表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
あなたへ  作者: 影月柚希
4/6

第四話 いざパリへ

今回は相当短いです。第三話も投稿してますので、まだ前話を読んでいない方はそちらを先にお読みください。

楽しい旅行から帰り、土産話をしようと浮き足立っていた莉乃だったが、その思いは打ち砕かれた。


「······え? フランス?」


――――そういえば来亜が言ってた気がする。確か、癌の治療だったっけ。


来亜から事前に伝えられていたにも関わらず、かの旅行で完全に忘れていたらしい。


「そうよ。フランスに、すごく腕のいい医者がいるらしくてね。莉乃、貴女の癌が治るかもしれないのよ」


母が、生きられる可能性を提示する。


命あっての楽しみであり、命あっての苦しみだ。断る道理は無い。


「ん、行くよ。フランスに」


「そう言ってくれると思ってたわ」


母が謎に上機嫌だ。


無意識的に違和感を感じながらも、淡々と出立の準備をしていった―――。






翌日、朝一で飛行機に乗った。


昨日は莉乃だったので今日は来亜が出てくるかと思っていたのだが、何故か彼女は出てこなかった。


一昨日の来亜の日記には、《ごめんなさい。ありがとう。》とだけ書いてあった。


それを眺めながら、分かるはずもないそのメッセージについて考えていた。


そして何時間か後、ついにフランスに到着したのだった。

次回最終話です!最終話は前後編分ける予定です。お楽しみに!!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ