる

状態で問いかける直人に、

女神の笑顔で優しく語りかけるリズ


リズ「安心して下さい、

   こちらの世界のタバコは

   【ラグジュアリースモーク】と言い

   身体に害のある作用はありません

   タイプは様々あり、

   短時間ですが精神や体に良い効果が

   あります。

   多少高額ですけど、、、

   丁度クエストクリアと同時に

   行ける様になった

   【道具屋】に置いてあります

   御食事後に行ってみますか?」


リズの言葉を聞き逃さないよう

最後まで聞いた直人は

健康なタバコに強い興味を示した。


直人「マジか!凄いな!異世界!

   健康タバコとか

   吸い放題じゃねえか!!

   よし!さっさと食べて

   【道具屋】へ行こう!」



その後、元気を取り戻した直人は、3回お代わりするとリズと転移場所に向かった


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

【転移先を選んで下さい】


ダンジョン入り口ー(大広間中央)


初まりの間ー装備庫ー1階層ーボス部屋

冒険の間ー装備庫ー1階層草原フィールド


ダンジョン食堂ーー(高級)(並級)(下級)


ダンジョン宿屋ーー(高級)(並級)(下級)


冒険者ギルドーーー入り口 


道具屋ーーーーーー入り口


鍛冶屋ーーーーーー入り口


  ・

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


   

直人「さっきは、気にしてなかったけど、道具屋

   の他に、鍛冶屋も増えてるんだな?」


リズ「はい、コレからモンスター討伐を続けると

   武器も消耗してしまうので、

   クエスト帰りに

   毎度寄って、

   武器のメンテナンスしましょう」


直人「あぁ、そうだな、リズはこの事もギルドで

   伝えたかったんだな、あの時はごめんな」


びびって悩んでるのを悟られまいと誤魔化してはいたが、リズが何か伝えたかったの何となく分かっていた直人であった。


リズ「いえ!マスターが元気になられた様で

   大変嬉しく思おます!早速道具屋へ

   行きましょう!」


直人「あぁ!んじゃ、ポチとな」


一瞬で移動し、道具屋に着いた。転移魔法陣を抜けると、そこには500坪はありそうな店に様々なものが、棚を埋め尽くしながら広がっていた。


直人「おお!色々あるけど、パッと見じゃ、

   殆ど用途不明だな!

   リズさんや早速で申し訳ないが、タバコは

   何処なのだろうか?」


リズ「はい!こちらになります!」


そう言うと、直人を先導する様に前に出て、案内し始めた。時々、気になったものに質問するなどしながら

進む道具屋は小さいテーマパークの様で歩くだけで十分楽しめた。

しばらく寄り道しながら進むと、高級な生活雑貨にたどり着き、そこには、パイプ型や高級感ある葉巻、紙タバコも数は少ないがそれでも20種類はありそうである。そして驚くべき事が


直人「なぁ、リズさんや、

   取り出ししやすいケースに

   入ってる数本のタバコはなんだい?」


様々なタバコのパッケージの前には湿気が入り込まない様に小さいガラスケースに入った見本のようなものが置いてあった。


リズ「コレはお試し用ですね。この世界では

   高級煙と言う意味で

   【ラグジュアリースモーク】

   として、主に、高位冒険者や王族の一部の

   愛煙家が、吸っています。

  

   理由の一つは

   単純に高級なので高いです。

   材料にラグジュアリースモークの

   基本素材に

   なるのが中位のモンスターである事。


   2つ目は

   ラグジュアリースモークから出た煙は

   良い香りのものも多く、

   リラックス効果もあるため、

   周りの人には喜ばれますが、

   吸ってる本人は

   酷く不味く感じるそうです。


   3つ目は

   様々効果は確かにあるのですが、その殆ど

   は数分程度しか持続力ありませんので、

   わざわざ高級で不味い思いをするより

   手頃で効果時間の長い薬があるので

   そちらを使用するのが一般的です。


   以上の理由で高級嗜好品であるので、

   そこまで

   頻繁に売れる物でもありませんので

   こういった

   お試し用があるのです。」



一気に説明し出したリズ

え?コレはやめとけって事なの?

とりあえず値段を確認。


直人「1,000Gか、、確かに高いな、

   一箱でコレは、」


リズ「マスター、一箱ではありません

   一本1,000Gなのです」


直人「へ、、、?、、、

   うえぇぇぇあああぁぁ!?

   い、、、一本!?

   じゃ、じゃぁ、一箱で

   2万G!?!?高すぎね!?」


リズ「マスターが見てるのは紙タイプですね

   葉巻タイプですと

   一本10万G〜500万G位の幅があります

   値段により持続力効果時間が伸びたり

   特殊な効果があったりします」


直人「いや!高すぎだろ!?

   結局只の煙じゃねぇか

   いや、、、意外と物価違うのか?

   俺が貰った報酬って

   大した事ないんじゃ、、

   なぁ、リズ、家族4人で暮らすと

   一月辺りどれ位使うんだ?」


リズ「そうですねぇ、、種族、地域、でバラバラ

   なので平均取るのも難しいのですの、

   大体であれば家族4人で普通に

   暮らすのであれば20万G程でしょうか?」


直人「判断に迷うな、、、年間360万か

   1人暮らしならともかく

   家族4人暮らすなら500万は必要だよな?

   普通の基準が人それぞれだから

   何とも言えないけど

   とりあえず物価は

   最低半分程度で判断した方が

   良いな、、、って尚更高いわ!?

   今更だけど、一本1,000って事は

   あの三つ目狼一体の

   討伐報酬と一緒じゃねぇか!」



リズ「肯定します、なのでこの世界で愛煙家は

   少ないです。

   マスターの世界のと違いがあると

   思われるので、実際にお試ししては

   いかがですか?」



直人「そうだな、モノは試しだ、

   コレは無料だし、

   数本試してみるか、、、

   買わないだろうけど」


そう言うと、リラックス効果と表示されたラグジュアリースモークが入ったガラスケースから一本取り出して、口に咥えると付属のジッポ的なライターで火をつけた。



ジュボッ、、ジィィ、、


直人「スゥゥゥ、、、、ふぅぅぅ、、、

   これは、、、メンソールか、、、清々しい

   のが肺けら全身に行き渡る様だ、、

   スゥゥゥ、、ふぅぅ、、、

   香りも爽やかで良い香りだ、、

   気持ち、口の中もスッキリした気がする

   とても穏やかな気持ちになるし、、

   スゥゥゥ、、、ふぅぅ、、、

   酷く不味い?とんでもない、、、

   クセのない神聖な何かを取り込んだ気すら

   するし、、控えめに言っても

   普通に美味い」


暫く味わいながら吸い終わると、名残り惜しげに消し、余韻に浸っていた、、心が晴れたようにスッキリとする。


悟りを開いたかのような表情をする直人



他のラグジュアリースモークの効果を読み、試せるのは1本数千Gの物だけだか、気になるものは全て試吸して行き、それぞれに深い味わいがあり

一つ一つが素晴らしい物であった

そこで直人は更に高級葉巻タイプの効果と値段を確認し、リズに顔を向けるとキリッとした表情で


直人「リラックス効果のある

   ラグジュアリースモーク

   を一箱買う。お会計は何処だい?」


リズ「マ、マスター!?2万Gをそこで

   使ってしまいますとポーションや毒消薬

   などのアイテム購入に支障きたしてしまい

   ます。他にも武器のメンテナンス費用も

   世界平均値段でやるので

   嗜好品にそこまで、、」


直人「リズさんや、僕はね、リズ「ぼ、僕!?」

   本当はモンスターが怖かった、、

   だけど、

   そんな事は小さい悩みなんだよ、、

   これから先、

   僕達は世界タバコを巡り

   モンスターから

   世界タバコ

   を取り戻さなければならない

   それには世界中タバコ

   を巡る使命があるん

   だ、分かってくれるね?リズ?」



リズ「え?あ、、は、はい」


直人は慈愛の表情を浮かべると、リズの小さな手を取り


直人「ありがとうリズ!キミなら!

   最高のパートナー

   のキミなら分かってくれると

   信じていたよ!

   さあ!お会計は何処だい?

   最高のパートナーの

   リズが案内しておくれ」


そんな直人の最高パートナー連呼に

目を見開くリズ


そして


リズ「はい!任せてくださいマスター!!」


リズはチャロかった。




つづく









  


   


   

   


   

バフ効果のある煙

支援魔法ならぬ

紫煙魔法、、、なんちゃって

(=´∀`)人(´∀`=)


ここまで読んでくださりありがとうございます。

(*´ω`*)

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