僕だよ!僕!
読むと数分
書くと数時間
楽しんで頂けたら幸いです!(*⁰▿⁰*)
直人「んっ、、んん?、、うぅ、ん」
なんか気持ちいい、、、
体がふわふわするぅ、、、
今日何日だっけ、、、、、、
??「、、き、て、、おき、、、て、、」
うっさいなぁ、、なんだよ、、
寝たんだよ、、、
??「おき、、て、、、
おき、、なさい、!」
マジなんなんだよ、、眠いんだよ、、
??「起きろーーー!!!!」
直人「うわぁ!?なんだっ!」
??「やっと起きたね、、おはよう」
直人「耳元で騒ぐんじゃない、、よ、、
誰?ってか
俺ん家じゃないな、、あ。クッソ!」
??「ん?どうしたんだい?思い出した?」
直人「ちげぇよ、、
知らない場所で目を覚ましたら
言わなければいけないセリフが
あるんだよ!」
??「え?そうなの?なら言えば良いよ」
直人「目覚める瞬間じゃないと
意味ねぇんだよ!
ってさっきから誰ですか!
いきなりだし、
寝ぼけてたから色々
言っちゃっいましたけど!」
??「覚えてないかぁ、加減間違ったかな?
僕だよ僕!声で思い出さないかな?」
直人「んん?声?う〜ん、、、」
改めて目の前の人物を観察する。
垂れ目で、色白で、髪は金髪ロング、ニコニコしてる目を見ると青っぽい緑?の目をしてる、ダボ付いた民族衣装みたいなのを着ているが華奢な体躯してるけど恐らくは男?
日本語ペラペラな外人?ちなみ超イケメン
そんな知り合い知らないわ
直人「どう見ても初対面だと思いますけど」
??「やっぱり声だけじゃ、
ピンと来ないかな?
んじゃ、大ヒント!
初対面は全身金ピカ金で
グルグル回ってキミの
攻撃弾いてました!」
そう言うとバンザイしながらその場でくるくる周り始めた
なんだコイツ
あれ?でも、、なんか
直人「初対面で金ピカ、、、グルグル、、」
そう呟くとまるでフラッシュバックの様に、トイレから出た所から、金の卵から光が出るまでを一瞬で思い出した
直人「ああああ!!!お前は!キンた、」
??「マ!じゃないよ!!
金の卵だったけどね」
直人「ええ!?んじゃ金の卵さんは
人間になったのか?」
??「コッチが本当の姿だよ!
それに金の卵さん
じゃなくて、
シュナイダーって名前あるから
シュナって呼んでよ」
直人「あぁ、そうなんだ、それはそうと
シュナさんここは何処なんだ?
ボス部屋から
転移でもしたんですか?
ん?なんかリズが
大人しいな、おーい、リズー?」
シュナ「シュナで良いよ!
そんな他人行儀な関係
でも無いでしょ?
あれだけ激しい攻防で
拳を交えた仲なんだから、それと
リズちゃんは今もボス部屋で
キミと一緒に居るから
此処には居ないよ」
直人「一方的な関係だったけどな、
でも、まぁ、
違和感半端ないけど、それはいいとして
ボス部屋に俺と一緒に居るなら
今の俺はなんだよ、、、って!?
元の身体に戻ってる!?」
シュナ「あははは、気付くの遅いね!
でも安心
してよ、今のキミは意識体だから
キミの潜在意識が作り出してる姿に
過ぎないんだよ」
直人「なんか凄い事言われた
気がするけどようは、
幽体離脱的な事なのか?」
シュナ「厳密にはちょっと違うけど、
その認識で問題はないよ」
直人「そうか、んで?
その意識体になった俺を
こんな所に呼び出して本当の姿を披露
したかったのか?」
シュナ「あはは、
自慢の姿なのは否定しないけどね」
直人「俺の姿と比較してんじゃねーよ!
嫌味かよ!」
シュナ「ふふっ、ごめん、ごめん!
久しぶりの普通の会話に
楽しくなちゃってたよ!
ここからが本題なんだけどね?
ボス部屋で言ったでしょ?
順を追って説明するってさ」
シュナはどことなく寂しそうな笑みを浮かべた。
直人「あ、ああ、そうか、、」
シュナの雰囲気に毒気を抜かれる直人。
シュナ「うん、それじゃ、
古ぼけた狭い部屋に
男2人で話しても面白み無いし、
わざわざ意識体にした
意味もないから
意識体ならではの全身で体験し、
理解してもらおうかな?」
直人「全身で体験?」
シュナ「では、行こうか!この世界
【ディサピアーワールド】に!」
シュナの言葉と共に直人とシュナ以外の空間が歪み、次の瞬間には賑やかな人混みの中に居た
直人「おわ!なんだこれ!?
おお!危な、、くない
人が俺をすり抜けて行く、、」
シュナ「あははは!
良いリアクションだね!さて!
今見えてる人達見てどう思う?」
直人「どうって、なんか、
コスプレ会場の中に居る
みたいたわ、行った事無いけど
ゴツい装備してるのも居るし、
猫耳、犬っぽいの、おお!
アレはもしかしてエルフか!?
めちゃくちゃ綺麗なお顔、、、」
CGでしかお目にかからない様な浮世離れした綺麗な人にふらふらついてく直人、、、
シュナ「はい!ストップ!!」
いつの間にか直人の目の前に移動したシュナが顔の前で両腕をバッテンにしていた。
直人「わわっ!なんだよ!」
シュナ「やれやれだよ、でも、
どうだい?いろんな
種族が居てみんな
活き活きしてるでしょ?」
直人「まぁ、そうだな、
此処が俺の居る世界か、、
はっ!なら、
あのエルフにも会えるんだな!
よし!行こう!シュナ!
今すぐ肉体に返してくれ!
俺にはヤらなければならない使命が
あるんだ!」
シュナ「どんな使命なんだか、、
でも、ごめんね
コレは2600年前の
この世界で最も栄えて
いた時代の光景なんだよ、、、
ここはさ、
この時代唯一の王国だったんだけど
今はこうなってるだよ、、、」
シュナが言い終わるとまた、シュナと直人以外の空間が歪み、薄暗く荒廃した場所に変わった
直人「なんだこれ?
戦争でもあったのか?ってか
暗くね?曇ってるからか?
あぁ、夕方なのかな?」
シュナ「戦争、、、まぁ、そうだね、
ちなみに
今はお昼時だよ、年中こんな感じ
で薄暗いんだよね、、それに
ここは、さっきの場所と
同じなんだけど
もう誰も居ないだよ、、、人はね」
直人「人はねって、じゃぁ、誰が、、」
ドゴォォォォン!!
直人「な、なんだ!?」
突然、破壊音が辺りに鳴り響き、地震の様に周りの瓦礫となった建物の残骸が振動し、直人とシュナの目の前に巨大な物体が降ってきた。
ズガアアアァァァン、、グルルゥゥ、、
瓦礫の中に落ちた物体は唸り声を出しながらその姿を現した。
その物体の大きさは十数m程あり、顔の作りは熊に近いが目が6個あり、口は大きく裂けそこから鋭い牙が並んでる、その凶悪な顔にをより凶悪に感じさせる筋骨隆々な手足で瓦礫を砕きながら立ち上がった、、
直人「あん時の化け物!?よりデケェ!
シュナ!ヤバイ!!逃げよう!!」
シュナ「落ち着いて直人、
僕達は意識体だから、
コチラからも、
あっちからも干渉出来ない
から危険は無いよ」
直人「え?お?そっ、、そうか、、
なら安心、、、」
ザシュッ!ドガァァン
グガッギャァァァ、、、
直人「なっ!?なんだっ!?」
干渉出来ないとしても
めちゃくちゃビビる直人
いつの間にか6つ目の化け物に接近していた
2体目の化け物
その化け物は
蜥蜴を数十mまで巨大化させ、獰猛な口や手足からは鋭い牙や爪が伸びており
蜥蜴と決定的に違うのは背中に生えた大きく形が蝙蝠の羽をした翼が生えていた。
それはまさに、、、
ドラゴンそのものであった。
そのドラゴンの右前足?右腕?
が6つ目の化け物の胸を貫き貫通していた。
獣型化け物は苦しげに呻きながらもドラゴンに、反撃しようとした瞬間、ドォォンという音共に獣型化け物が空に回転しながら吹っ飛んでいった、、十数mもの巨体が豆粒程になるまで高く飛ばされ、徐々に地上に落ちて来る
上空から6つ目の化け物の全身が認識出来る程に近づいた時、
ドラゴンの口から途方なく凝縮された
エネルギーが籠ったブレスが放たれた!
グガアアアアアアアアア!!!!!!
時間にして十数秒もの間、放ち続けたブレスの後には
先程の6つ目の化け物の姿はチリ1つ無かった。
ドラゴンはブレス後、周囲を見廻した後、一瞬、直人の方向を一瞥した後、大きな翼を広げて、黒い光を纏いながら飛び去って行った。
直人は暫くドラゴンが飛び去った暗雲が広がる空をボー然と眺めていたが、我に帰ると全身が徐々に震え出し、カチカチカチッと耳障りな音が自らの口から発せられるが、そんな事を気にする余裕は全く無かった。
そんな直人を悲しそうな表情で見つめるシュナは、気遣いながら優しい声音で直人に話かけた。
シュナ「直人、、大丈夫?」
両手で自分を抱きしめ下を向いて震えていた直人は
直人「は、、ははっ、、大丈夫かって?、、
大丈夫な訳ないだろ!!
なんなんだアレは!?
あんな化け物がウヨウヨする世界に
なりました!
って事を見せたかったのか!?」
激昂した直人は今にも殴り掛かりそうな程の激情をシュナにぶつけた。
そんな直人を悲しげな表情で黙って見つめた
シュナ「・・・・」
そんなシュナなら様子を気にする余裕も無く、捲し立てる様に続けた
直人「あんなの、巨大兵器とか
巨大ロボットとかねぇと、
勝てないじゃないのか!?
そんなもんねぇよな!対抗する術が
無かったからあんなに沢山強そうな
奴らが居たのに全滅したんだろ!?」
シュナ「・・・・・」
反応のないシュナから目線を外し、荒廃した瓦礫を眺めながら、独り言の様に
直人「冗談じゃねぇよ、、、多少鍛えた所で
どうにかなるレベルじゃないだろ
勝てねぇよ、、、あんなの、、、」
シュナ「そうだね」
反応が、なかったシュナからの言葉に落ち着いて来た怒りが浮上し、目線を、シュナに戻しながら
直人「そうだね、じゃねぇよ!じゃぁ、
なんなんだよ!!
偶然この世界に迷い込んだ
俺はどうすりゃ良いんだ!
あのダンジョンで細々と
生きてれば良いのか!?」
そんな直人の怒りをぶつけられたシュナは真剣な表情で直人の言葉を否定した
シュナ「偶然じゃないよ、、、」
シュナの言葉に理解が追いつかない
直人「えっ?今、なんて言ったんだ?」
呆気に囚われている直人にしっかり伝わる様に再度繰り返す。
シュナ「偶然じゃ無いんだよ直人」
【シュナが話始めると周りの空間が変わり、
シュナの話を補うかの様な景色が展開され始めた】
シュナ「2590年前、
さっきの繁栄していた時から
10年後に、突然、
ダンジョンの1つが暴走したんだ、
理由はこの世界を創造した
神の1人が殺されたのが
原因なんだけど
詳細は今も分かってないんだ、、
それで、
暴走したダンジョンはこの王国
にあった最大級のダンジョンでね
暴走を止めようと、
他の神や世界中の人達が
最深部にある
コア目指したんだけど」
直人とシュナを中心に周囲の景色が切り替わり、地上数百メートル上空から、
大勢の人がダンジョン討伐の為向かって行く様々な武装した種族の数千を超える勇士たちの様子が映し出されていた。
シュナ「最深部に辿り着くどころか、
入り口より先に進む事すら
ままなら無い程の強力な
モンスターが
次から次へと現れて来たんだ。
溢れ出るモンスター対して
それに立ち向かうのは神々の加護を
持つ人族達だけで戦ったんだ
何故神々が直接手を下さないのか?
うん、それはね
この世界の神々はそれぞれ
司るダンジョン以外の
ダンジョンでは
弱体化しちゃうんだよ
だから神々の力を強く宿した
強力な加護持ちの人族達に
頑張って
貰ってたんだけどね
やっぱさ、無理だったんだよね
700年前位まで
世代交替しながら、
その時々の時代に現れる
強力な加護を持った勇者、英雄
と呼ばる人達でもさ」
約2000年に登る戦いの歴史その一端が 映し出されていた。
シュナ「そして600年位前からかな
徐々に押され始めちゃってね、
理由は、
全力で加護をし続けた
神々の力が弱ってきた事、
暴走モンスターを抑える事が精一杯
になってね、
強い人は前線に立ち過ぎて
早々に亡くなるかケースが
続いちゃったんだよ」
勇敢に戦う人達、モンスターに肉親を殺され泣き叫ぶ人達、一騎当千の力を発揮するも連戦による連戦で最後には魔力を暴発させて大量のモンスターを道連れにし自爆した青年。
シュナ「このままじゃ飲み込まれるって
段階まてきちゃってさ
550年前に神々の力を集結させて
王国全体を覆う結界を施して」
数人の神らしき人物による強大な力を一点に集中させ王国を包む結界を張った様子。
シュナ「結界を施した神々は自分達の
ダンジョンに戻り、
そのダンジョンから結界を守り続け、
残った僅かな力を自分達を
信仰している人族達に
加護を与えながら
今もダンジョンやフィールドに居る
モンスターを討伐しながら
生活しているんだよ」
最後は、ダンジョンを中心にした、王国に比べると小規模な町ではあるが、精一杯生きてる人達の様子を映し出して、今はその街の様子を一望出来る丘の上に直人とシュナは居た
直人は今までのシュナの話と
体験した映像を整理した後
直人「あ、、うん、、、
とりあえず、そうだな、、」
シュナ「うん、なにかな?」
直人「偶然じゃないって言う
俺への説明が全然ねぇじゃねーか!」
シュナ「あはは!ゴメン!ゴメン!
今も説明したんだけとさ
弱り切った神々は
結界を施して、
各地に自分の加護持った
種族と今も出来る範囲で
自分のダンジョン周辺を
守護してるんだけど、王都の結界が
後、数年すれば崩壊するだよね
そしたら、、、まぁ、、、」
最後のコメントは濁しながら
空を見上げるシュナ
直人「なんだよ、、
今までの流れ聞いてたから
何となく分かるけど、、、
言えよ、、、、、」
顔を直人に向き直ると困った顔をしながら
シュナ「今いる様々な種族が
モンスターに殺されて
滅亡するだけじゃなくて
神も死んでしまう、、、
そしてら、モンスターの楽園となり
やがて世界を食い潰す
後に残るのは、、、
漆黒の無だけさ」
最後のシュナの台詞を聞き終わると直人は突然笑い出した
直人「くくっ、、はははっ、、あははは」
そんな直人をシュナは
真面目な顔で見つめていた。
直人「じゃぁ、なにか?
この世界が終わりそうだから
その救世主に
俺が選ばれたって事か!?」
シュナ「そうなるね」
直人「はははっ!ははっ、、はぁ、、、
知った事かよ!!
俺みたいな雑魚に頼らないと
救われない世界なんてよ!」
シュナ「雑魚じゃないよ」
直人「雑魚だろうが!
俺より肉体的に強いやつ!
頭の良い奴!
正義感のある奴!
若い奴!
俺より優れてる奴なんて元の世界に
何億人も居るじゃねぇか!!
見てみろよ!
この顔!身体!
ショボい頭脳に、卑屈な性格!!
あははは!残念だったな!
こんな奴でさ!」
シュナ「残念?とても嬉しいよ」
そんな事を言うシュナは本心から嬉しそうな顔をしていた
直人「な、なんでだよ!頭腐ってるのか!?
何の根拠があるんだよ!」
シュナ「根拠か、、、当然あるさ」
唐突な質問に怪訝な表情をする直人
直人「本当か?なんの根拠があったら
俺なんかを選ぶハメになるだよ?」
シュナ「なんかでは無いよ、、、
この世界の神は愚かでは
無いからね、
早々に外部の
世界からどうにか出来る
存在を探していたんだよ
直人がさっき言ってた様に
優秀な肉体持つ者
優秀な頭脳持つ者
優秀なカリスマ持つ者
でも、違ったそうじゃなかった
肉体も頭脳も後からどうにでもなる
キミなら分かるだろ?」
そんな問いかけにすんなり答えてが出る
直人「最初に扉の前でやった
【再構築】と【リズ】
の存在か?」
そこで嬉しそうに頷くシュナ
シュナ「ああ!そうだよ!
リズ!良い名前だね
可愛い彼女にピッタリだ!
ありがとう!!」
直人「い、いや、アレは、あの時は、
選択の余地無かったし、、別に」
シュナ「それでも、考え、選び、
名付けたのは
キミだからね!
ポチにならなくて良かったよ
ペットみたいになっちゃうからね!
それはそれで可愛いけどね!」
直人「ポチはとっさに出た冗談だったからな
って!論点ズレてるぞ!」
シュナ「あはは!そうだね!話を戻すと
肉体でも頭脳でもないなら
なんなのか?」
ワクワクした顔で直人の答えを待つシュナそんな表情に少しイラッとしつつ答えた
直人「はぁ、、まぁ、、
性格?精神?とかか?」
シュナ「惜しい!!三角ポイント!!」
直人「意味わかんねぇよ!
両手で微妙な三角作るなよ!
桃にしか見えないわ!」
シュナ「ふふふっ、正解は【魂】だよ」
直人「ん??似たようなもんだろ?」
シュナ「性格や精神は、生まれた環境、
資質で多少変わるモノなんだけど、
【魂】は万物に宿し
不変的なモノなんだ
唯一無二と言っても良い
あらゆる世界で
同じ魂は同時に存在は
しないんだよ、
限りなく似てるモノなら
あるにはあるが、
決して同じではない」
直人「あ、、、そう、、【魂】ね、、
熱く熱弁してるけどそれこそ凄い
【魂】持つ奴いっぱい居そうだけど」
シュナ「純粋な強さなら確かに
沢山居るんだけどね
強すぎる力、
それこそ別世界の神の力だと
異質な上に強過ぎるから
世界が壊れちゃうんだよね
それと、やっぱ基本的には、
異世界同士では
上手く折り合いが
つかない事が多くてね
行った先の異世界に
馴染ませるにはその世界
の輪廻に割り込ませる
事になるから、
余程その先の異世界に適応してる
魂じゃないとね
その世界か、その世界に行った人が
壊れてしまうんだよ」
直人「壊れてしまうって
物騒な話になってきたな
でも、余程馴染むってそれこそ、
その世界に生まれた奴じゃないと結局
駄目なんじゃないのか?」
直人の言葉を聞いたシュナは目を限界まで見開くと
バッバッバッと、手のひらを垂直に広げたまま両手を上げ、両足を広げ、上を向き、数秒溜めた後、
両手を直人に勢いよく向けてこう言った
ブンッ!!
シュナ「コングラッチュ
レーションズ!!!!」
直人「うわぁ、、
なんだよ突然、何だって?」
シュナ「おめでとう!!だよ!!」
直人「はぁ?何が?」
シュナ「さっき直人が言った事!
その世界で生まれた
【魂】じゃないと
適応しないって事!!」
直人「ん?その世界に生まれないと
適応しない?」
そう呟くと頭の中で整理して考えた
直人「(異世界から助けを求めたけど、
結局この世界の人間じゃないと魂が
潰れる、ならなんで俺もこの世界も
潰れて無いんだ?余程上手く
馴染んだイレギュラーな
存在だからか?
それとも、元々はこの世界の魂だった
とか?それこそ、まさか、)」
シュナ「正解だよ直人!!」
直人「うえぇ?なんだいきなり?」
シュナ「キミは元々この世界出身の【魂】の
持ち主なのだよ!!!」
直人「は?はああああああ!?!?」
年齢を重ねると失敗や間違いが余計怖くなる気がします。プライドが高くなるんですね
リスクを恐れてビビリになる
そんなおっさんでも頑張らせたい
ここまで読んでくださりありがとうございます。