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始まりそして葛藤

「あああああああああああああああああ!」

俺は探索を始めてから約一時間が経過した今、人生初の実銃発射を行った。

「ふ~、初めての割にはいいのかな?」

物陰から飛び出してきたものに取り敢えずぶっ放したのだが、約30発中15発ほど当たった。

「で・・なんだこいつ・・」

近くに寄ってよく見ると、黒に近い赤色の鱗を持ついわゆるリザードマンのようなものだった。 

「うわ、グッロ・・・」

やはり銃の威力はすさまじく成人男性ほどのサイズの体がズタズタになっている。

「それにしてもなんでこんなに手になじむんだろうか?」

サバゲーも興味はあるが行ったことはなく、銃を持ったのは初めてなのだがとても手になじみ、まるで体の一部のようだ。

「溶岩の川が流れてるってモン〇ンのブラ○ディオスの巣かよ・・・バカあちい・・(-_-;)」

そんなくだらないことを考えながら、また岩陰から見えたリザードマン的なものを打ちながら洞窟の中を進んで行った。







なぜこうなった。


今俺はとてつもなくまずい状況にいる。

今俺が隠れている岩の前方には、ひときわ大きいリザードマン的なもの一匹と通常のもの6匹がいる。

「【鑑定】」


<クリムゾンリザードマン LV30

クリムゾンリザードマン LV32

クリムゾンリザードマン LV31

クリムゾンリザードマン LV27

クリムゾンリザードマン LV29

クリムゾンリザードマン LV30>


そしてひときわ大きいのが



<クリムゾンリザードマン変異個体LV45>



「無理無理無理無理」

これまでの道のりは1体ずつ、且つ隙をついて攻撃したため大丈夫だったが、6体いるうえ変異個体もいるらしい。

「どんな無理ゲーだよ・・・」

というか1体1体が中々にレベルが高いうえに、クリムゾンなんて明らかに強いやつの名前だしそもそも自分はクリムゾンリザードマンの中で一番LVの低いLV27にも届いていない。

「はあ…こういう時にアニメとか漫画みたいにおあつらえ向きなスキルが増えてたらな・・・」

一筋の希望を抱き、ダメもとでつぶやいた。

「【ステータス】」



【ステータス】

名前:キノシタ・オサム

LV:7

スキル:[任意発動] ★?【FPS】 ★3【マップ】 ★3【鑑定】  

    [自動発動] ★5【全言語翻訳】 ★?【サーチ&デストロイ】new!


「え???」

「か、【鑑定】」


<【サーチ&デストロイ】:スキル効果:身体能力上昇 感覚強化>




いけるかもしれない。





そんな根拠の薄い自信が無性にあった。

「この位置からならスナイパーライフルで確実に1匹倒してから、一掃するか・・」

変異体を撃つか通常個体を撃つかどうするかに迷い、厄介であろう変異個体から倒そうと結論にたどり着いた。

「変異体を一撃で倒せるだろうか?」

そのとき俺はひらめいた。


「そうだ・・・別に対人用じゃなくてもいいんだ・・・!!!なら!!!」


「【ガンナライズ】!」

そして俺は即座に装備を選んで決定を押した。

光が生まれ出てきたものを装備し、スコープ越しにクリムゾンリザードマン変異体=ヤツの頭を見る。


「これでもくらえ・・・」


呼吸を整えて

意識を集中させ

感覚を研ぎ澄ませて

引き金を引く

すると

手に持っている銃・・・

バレット M82が火を噴き

鉄の塊がヤツの頭へと飛んでいき・・・・・・・・・

・・・・・・四方に爆散させた。








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