楽しんじゃえ!
文才の無さに、
ちゃんと言いたい事が伝わってるか心配です。
細かい事は気にせず
楽しんで頂けたら幸いです。
(*´ω`*)
実は異世界生まれのおっさんでした。
直人「んな、バカな、、」
シュナ「否定する気持ちは分かるけどね、
最初にキミがこの世界に現れた場所
あの場所には、限りなくこの世界に
悪影響の出ない上に、救える可能性
高い【魂】だけを招く
結界が施されてる
んだよね、、
長い年月で結界の周りは
余計なモンスター
増えてしまったけどね
いやぁ、
アレは危機一発だったね!」
ハハハと笑うシュナ
笑い事じゃねぇよとシュナを睨んでいたが、ふと気になった事をシュナに尋ねた
直人「素朴な疑問なんだけど、
シュナって神なのか?」
キョトンとした顔で
シュナ「そうだよ?」
まぁ、そりゃぁ、そうだよなと納得する
この世界の事情に詳しすぎるし、なにより、意識体とはいえ、時空を操るのが普通の存在とは思えない
夢を見せてる可能性もあるが、今見えてる
街並みはリアル過ぎる、
仮に魔術などの不思議パワーでも、
理解出来ない時点でお手上げである。
シュナ「さて、
この世界の現状とキミの現状を
説明し終えたと思うけど
どうだい?
他に聞きたい事あるかい?」
否定したい気持ちはあるが、現状を理解するだけの情報は大まかではあるが納得した、、、が、、
少なくとも数年以内にはあの王国に居た化け物と戦わなくてはならない状況を納得したくは無い、、、。
直人「なぁ、、シュナ、、、」
シュナ「なんだい?」
直人「俺じゃないと
この世界救え無いんだよな?」
シュナ「そうだね、救えるのはキミだけだ」
直人「俺が救う事を拒否すると言ったら?」
シュナ「拒否する事を拒否する!!ってのは
冗談で、良いんじゃないかな?」
直人「は?え?良いのか?
俺が言うのも可笑しいが
滅亡するんだろ?」
シュナ「そうだけどね、でもさ、
直人は数時間前に
この世界に来たばっかりでしょ?
知りもしない世界を
救えって言われても
否定するでしょ普通」
さも、何を当たり前な事をと言わんばかりにヤレヤレと肩をすくめる
シュナ「僕はさ!この世界が好きだなんだ!
やがて滅亡して消滅しても
この想いは変わらない!
だってさ沢山の
種族が精一杯生きてて
その1つ1つの命の灯火が綺麗に
輝いてるから!!
だから僕も金の卵となりこの世界の
輝きに負けない様に、
クルクル回るさ!!」
そんな事を言いながら
何故かまた両手を上げて
その場でクルクル回るシュナ
直人「あ、ああ、今の行動と最後の言葉は
意味不明だけど、シュナの気持ちは
分かった、、、なら尚更なんで
救わなくて良いなんて、、」
直人が言い終わる前に回る勢いに乗せた腕をビシッと直人の前で止めて直人を指差した
シュナ「今キミが考えるのは、
救う救わない
の問題では無いよ!」
直人「え?えぇぇぇ、、何でだよ、、
そう言う話だろ?」
シュナ「違うね!
キミが考えるのは頑強で完璧な
金の卵を攻略する事でしょ!
うん!その通り!!」
ドヤ顔のシュナ
直人「いや!違うだろ!?
その通りじゃねぇよ!」
シュナ「いや!違わないね!!
ボスである金の卵を
攻略しないと!
【ご飯】が食べれません!!」
直人「ええええ!?何でだよ!!ええ!?」
シュナ「何故なら一階層の
ボスを倒さないと
食堂と宿屋が
解放されないからです!」
直人「な!何だってー!!
ってか、シュナが
ボスなんだろ?
少し弱くしてくれればいい
じゃないか!」
シュナ「残念でしたー!
こんな感じに意識体への
干渉や念話とかは可能だけど、
ダンジョンの実質的な運営はオート
なので今の僕は只面白可笑しく会話
するだけのイケメン神様なのです」
ドドン!と効果音が付くように無能な事を
ドヤ顔で語るシュナ
直人「つ、、、使えねぇ!!」
シュナ「神様に向かって失礼だなキミは!」
直人「面白可笑しく会話するだけの
神様ってなんだよ!
ゆるキャラだってもっと
色々出来るってのに、、
くそぉ、、飯食えないって
聞いたら腹減ってきた気がするわ
ヤベェな半日は食べてないから、、」
意識体なのでそんな筈は無いのだが、ふくよかな本来の姿のお腹をさすりながら呟く。
シュナ「ちなみに、
水道も食堂、宿屋に付いてる
からね、
結局ボス倒すまで飲まず食わず
になってしまうよ!ヤバイね!」
更に追い討ちをかける情報を提供するシュナの顔は満面の笑みである。
直人「その笑顔を殴りたい!
ってかなんでそんなに強いんだよ!
そういや、リズも驚いてたし!
オカシイだろ!?」
ふむ、と頷くとシュナは顎に手を当てて思案顔で考える
シュナ「恐らくだが、リズや僕も
キミに逢えて嬉しく
思ったからね、
ダンジョンもキミという
存在に、
歓喜して張り切ってるんじゃ
ないかな?」
ダンジョン自体に
意思がある事に驚いたがそれより
直人「有難迷惑だわ!
飯食わせない程の張り切って
なんだよ!?
チクショー確かに死活問題だわ」
攻略出来そうにない事に焦りながらも何か解決の糸口を思案した時、ふと閃いた事があった。
直人「そう言えば、レベルアップしてたし、
強くなってスタミナも上がって
実は結構飲まず食わずでも
もしかして
過ごせるんじゃないか?」
シュナ「そうだね、レベルやRANK高くなると
燃費は悪くなって物凄くお腹減る
んだけど、ステータス高いから
長期間耐えられるよ
死ぬ程辛いだろうけど」
直人「ダメじゃねぇか!
拷問かよ!
参ったな、、
予想以上に最悪な
事態になってる、、
とうする?どうしたら?
わ、分からない、、、」
頭を抱え、その場をに蹲っていたが、
顔をガバっと上げてシュナを真剣な表情で見つめると
直人「シュナ様お願いします!
ヒント下さい!
金の卵を攻略するヒントを!」
正座して頭を下げながら懇願する。
そこには恥も外聞も捨てたおっさんが居た。
シュナ「おお!なんか新鮮だね!
ふふっ
面白いお願いの仕方だね
でも、
そんな事する必要無いんだけどね
元々教えるつもりだったし」
直人「何だって!?なら早く教えろよ!!」
シュナ「あれれ?おや?
何か急にド忘れしちゃって
何を言おうとしたん
だったかなぁ?」
直人を、チラチラ見ながら急に惚けた始めたシュナ
直人「申し訳ありません!
調子に乗りました!
教えて下さいシュナ様」
再度綺麗な土下座を披露する直人
そんな直人を、
薄目でニヤリと見つめると
やがて仰々しく語り始めた
シュナ「良いでしょう、
この僕が知恵を授けましょう」
直人「(良いから早く言えや)」
シュナ「ん?何か言ったかい?」
直人「いえ!
御慈悲に感謝します!」
地面に顔を埋めながら内心ではボロクソ文句言いたいが、心も読めそうなので、無心になる様努めるオッサン。
シュナ「まぁ、そんなに
大層な話ではないんだけどね
キミは攻撃する時
強い一撃にこだわってたけど、
あの卵は
どんな攻撃も【1度目】は
完璧に耐える事が
出来るんだよ
でもね、連撃には弱いんだよね」
シュナの言葉に地面に埋めていた顔を上げながら抗議する直人。
直人「はあ!?そんなハズは!
俺結構連撃してたけど毎回
弾かれたたぞ!」
シュナ「神様ごっこ終わりなの?
まぁ、良いけど
キミの身体の性能は
ピカイチだし、普通の人
レベルの話なら十分連撃
と言えるんだけど
張り切ってるダンジョンさん
は直人ならもっと高みに
行けると信じてるんじゃ
ないかな?」
直人「何だよそれ
今日初めて来て
脆い卵割っただけなのに
何でそんなに、、、
じゃぁさ、結局
どうすりゃ良いんだ?」
シュナ「そうだねぇ
まだまだ大振りなんだよね
ステータスのお陰で
早い大振り出来るから
連撃っぽくなるけど
もっとコンパクトに、
強さじゃ無くて
無駄の無い速さで
攻撃すれば良いんだよ
とはいえ、
早いドアをノックみたいな
軽い攻撃は
最低限の威力も出ないし、
回転に負けちゃうからね
ダンジョンも張り切ってるから
ステータスやレベルに
惑わされないで
全力で集中すれば大丈夫」
直人「コンパクトに早く?
それでいて強い攻撃?
う〜ん、、、
分かった様な分からない様な、、
ってか、アレだよな
ダンジョンもそうだけど
シュナも俺がやれるって
思ってるのか?」
シュナ「当然だよ!
ダンジョンであんなに
楽しそうに
はしゃいでたんだからさ!
コッチまで楽しくなっちゃったよ」
直人「うぐっ、、まぁ、確かに
あんなに自由自在に体動かせた事
なんて無かったし、漫画の主人公
になったみたいで楽しかったよ?
ん?って事は俺の行動のせいで
ボスが強くなったのか?」
シュナ「せいって程じゃないけど
オモテナシだよ!
多分。(笑)」
直人「ははっ、、
なんだよ?おもてなしって
でも、そうか
何か分かった気がするよ
ありがとな」
シュナ「どう致しまして!
良い顔になったね!
そろそろ戻るかい?」
直人「ああ、そうだな、、
結局わけわかんねぇけど
とりあえず、今のやるべき事は
分かったし、戻ってもまた
こうやって会う事になるんだろ?」
シュナ「ははっ、まぁね、でも
リズの邪魔になるのも嫌だからさ
基本的にはリズに
お任せするけど
たまに話し掛けるからか
その時はよろしく」
直人「ああ!こちらこそ!
世話になったわ!
これからもよろしくな!」
シュナ「うん!またね!」
シュナの返事を聞いた後、
徐々に意思が遠くなっていき
完全に意識が落ちるまで
シュナが笑顔で手を振っていた。
金の卵から出る光が収まると、直人の意識も肉体に戻ってきた
リズ「体に異常は、、良かった何もない、
マスター!大丈夫ですか!?」
久しぶりに聞いた気がするリズの声に思わず笑みがこぼれる
直人「ああ!心配させたな!大丈夫だ!」
先程までの地に足が付いて無い不安定な精神状態は消失し、何か吹っ切れた覇気のある返事に戸惑いを感じるも、再三に渡る撤退を進言した
リズ「ご無事で何よりです!では、
速やかに撤退を、、」
直人「すまんな!リズ!それは出来ない!」
リズ「で、ですが、このままでは、、」
直人「コイツの攻略法が分かった!
とりあえず撤退は
それを試してからで良いか?」
リズ「あ、え?、、はい、、大丈夫です」
直人「よし!じゃぁ!やるか!」
金の卵の前に立ち、軽い足踏みをしながら深呼吸で精神を集中させる、シュナに言われた言葉を思い出す
シュナ【ステータスのお陰で
早い大振り出来るから
連撃っぽくなるけど
もっとコンパクトに、
強さじゃ無くて
無駄の無い速さで
攻撃すれば良いんだよ
ダンジョンも張り切ってるから
ステータスやレベルに
惑わされないで
全力で集中すれば大丈夫】
直人「コンパクトに、全力で、集中、、、」
最速の攻撃、、
直人が思う最速の2連撃は、、、ワンツー
まずは軽く、、、カン!カン!!
相変わらず拳が出したと思えない音が出る
次はもっと早く、、カ、カン!
もっと、、、カカン!
もっと、、、カーン!
もっと、、、キーン!
もっと、、、ィーン!
もっと
もっと
最速を出す、限界を超える
やればやるほど最適化される
やはり、最高のスペックを誇る肉体
世界がどうとか関係無い
純粋に楽しい(そう、それで良いんだよ)
あぁ、そうか(そうだよ)
良いんだな (良いんだよ)
この身体で (心から)
この世界を (自由に)
楽しもう! (楽しんじゃえ!)
パン!!ドンっ!!
最速の2連撃は音速の壁を超え、
攻撃後に音と衝撃波が
追いついてきた。
リズ「凄い、、、マスター!
やりました!マスター!!」
直人は左腕を伸ばした状態で静止していた
目の前にあった金の卵は砂金レベルにまで粉砕され、衝撃波で
ボス部屋全体に砂金が舞い広がり
照明に照らされキラキラと光り
新たな門出を祝ってるようだった。
(おめでとう!殻を破ったね!
色んな意味で!)
直人「あぁ、、そうだな、、(ってか
シュナの奴すぐ話しかけて来たな
暇なのか?)
(・・・・)
直人(いや、無視すんのかい!?
まぁ、良いけど、、
とりあえず途中感触変わったのは
なんだったんだ?
ステータスオープン)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー➡︎
[名前]海風 直人[みかぜ なおと](S)
[職業]
アーチャー
格闘家 New
拳聖 New
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーRANK1
HPーーー 7,624
MPーーーー3,500
SPーーーー1,820
攻撃力ーー1,760
防御力ーー1,390
素早さーー1,784
スタミナー1,692
回避力ーー1,670
器用 ーーー1,570
運ーーーーー192
スキル アイテムボックス
魔法 限定転移(未解放)
加護 リズ
ユニーク DM
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ここまで読んで下さった方は
少しは面白いと感じて頂いたんだと思います。
ありがとうございます!
m(_ _)m