誰だいキミは?
空想世界に飛び込んだら?
まだまだ、おっさんの精神安定するのは先に
なりそうです。
素人作品なので、温かい心でお願いいたします。
m(_ _)m
直人「ふぅぅ、、、ゴホッゴホッ!」
息を深く吐いたのち、
周りの粉塵にむせた、、
目にも入り涙が止まらない
リズ「ああ!擦らないで下さい!
目が傷付く
事は無いと思いますけど
あんまり良くないと思います!
あ!マスター!
足元にカードらしき物が
あります!
ボス撃破の初ドロップですね!」
目をシュバシュバさせつつ、足元にあるカードを拾い上げる、目が涙でボヤけるのでとりあえずアイテムボックスに仕舞うと、ボス部屋を後にした。
直人「うへぇ、、全身砂金?だらけ
だわ、、シャワー浴びてぇ」
歩くたびに髪から落ちる砂金にウンザリしながらボス部屋の待機部屋まで戻ると、そこには来る時には無かった転移の魔法陣があり、その上に立つと
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【転移先を選んで下さい】
ダンジョン入り口ー(大広間中央)
食堂ーー(高級)(並級)(下級)
宿屋ーー(高級)(並級)(下級)
未解放
・
・
・
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
リズ「最初から(高級)が解放されてる!?
いえ、そんな事より
解放されてるのであれば
マスター!
宿屋の(高級)を選び、【承認】
に触れて下さい。
まずは全身の汚れを
落としましょう」
直人「おお!そりゃぁ良いな!
流石に口の中まで
ジャリジャリしてるのは
どうにかしたいと思ってたから
正直今は飯よりシャワーだわ」
そんな事を言いながらリズの指示に従い最後に【承認】に触れる
一瞬の浮遊感を経て、
目の前には異世界ならではの
独特なデザインをしているものの、
広々とした、
玄関?らしき場所に立って居た、おそらく装備等を置くスペースがあり、部屋の中に続くドアとは別の
何故か読める異世界語で書かれた
[お風呂この先]の文字が書かれたドアがあった。
迷わず[お風呂この先]のドアを開くと、20畳以上ありそうな脱衣スペースに、その先にコレまた、2.30人は入れそうな風呂があった
直人「すげぇな、流石高級」
リズ「肯定します、高級の宿屋からは、
装備と武器
衣類全般のそれぞれ自動洗浄が
出来るボックス
が設置してあります
脱いだ衣類は、
衣類と書かれてるボックスへ
ブーツだけまは装備の場所へ
入れて下さい
その後、
それぞれの蓋を閉めれば自動で
洗浄乾燥します、
どんな状態でアレ10分程度
で終わるので、
終了後は、蓋が開くので
お風呂上がりにそのまま着用出来ます
ちなみに部屋全体的も10分に
1度クリーン魔法が発動されるので
また、汚れる心配はありません」
直人「異世界すげぇのかこの
高級宿屋がすげぇのか
さっきらすげぇばっかりだわ
とりあえず入るか、、、」
その後、シャワーに驚き、
石鹸に驚き、風呂に驚き
高級異世界宿屋の圧倒的な凄さにすげぇすげぇと楽しんでいた。
全身をサッパリさせると
宿屋の部屋を見て回った、メインルームは30畳ほどありそうな空間に、ソファー、机、部屋を彩る高級そうな調度品が配置され、ガラス棚には飲み物らしきものがあり、寝室にはクイーンサイズのベッド
直人「ヤバイな、、ここ、
高そうな部屋だわ、、
そういや、ここの料金って
払わなくても良いのか?
後からとんでもない金額請求される
とか勘弁してもらいたんだけど」
リズ「それにつきましては、ご安心下さい
先程のボスからドロップしたカードを
確認して下さい」
そういや、あったなと、思い出しアイテムボックスからカードをら取り出すとそこには
表には
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ゴールドカード
【高級】までの宿屋利用可能
★カード所持者のみ有効★
ーーーーーーーーーーーーーー
裏には
ーーーーーーーーーーーーーー
ゴールドカード
【高級】までの食堂利用可能
★カード所持者のみ有効★
ーーーーーーーーーーーーーー
リズ「本来であれば一階層ボスから
ドロップする事
はあり得ないと思いますが、
あの強さなら
頷けると思います」
破格の待遇、それに見合ったボス
シュナに言われた事を思い出し、
ダンジョンもまた
張り切ってると、、、
【全力で楽しむ】と決めた。
それに、リズ、シュナ、
ダンジョンが答えてくれる
身体の奥から熱い思いが溢れてくる
目の奥がツンとし、嬉しさが込み上げてくる
こんな俺に、(キミだからさ)
ありがとう(どういたしまして♪)
40年の人生で高級ホテルに泊まった事の無いし、ましてや大した労力も消費してないのにこんな一泊数十万円はしそうなホテルに時間も値段も気にしないで幾らでも泊まって良いなんてのは、、、元の世界での生活がバカらしく感じ始めた直人。
そんな事を考えながら部屋を見渡していたら、メインルームにあるガラス張りの棚に興味を惹かれるままにその場所に移動し、
リズに何となく問い掛けた。
直人「なぁ、リズさんや、気になってたん
だけど、このビンの中身は
何入ってるんだ?飲んで良いのか?」
リズ「はい。
全てサービスとなっていますので
飲んで大丈夫です。
左から、エール、果実酒、ミルク、
ポーション(レモン味)、
解毒薬(ぶどう味)聖水(もも味)
となっております」
直人「ツッコミ所満載なんだけど、宿屋の
サービスにポーションとか付いてる
もんなのか?それと馴染みのある
果物の名前飛び出してきたけど
同じ食べ物で、同じ味、同じ名前
はあり得るのか?」
リズ「飲み物のサービスは並級であれば
エール一杯のみサービスです
無論下級には何もありません
続いて果物ですが、この世界では
形状、色、名前は違いますが、
マスターの世界で味が近い物を
分かりやすい様、補足しました。」
直人「あぁ、なるほど、わざわざありがとう
んじゃ、とりあえず、日本男児なら
誰もが憧れるポーションを
飲んでみるか
喉渇いたし」
無料だと分かってるので遠慮なくポーションを取り出すと、栓を抜き、一気に飲んだ
直人「くぅぅぅ、、、美味い!!
サッパリしてて
ほのかな酸味と甘味の
バランスが最高だな!!」
ぐぅぅぅ、、
喉を潤したら思い出したかのように途端に空腹を主張する腹
直人「おぉ、、腹減ったわ」
リズ「はい、では、
身支度も済ませましたので
次に高級食堂に向かいましょう」
直人「いよいよだな!
ホテルもめちゃくちゃ良いし!
食事も期待出来そうだ!
よし!行こう!」
リズに同意し、
玄関らしき場所にある魔法陣に
意気揚々と乗り、高級食堂を選ぶ
一瞬のの浮遊感後に、現れたのは
意外と狭い空間に、
座席は全てソファーであり
机も石っぽい何かで作られてるから高級感はあるが、【食堂】と言うよりどう見ても
【夜の店】
を連想させる店内である
直人「なんだろう凄くドキドキするだけど
食堂だよな?どういう
システムなんだ?
ってか、間違って無いよな?」
リズ「問題ありません、
何処でも構いませんので
着席して下さい」
妖しい雰囲気にのまれつつ
とりあえず直人は
3人掛のソファー真ん中に座った。
リズ「次に、右側にあるボードに
手を添えて下さい」
言われた通りに、
手を添えると覚えのある吸着を感じ
数秒後解放される
リズ「マスターのデータを
認証しましたので、
これで、ゴールドカードを所持してる
マスターの飲食がいつでも
無料で行う事が
出来ます。では、ボード側面にある、
青く光るボタンがメニュー表示です
閉じる際はメニューのcloseか
赤いボタンを押して下さい」
リズの言われた通りに
青いボタンを押すすると
目の前にステータス画面の様な
パネルが現れた
リズ「パネルに従い、
メニューを選んで下さい
画像付きですので、
お好きな物を選んで下さい」
直人「なんだろうな、便利なんだけど、
宿屋にしろ、キャバ、、食堂にしろ
異世界よりSF世界に
来た様なハイテクさ
を感じるわ、、、
画像みても想像つかないけど
岩頭牛のステーキと、、
注文、、はい、、と
スタミナサラダ?
なんでハテナついてんだよ
気になるからこれで良いや、
注文、はい、と」
最後にクローズ表示を押してパネルを消した
直人(人の気配無いけど、
どうやって料理作ってる
のかねぇ、、裏ににでもいるのかな?
それにこの場所、
ドレスのおねぇさんが
料理運んで来るのかな?ん?)
直人「机が光ってる!」
リズ「どうやら、料理が来るようです」
フオン、、と光が収まると
注文したであろう料理がそこに出現した。
直人「おぉ、、そゆことね、、
料理の来る速さと、
運び込むハイテクさ
は、凄いんだけど、
雰囲気があっち系だから
何かガッカリ、、、けど、美味そう!!
良い匂いだ、、
いただきます!!!!」
料理と一緒に着いてきたナイフとフォークで
肉を切り分け一口食べる
直人「っっっ!!?旨っ!」
その後、500gは、ありそうなステーキを無心で平らげ、サラダを素早く完食すると、ステーキを10回以上お代わりした。
全てを完食した後、毎回付いてきた水を飲み
ソファーに体を沈めながら余韻を楽しんでた、、、
感無量、、、この瞬間、この為にこの世界に
来たのでは無いか?と思ってしまう程の感動
このまま、、、
リズ「マスター、宿屋に戻りましょう!
ここでの睡眠は体力回復に
適しておりません
宿屋でのベッドは質の高い睡眠を
提供してくれます」
寝るなら宿屋か、、と当たり前の事を考え、ボンヤリしながらリズの指示に従いながら宿屋に戻り、服を脱ぎ散らかして、下着姿だけとなってから、クイーンサイズのベッドに
ダイブした瞬間、意識が沈んだ。
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ーーーーーーーー
ーーーーーー
ーーーー
ーー
翌朝
まどろみ中徐々に意識が浮上して来た。
身体が変わるとこんなにも違う物なのか、
今までなら、
ベッドで30分はダラダラしてたのが
嘘の様だ
このクリアな思考なら
今なら成功させられる!
さぁ!言うぞ!
リズ「おはようございますマスター
今日は冒険者ギルドカード
作成したいと思います」
リズの言葉に勢い良く上半身を持ち上げた
ガバッ!
直人「なにぃ!?冒険者ギルド!?
あっ!、、またやっちまった、、」
リズ「どうかなさいましたか?不調は無いと
思われますが、、、」
直人「いや、なんでもないよ、
おはよ、う、、リ、ズ?
誰だいキミは?」
目を覚まし、
前日までなら頭に聞こえてたリズの声
が、横から聴こえて来たので
そちらを振り向くと
なんか妖精さんが浮いていた。
リズ「前日のマスターの活躍により
マスターは
RANK2となりました!
それに伴いましてステータスも
大幅に高くなり、同様に
私のRANKも上がりました
出会った当初一度、顕現した時より
能力が上がってるので、
索敵、マッピング
罠や敵の察知力が向上しております
強さ自体は無いに等しいので、
戦闘での
お手伝いは出来ませんか、、、」
そう言うと悲しそうに俯いた
直人「いやいや!十分だ!
脳内に直接聞こえるのも慣れれば
楽なんだけどさ
こうやって対面しながら
コミュニケーション
取れた方が落ち着くしな
やっぱ1人事言ってるみたいで、
妙な状態だったし、
妖精になったリズと、、、ってか
妖精なの?」
リズ「いえ、妖精の様な姿をしてますが、、
違う存在です、が、、近いモノですと
精霊に近いと思います
この姿でこのまま
固定されるわけでは無さそう
なので、未だ不安定な状態です
RANKが高くなれば
安定すると思います」
直人「え?大丈夫なのか?」
リズ「苦手な攻撃や
防御などの力を使わなければ
大丈夫ですし、
存在が保てなくなる場合は
専用の空間の中で休めば回復します」
直人「専用の空間ってのは?」
リズ「はい、実体化での顕現が
出来る様になりましたので、
マスターのアイテムボックス
同様に私専用の部屋の様なものが
出来ました。
そこでは、
マスターと常にリンクしている
のでマスターの身体の状態を
確認したり、メンテナンスなど
出来ますし
今まで通り脳に
直接伝える事が出来ます。
更に、私が消耗した際はそこで休めば
回復するので、その際は
よろしくお願いします」
直人「そんな状態にならない様にしないと
いけないけど、いざとなったら遠慮なく
回復に専念してくれ
身を守る事は
最優先事項だ!(キリッ」
リズ「はい!ありがとうございます!」
そんな嬉しそうに感謝してるリズを眺める
20㎝位の大きさなので、年齢は推測しにくいが16歳〜19歳程で
青っぽく輝くボブカットに
大きくクリッとした鮮やかな青緑色の目、
4枚の虹色の半透明な羽にメリハリある肢体
薄手の青ベースの
ドレスを着て浮かんでる姿はまさに超美少女
と呼ぶにふさわしいが、サイズもそうだが
現実離れした美しさは
精巧なリアルフィギュアの様で
ファンタジーを1番実感した直人であった。
冒険者って言葉良いですよね。
私は大好きです。
ここまで読んでくださりありがとうございます。
(*´ω`*)