表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/43

スゲェェェ怖えぇぇぇぇ!!!

筋トレ、食事制限しなくてもマッチョになりたい


まぁ、無理なので、出来る範囲で日々筋トレ、食事制限してます。

お菓子が美味しい。米が美味い!


小説は書くの楽しいけど、難しい


_:(´ཀ`」 ∠):


直人「そう言えば、

   俺はどれ位寝てたんだ?」  



怒涛の1日を過ごして、美味いもんをたらふく食べたし、寝続けるスタミナもあるから驚くほどの時間、寝てた可能性がある


リズ「6時間程です。マスター」



直人「いや、普通、、、」


リズ「いえ、高級宿屋でのベッドは

   回復補助の術式

   が施されてるので、

   通常のベッドで休む場合

   の約5倍の効果を発揮します。

   なので

   何も無いベッドでの睡眠ならば、

   少なくとも24時間の

   睡眠は肉体的では無く、

   心労回復で

   必要としていたと思われます」


直人「異世界のベッドは

   心労回復まで出来るのか

   スゲェな、、」


リズ「肯定します。

   精神、魔力、肉体はどれか1つ

   でも異常があると生命の危機

   となりますので、高級ホテル

   での休息には普通の医療機関

   より高度な魔法術式が施されています。

   それではマスター

   ギルドに行く前に

   朝食はとられますか?」



直人「至れり尽せりだな

   朝食かぁ

   前は朝、食べて無いけどな、

   今は眠気も無いし

   なんか異常に腹減ってるから

   朝から肉でも余裕そうだわ」



リズ「レベルUP時はエネルギーを

   必要としますので

   必要エネルギーがある程度

   補充出来れば

   食事量も落ち着いてきます、では、準備

   出来次第転移陣に移動お願いします」


直人「へぇ、、そうなのか

   なるほどね

   んじゃ、行きますかね!」



脱ぎ散らかした服を一度洗浄させ、その間に、歯磨き、洗顔、朝一の、いつの間にか補充されてたポーションでは無く、なんとなく聖水を飲んでみたりして、

着替えてから転移陣に乗った。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

【転移先を選んで下さい】


ダンジョン入り口ー(大広間中央)


初まりの間ー装備庫ー1階層ーボス部屋

冒険の間ー装備庫ー1階層


食堂ーー(高級)(並級)(下級)


宿屋ーー(高級)(並級)(下級)


冒険者ギルドーーー入り口


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


直人「寝て起きたら、何か増えてるな」



リズ「食堂、宿屋の利用、

   及び一晩の休息が条件で

   解放されたようです、

   私が知る情報とは

   異なった解放条件なので、

   今後もボス部屋

   のような予想外な事態に

   なる可能性があり、、

   その際はあまりお役に立たない

   かと、、、」


徐々に語尾が小さくなり、顔を俯かせるリズ



直人「そんな事ないんじゃないか?

   短い時間だけど

   リズにはかなり

   頼ってる事沢山あるし、

   これから先、

   このダンジョン以外も旅する

   事もあるだろうし、

   それともリズはこの

   ダンジョンだけの相棒なのか?」


リズ「い、いえ、

   マスターとは一蓮托生ですので、

   これから先、マスターが生存する限り

   御供する事になります!

   しかし、この世界に来たばかりの

   マスターには

   万全のサポートが必要であると、」


直人の言葉に顔を上げ、己の存在意義を主張するリズ


直人「良いんだよ!

   万全でなくでなくても、さ!

   リアルの世界に決まった

   シナリオなんて無いし、

   常に流動的なんだから、

   その時、その時で、

   最良の判断出来るよう

   努力して行けば良い、

   それはリズと俺と

   2人でやらなければならない、

   そうだろ?」


ニヒルに笑う直人、残念な事に元の姿なら鼻で笑われそうだが、今はイケメンなので凄く様になる。


リズ「マスター、、、そう、、ですね、、

   了解しました!

   最良の判断をマスターにして頂く為、

   私は最良の選択肢を提示出来るよう

   日々精進したいと思います!」


パァと笑顔を咲かせたリズが元気よく返事する。


直人「ああ!頼りにしてるよ!

   んじゃ、今の最優先事項は?」


リズ「マスターの朝食です!」


ビシッと笑顔で敬礼するリズ(可愛い


直人「あははは、正解だ!」


陽気にしゅっぱ〜つ!の掛け声と共に、

食堂で朝食を取り、

その後、そのまま食堂でリズとたわいも無い話をしながら休息した後、



冒険者ギルドに転移した。




冒険者ギルドに着くとそのまま視線を動かし周りを見渡す。


直人(ここが冒険者ギルド、、、

   当たり前なんだけど

   俺しか居ないからなぁ、

   リズもいるけど、

   全然ギルドって感じ

   しないんだよなぁ、、

   この部屋綺麗だし

   酒場ってより、ハイテクな役場だわな

   冒険者ギルドのイメージが死んだわ

   死因はショック死)


なんて下らない事を考えながら周りを観察しながらリズに問いかけた。


直人「んで?ここでは何するんだ?

   クエスト受注?」


リズ「クエスト受注は、

   後程行いますが、此処では

   マスターの身分証明書となる

   ギルドカードを

   発行致します。

   この世界の住人はダンジョンを中心に

   生活している為、

   冒険者ギルドが何処にでも

   必ずあります。

   そこで発行される

   ギルドカードは神が作ったシステムで

   発行されるので、

   唯一無二の個人証明物なのです。

   ギルドカードを所持してないと、

   擬態した魔物か

   ギルドカードを剥奪された

   凶悪犯と勘違いされてしまいます」


説明出来るのが楽しいのか、ニコニコしながら話すリズ



直人「思ってたより、ギルドカードの重みが

   凄かったわ、、

   無くしたりしたらどうなるんだ?

   再発行とか難しいんだろ?」


リズ「紛失の心配はありません、

   どんな種族であれ

   マスターの右手にある

   神紋を全ての人々は生まれながらに

   授かっており

   それぞれの庇護下にある神の神紋

   の模様となって現れます

   その神紋には

   ギルドカードと一体化する

   術式が施されてますので、一度作って

   一体化すれば、神に剥奪されない限り

   自由に出し入れ可能ですし、

   破損や汚れる

   心配もありません」


リズの説明に自分の右手をマジマジと見つめる


直人「マジか!

   カッコいい刺青かと思ってたわ!

   ってか、

   俺はどの神の庇護下にあるんだ!?

   あ!加護持ってるし

   リズ神の庇護下に

   あるんですか!?

   今までとんだ

   ご無礼を致しました!!!」


冒険者ギルドの中でリズに向かって突然土下座をし始める直人



リズ「私はマスターのサポートする為、

   神に作られた存在なので、

   神ではありません

   マスターが持つ神紋は

   何処の神にも属さない

   マスターオリジナルの

   神紋となります」


直人「へ?え?なに?俺のオリジナル?

   俺、神様なの?俺様なの?」


得意の土下座から顔だけ上げて間抜けな顔で問いかけるイケメンになったオッサン


リズ「ヒューマンです。マスターは

   この世界の住人では無いので、

   この世界の

   神々の庇護下に入る事が出来ません

   なので、世界で唯一自分だけの

   神紋を持った

   ヒューマンとなります」


その説明を聞いて、土下座から胡座に座り直して首をひねながら要約する


直人「んと、つまり、

   誰の家にも入れないから

   テントで

   寝泊りするボッチ野郎って事?」



リズ「概ねその認識で大丈夫ですが、

   マスターは

   私が居るので

   ボッチではありません!」


なんかズレたフォローをするリズ


直人「あ、なんかグッと

   来るものがありました!

   ありがとうリズ!」


ズレてはいたが、美少女に

【私が居る】って言われるのは、長い独身時代を過ごしてきたオッサンにとって、

想像以上に嬉しい言葉だった。


感動した直人は

膝立ちになり、

両手を合わせ目の前のリズに

感謝を込めてお祈りした。


そんな直人の行動に少し照れるリズであったが、いつまでも祈りをやめない直人に

やんわりと次の行動を指示する


リズ神に祈りを捧げた後

カウンターらしき場所で、

ようやくギルドカードを発行し始めた。



リズ「では、手の形をした場所に

       右手を添えて下さい」



はいよーと返事しながら手を添える



直人(なんか、あっさりしてるなぁ、

   冒険者ギルドで登録って言ったら

   脈絡もなく突然絡んで来る

   見た目強そうけど弱いって言う

   意味分からねえDランクとか、

   信頼と実績が無いとなれそうに無い

   Cランクの割にガラ悪過ぎる奴とか

   絡んでくるイベントは無いのか、、)


リズ「はい、出来たようです

   正面にある機器から

   取り出してください」



直人「おぉ、意外と大きいな、

   キラキラしてるし

  (クレジットカード

    4枚合わせた位あるぞ)



リズ「はい!

   マスターの特に大きと思います」


リズの言葉に意味深な事を想像した直人


直人「俺のが大きいって?

   ふむ、リズ、コイツを

   見てくれて、コイツをどう思う?」



リズ「??マスターに

   見合ったギルドカード

   だと思います」


当然期待したセリフは返って来ない。


直人「あ、うん、まぁ、

   そうだよね、ありがとう」


何故かちょっとシュンとしてる直人

そんな直人に疑問を感じながらも、神紋との融合を促した。


リズ「では、そのギルドカードを

   神紋に当てて下さい、

   当てると間もなく

   融合を開始します、

   痛み等は無いと思いますので

   安心してください」


リズの指示に従い神紋に当てると、ギルドカードが光の粒となりそのまま神紋に吸収されるように、消えていった。




神紋へと完全に消えたギルドカード。


直人「おぉ、凄いな、んで、出すときは、、

   おっ出たな、

   ステータス表示とアイテムボックス

   で慣れてたから

   スムーズに出来るわ、

   そういや、証明なら

   ステータス表示見せれば

   良いんじゃないのか?」


素朴な疑問を、神紋からギルドカードを出し入れしながら質問する。


リズ「ステータスは基本的には、本人にしか

   見えない様になってます、

   見せる方法もありますが

   様々な個人情報

   があるので、プライベートの

   問題となります。

   それにステータス表示は

   全種族共通の個人技能の一つ

   なので、中には

   偽装、隠蔽、幻影、

   幻惑で誤魔化す事が可能なのです。

   しかし、

   そういった事は神が創りし

   ギルドカードでは不可能なので

   簡易的ではありますが、確実に個人を

   証明するのにはギルドカードが1番有効

   な手段となってます」



直人「なるほどねぇ、、

   便利なもんだ、、しっかし、

   このギルドカード

   気になる事が沢山あるんだけど」


右の手の甲から出現したギルドカード

どうやら表も裏も同じ事が

表示されてるようだ。


ーーーーーーーーー

ナオト ミカゼ

ーRANK 1ーー

所属ギルド

ーFreeー

守護神

ー我ー

加護

ーリズー

攻略ダンジョン

所持金0G

ーーーーーーーーーー


直人「とりあえず、

   上から説明して貰ってもいいか?」


リズ「はい、では。上から、

  【名前】は、

  この世界では家名は後に付く

  のでそういった表示になります。

   

  【RANK】はダンジョンなどで

   モンスターの討伐し納品する事で

   討伐したモンスターRANKに

   応じて上がって行きます。

   

   

  【所属ギルド】は守護する神が居る

   冒険者ギルドに所属する

   事になりますが、

   Freeのマスターは自由に、

   何処でも探索出来ます。

   

  【守護神】は神紋の神が表示されます

   マスターはマスターなので

   【我】となります

   

【加護】は、神や精霊に特別な力を

授かってるかを表示されます。

   マスターの加護は私なので、

   リズと表示されてます。

  

【攻略ダンジョン】は踏破した

   ダンジョンになります。

   踏破すると、

   そのダンジョンを司る神の恩恵

   を受ける事が出来るので

   頑張って踏破して

   行きましょう!


   【所持金】はギルドカードに

    入金する事で

    増えて行きます、

    主にクエストやモノの売買を

    ギルドカードを

    通して行う事により、

    スムーズな売買が

    可能になるだけではなく

    紛失の恐れもありませんので

    安心です。

    ちなみに、

    所持金は持ち主しか見えない様に

    なっています。」


ダンジョンの話の時、

【頑張って踏破して行きましょう!】

と言った際に笑顔で

控えめに右手を上げるリズ


守りたいこの笑顔(キリッ




リズからギルドカードの説明を一通り聞き、

笑顔に癒された後。


直人「なるほどね

   ありがとさん!

   やっとこスタートラインに

   着いたって所かな?

   とりあえず、現状把握の

   ステータスオープン!!」


声に出さなくても表示されるが、何かの必殺技の様に声に出して叫んでみた直人

特に意味は無い。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー➡︎

[名前]

海風 直人[みかぜ なおと](S)

[職業]

アーチャー

格闘家  

拳聖  

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーRANK2

HPーーー 26,448

MPーーー12,600

SPーーーー6,300


攻撃力ーー1,420

防御力ーー1180

素早さーー1,968

スタミナー1,784

回避力ーー1,040

器用 ーーー1,340

運ーーーーー238


スキル

アイテムボックス

身体機能制御S


魔法

限定転移 (未解放)


加護

リズ


ユニーク

DMダンジョンマスター


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー




直人「おお、、凄い上がってるぅ、

   ん?スキルの所

   何か変なのあるぞ?

   リズさんや、コレは何です?」


リズ「おめでとうございます!」


直人「えっ?なに?どうした!?何が?」


ステータス画面には【身体機能制御S】

と言う見慣れないスキルが追加されていた。


リズ「マスターは、ほぼ、半日程度で、

   劇的にステータスが上がりました

   この世界に存在する様々な種族、

   動植物やモンスターを

   合わせても今まで、ここまでの

   急激なステータスUPは、

   【ほぼ】存在しません。

   マスター程強化される事は

   無くは無いのですが、

   マナの異常発生がモンスター単体に

   凝縮して吸収された事により

   突然変異を起こした時などは

   あり得ますが、間違いなく

   異形の怪物と化してしまうか

   高エネルギーに耐えきれなくなり、

   大爆発し、消滅します。」


リズの話に背筋が凍る様な寒気がした。


直人「えぇ、、大丈夫なの俺?

   何とも無いってより

   逆に調子良い位なんだけど、、

   実はやばい状態なのか?」


リズ「安心して下さい

   現在のマスターは安定しています。

   急激なステータスUPにも関わらず

   そんな事態にならなかったのは、

   マスター自身が、

   睡眠中に劇的なステータスに、

   適応するよう超成長した事や

   ダンジョンの高級宿屋に

   ある高級ベッドの快眠心身回復機能、

   それに、、微力ではありますが、私も

   同調してるので、力を循環させ、成長の

   お手伝いをさせていただきました。

   その影響もあり

   私の能力も多少は向上しました」



直人「そうか、、

   寝てたとはいえ、

   知らぬ間にまた

   リズに助けられていたとは、、、

   重ね重ね本当にありがとう!!」


直人はリズに感謝すると90度に頭を下げた



リズ「い、いえ!そんな!

   マスターの力あってこそなので!」


両手をパタパタさせながら、

謙遜するリズだが、

実は6時間に及ぶリズの作業は

過酷さを極めていたが、

ボス部屋での己の不甲斐ないサポートで、

直人に無理をさせたと思い、

自分の存在意義を挽回させる思いと、

助ける!と強く、純粋でひたむきな

想いで乗り越えたのであった。



リズ「そ、それで、【身体機能制御S】は

   現在のステータスで

   暴走や変異をする事無く

   短期間で取得したエネルギーを

   完璧に制御し、

   あらゆる身体機能をかなり

   向上させる事が出来るスキルです。

   今後、劇的にステータス強化されても

   心配ありません」


直人「おお!そうか!良かった!

   とりあえず、

   安全装置みたいなもんか?

   それじゃぁ、これからも気兼ねなく

   経験値確保に精を出せるって事だな!

   なら早速

   クエスト受注しても良いよな?」


リズ「はい!

右側のクエスト掲示板に

   現在受注出来る

   クエストを選ぶ事ができます」


直人「右側、、おっ!アレか!」


直人は分かりやすくワクワクした様子で

クエスト掲示板に向かって行った。



クエストの響きに興奮したが、ふと、周りに誰も居ない事に少し寂しさを覚える、、

そういや、、初クエストで美少女と何故かパーティー組めるのもテンプレだし、これから始まる冒険に夢と希望が詰まってるイベントの一つだよなぁ、、でも



直人「俺しか居ないからなぁ、、

   そういや、別の人が

   このダンジョン

   利用する事あるのか?」


リズ「現在、このダンジョンは

   マスターが

   ダンジョンマスターなので

   マスターのみが利用出来る

   ダンジョンとなります。」



何か早口言葉みたいになってると微笑ましくリズを見ながら



直人「だよな、ステータスにダンジョンDM

   あったからもしかしてとは

   思ってたけど、

   マスターの割に

   全然所有してる感じしない

   けど、この規模の設備が

   俺専用だと

   思うとDMも納得出来るわ

   っと、クエストはコレだな、、」


ーーーーーーーーーーーーー

RANK1

フィールド探索しよう!

価値のある植物採取

価値に合わせて報酬額変動

ーーーーーーーーーーーーー


ーーーーーーーーーーーーー

RANK1

フィールド探索しよう!

モンスター討伐

討伐数に応じて報酬額変動

ーーーーーーーーーーーーー


直人「少ないな、、、RANK1だし、、

   そんなもんなのかなぁ

   でもなぁ、クエストにしては適当だな

   んで?受注するにはどうするんだ?」


リズ「はい、受注したい

   項目下にある受注を 

   タッチすると【適正RANK証明】項目が

   出てきますので、

   ギルドカードを出しながら

   そのまま右手で、【適正RANK証明】を

   タッチすると適正であれば、そのまま

   受注が承認されます

   適正でない場合は不適合の

   表示が出ますので

   受注出来ません

   他のギルドでのクエスト受注には

   予め自分のギルドRANKと

   受注RANK確認を

   お願いします。

   今回は両方受注可能です。

   マスターには

   アイテムボックスがあるので

   両方受注して良いと思います

   通常であれば期限が

   設けられていますが

   コレらは特にないので、大丈夫です」

   


直人「なるほど、んじゃ、さっそく、、、、

   コレでよし!!

   場所は当然、

   冒険の間で良いんだよな?」


リズ「はい!そうですね!場所も変わるので

   冒険の間の武器も見てみましょう

   初まりの間より、

   強力な武器があるかも

   しれませんので」


直人「まっ、そうだな、覗いてみるか!」


クエストを2つ受注後、

冒険の間、装備庫に転移し、

そのまま装備庫に入って行った。



直人「どんな武器と防具が、

   ある、、、かな、、ん?」



初まりの間の装備庫同様、

50坪程度の広さはあるのだか、所狭しとあった始まりの間と違い、部屋の中央に

無骨な刀身が150㎝はあろうかという諸刃型漆黒の大剣、と大剣よりは小型ではあるがそれでも刀身が、70㎝ある漆黒の剣鉈の様な武器があった。

その他には、防具らしきものがあり、

ガンレット、ブーツ、ズボン、タンクトップ、

胸当てのみが置いてあった。


タンクトップとズボンは色違いが10枚ほど用意してある。



装備の少なさに疑問を抱きつつも、子供が新しいオモチャを買い与えられた時より、若干気持ち悪いニヤニヤとした笑みを浮かべながら大剣の柄を掴んでひょいと重さを感じさせない程軽々と持ち上げる。



直人「コイツは良い大剣だな、

   ズッシリ手に馴染むし

   短い剣も耐久性ありそうだわ

   良いね!

   んじゃ大剣はアイテムボックスだな

   短いのは、、ん?おお!ベルトと鞘が

   合わさるのか!

   カッコイイからとりあえず

   着替えてみるか」


サクッと着替えてみる、

新しいブーツにズボンは

着心地もアップし耐久性も上がってる様だ

何気にタンクトップも上の下着はコレで良いと思えるくらい気に入った


問題は胸当てである

流石にタンクトップの上からは抵抗あるので

ジャケットの上から着ようとしても

合わさらない

自動サイズ調節機能何処行った、、

試しにタンクトップの上からだとすんなり

装備できた。

じゃぁ、その上にジャケット着ようとすると

ジャケットがダボダボのまま、、、


直人「なぁ、リズさんや

   コレはどういう事なんだろ?」



リズ「どうやら、初期装備と今の装備では

   下着以外身は一緒に

   身につけられないのでは

   無いのでしょうか?」


直人「え?って事は、

   露出してる腕とかの

   場所守りたいなら初期装備で固めるか

   今のまま顔、腕、出た装備のままで

   行くかって事?」


リズ「そうなりますね。

   いくつか予想出来る事があります

   マスター宜しいでしょうか?」


直人「ああ、教えてくれ、、」


リズ「はい、恐らく、

   マスターがまだこの世界に

   ついて理解しておられないのを

   今回身をもって理解を促してる

   可能性があります

   というのはマスターは現在、

   防御力は1000を超え、

   素早さは2000近くあります。

   コレは、素のステータスです。

   初期装備のまま戦闘すると装備が

   耐えられないのだと思います。

   マスターが、本気で

   行動した場合、装備が破損していき

   最終的には裸になってしまいます。

   なので、今回用意されたのは

   マスターの本気の行動に耐えれる

   装備となったのでしょう」



直人「なるほど、、装備の耐久性の

    問題かぁ、、確かに最初とは

    比べ物になん無い位ステータス

    上がってるからなぁ、、

    じゃぁ、腕が出てるのは?」

   


リズ「はい、それは次に戦う

   モンスターRANK程度なら

攻撃受けたとしても

   マスターの現在の防御力を突破して、

   かすり傷すらつける事が無いと

   言いたいのでは無いでしょうか?」


直人「マジか、危ねぇ、、

   肌隠れてる方が安心するから

   初期装備着てクエストに

   行こうとしてたわ、、

   そうか、素っ裸になる所だったのか

   確かにステータスある世界

   だからなぁ、、へたな装備は逆に

   足枷って言うより、

   着ないと同じになるのか

   リアル紙装備になるのね

   ってか、修練の間の装備庫に有った

   あのフルプレートアーマーより

   俺の肌の方が強いってのが

   理解出来ないけど」


リズ「こればかりは実際に戦闘らしい

   戦闘を重ねて実感するしか

   無いと思われます」



そうだなぁと言いながら、冒険の間の一階層へ出る扉へ向かうとドアノブに手をかけ、

立ち止まると

後ろにスゥーと浮いてるリズに話しかける。


直人「なぁ、リズさんや、

   今回はさすがポーション

   とか必要じゃないか?

   そういや、

   高級宿屋に無料のポーションとか

   色々あったし

   持って来れば良かったわ」


リズ「残念ながら宿屋のポーションは

   あの部屋以外に移動すると

   只の飲み物になってしまうので、

   水分補給には、良いかも知れませんが

   薬品としての効果は期待出来ないかと

   今回のクエストは、初のお金獲得です

   なので、通常なら、適当な薬草類採取

   弱いモンスター数匹討伐で

   初回クリアし、ポーション等も報酬で

   買いながら徐々に進めていく、、、

   と思うのですが、、、」



直人(なんだろう、モンスター討伐

   するんだから回復アイテムは

   必須条件だと思うし

   別に間違った事聞いて無いと

   思うんだけど、リズを虐めてる様な 

   責めてるような気持ちになるな、、

   ナニコレ?

   凄い罪悪感、何か申し訳ない気持ちに

   前回も別に怪我したわけじゃ無いし

   多少のイレギュラーあったとしても

    別にどうにかなるか、、)


直人「まっ!でも!初回出しな!

   無茶なモンスター

   も出ないだろ?

   サクッとクリアしようかか!」


不安な気持ちを誤魔化すように明るくリズに語りかける



リズ「あ、はい!

   初回ですから慎重にですね!」


   


ドアを開けて進んだ目の前には

、土が剥き出しになった場所がドアを中心に数十m程あり

そこから膝下程度の高さしかない様々な花や葉を持つ植物が、

数キロ程度見渡す限り広がっており、

更に奥の方は、樹々が生い茂っていた、

広大な草原地帯には所々、

小高い丘、湖もあり、

、空は青空が広がっており、

色とりどりの花が輝いていた。


直人「おお、、、

   なんだかんだで1日振りの外だな」



感動しつつ、入り口付近の結界を抜ける


改めて、草原を見渡すと

新鮮な空気が肺を満たす

【美味い】汚染さてない空気を吸ってると、地球にいた時には感じた事のない空気の美味さを感じる

疑問に思いリズに尋ねた


直人「新鮮な空気が美味いのは

   普通だと思うけど、

   それ以上に美味く感じるのは、

   ダンジョンだからかな?」


リズ「いえ、マスターの世界にはマナが

   感じられる程

   無かったんだと思われます

   この世界は場所により、

   濃度や種類は違えど

   何処にでも満ちてるので、

   MPが高い人程

   外気のマナを吸収する量も多いので、

   美味しいと感じるのだと思います。」

   



直人「そうか、、良いなこの世界、

   外に居るだけで

   力が満ちて来るし、気力も湧いて来る

   まずは、、ふむ、何やら、、、、

   輝いてる植物と

   少しモヤのような物が出てる

   植物があるな、、、

   モヤのような物があるのは

   色が薄いのも禍々しい色のもあるな

   何か分かるか?」


リズ「はい!これも【身体機能制御S】

スキル効果の1つだと思います

   五感を強化されてるので、

   マスターに良い効果がある物、

   薬草や解毒草等は輝き

   逆にマスターに害のある

   毒草、吸魔草、麻痺草等は

   危険度合いに

   応じてそう見えてるのだと思います」


   

   

  なるほどなぁ、、と頷く直人は、周辺の植物以外にも、広大に広がる草原地帯を数キロ先まで見通せる目の良さに内心驚きつつもその先に居るモンスターらしきモノも確認し一瞬緊張が全身に走るが、これほど離れていても何となくヤバイモンスターかどうかも

不思議と本能的に把握出来てる

五感がそれぞれ高性能な機械と一体化した様な、不思議な感覚、体の性能を試すかのように様々な場所を観察しているとリズが



リズ「では、周囲近くには

   モンスターの気配は無い

   ので、価値がありそうな、

   マスターに害の無い

   植物を採取しましょう、

   それぞれ採取の場所、

   やり方が異なるので、

   一つ一つ確認しながら

   覚えていきましょう!

   モンスター等が近づいて来たら

   お知らせ致しますので、

   安心して下さい!

   マスターも分かるとは思いますが、

   私は離れれてもモンスター等の

   敵意察知能力ありますので、

   早い段階で察知出来ます。」



直人「おぉ!それは凄いな!流石だ!

   採取の仕方も教えてくれるし、

   最高のパートナーだな!!」


リズ「はい!あ、いえ、

   最高にはまだまだですが、

   これからも精進して行きます!!」


満面の笑みで答えるリズ、それに直人は

既に最高さ、と呟きながら、近場にある輝きのある植物に手を伸ばした。


十数分、リズの指導の元、数種類の植物を採取し、時折、談笑しつつ、採取を続けてると



リズ「マスター!敵影6左前方2キロ先から

   向かって来ます!5匹は大きく展開し、

   マスターを囲むように迫って来ます

   残り1匹はやや遅れて、

   後方でゆっくり近づいて来ます!」


リズの警告に採取を中断すると、警告された方向へ目を向ける、トクンと静かに脈が打つが、妙に冴えた頭でリズに声を掛けた。



直人「了解した!リズは一旦、退避してくれ

   モンスターを迎え撃つ!!」


リズ「分かりました!

   マスターなら大丈夫です!

   御武運を!!」


そう言うと、

リズは光の粒子となり虚空に消えて行った。


遠くから向かって来るモンスターの気配、

連携して向かって来てるようだが

野生動物と違い、殺気を隠そうともしない、

猛然と向かって来るのをモンスターを見つめながら直人もモンスターが来る方にゆっくり足を進めると、目を細めながら、鞘から剣を抜いた。


直人(身体機能制御Sのお陰か?

   五感を通して、

   距離があるのに、

   モンスターの息遣い、

   鼓動、動き、を感じる気がする、、、

   モンスターと対面するのは2回目か、、

   リズの手前カッコ付けたけど、、、、

   スゲェェェ怖えぇぇぇぇ!!!)


   うぉぉ、、

     どんどん近づいてくるぅ〜



残り数百メートルまで

近づいて来たモンスターは

直人正面に1頭、

左右に1頭ずつ、後方に1頭

直人を中心にトランプのダイヤ形を描く様に展開し、5頭目は

直人後方を遊撃する様に動き回っていた。


6頭目は前方1キロ先から動いてない。



その間、直人は右手に抜身の剣を

持ったまま、その場に立ち

モンスターの動向に意識を集中させていた。


残り50メートルを切ると、

正面、左右、後ろの

4頭が一気に駆け出して来た!

正面のモンスターやや早いが、他の3頭も僅差で近づいて来る、、残り数メートル、、

正面のモンスターが直人の首筋向かって飛び出して来た!!



直人にとっては初の戦闘らしい戦闘、緊張、恐怖、闘志、様々な感情が交差する中、

無我夢中でモンスターに意識を集中させているとモンスターが飛び切る寸前でカチリと意識が極限まで研ぎ澄まされた瞬間、目の前のモンスターが途端にゆっくりに見えた、、。


直人(うおっ!めっちゃ目の前!

   デカイ犬?狼?目が3つあるんだな、

   不思議だ、目の前の距離に居るのに

   酷くゆっくりに見えるな、、、

   って余裕かましてる

   場合でも無いな!

   まずは目の前の奴を、、斬る!!)


正面のモンスターとの距離が、

残り2メートルを切りと、

直人の体がブレ、その場から残像だけを残し

モンスター達はその残像をすり抜けるように

ジャンプして襲いかかった体勢ののまま

首のない骸となって地面に滑り落ちた行った、、

4頭の首と胴が離れた骸が

地面に落ちると同時に、

先程まで立ってた場所から

数メートル後方に、

足を滑らせながら直人が現れた


頭部の無い4匹に残心し、剣を向けていた直人へ向かって死角となる後方から5頭目が飛び出して来たが、

振り向き様に5匹目モンスターの首を断つ。



5頭目の首と胴が分かれ、地面に落ちたのを確認し後、慌てて討伐した他の4頭に僅かに震えてる剣先を向けながらそれぞれ確認し、

全て動き出さない事に安堵した途端に、息を止めていたいた事を思い出し荒い息を吐く


はぁはぁはぁはぁぁぁ、、


(ビビッたぁ、な、何の!?

   反応出来たからよかったけど

   最後のヤツとか、、

   怖えぇぇぇぇってそうだ!)



直人「リズ!6匹目はどうなってる?」


リズ《6匹目は今だ1キロ先から

   沈黙を保ったままです

   迎撃しますか?》


頭に直接聞こえるリズの声。


直人「い、いや、初回だからな!

   わざわざ迎撃

   する事も無いだろ、腹へったし

   初回出だからな!こんなもんだろ?

   うん!よし!帰ろう」


そのままダンジョン入り口に

向かおうとしたら



リズ「マスター待ってください!

   討伐モンスターの

   回収を忘れています!

   回収しなければ

   クエスト完了出来ません」



直人「あ、おう、、そ、そうだな、

   すまんすまん!

   んじゃ、サクッと、、、

   うへぇ、、

   あったかいぃ、、、」



討伐したモンスターは首と胴から血では無く、黒い煙の様なものを出していた。


自分で討伐したモンスターではあるが、アイテムボックスに収納する為に触れると、まだ暖かいその感触に、

憔悴した様子で全て収納していった後、


足早に冒険の間入り口へ戻って行った。



なんでコイツへたれなの?


それは私が、

野生動物の本気の殺気を感じた事あるので、

頭で大丈夫と思っても心で負けてしまうのでないか?

と思ったからです。

殺気に負けない為には、それに勝る殺気、あるいは

闘志が必要かと思います。


ここまで読んでくださりありがとうございます!

(*´ω`*)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ