対談と悟り
あらすじ:
主人公候補、二人登場。
「貴方が、かの長老ですか!?」
「急に、口調が変わるのも恐ろしいのぅ」
「いえ、年功序列は大切です。
変質者を除いては。」
「そうかのぉ、人との関係性など何百年も
ないゆえ忘れてしまったわ」
「いや、俺も人間関係は殆どないですけどね。」
長老が簡単な未来予知と物質の移動などの
世界干渉が出来ない様子を見せ、正体を説明
すると半蔵は納得していった。
「それにしても人の話を信じない者だと 思っておったが、あっさり信じるのかの?」
「信じないと言えば信じてませんが、完全に
全てを否定する程、俺は馬鹿ではないです。
唯、そんな可能性もあると人の話は受け止め
ています。否定するのは簡単なので、ある
意味全て信じている様にしてますよ」
「そんな考えで疲れないのかの?」
「"真実"を追求したいんですよ。心だけは
強いですし。」
「ほう、"真実"をかの。」
「はい。折り入って、この機会に老師の
お話を聞きたいのですが。」
「そうか。わしとしては不本意なのだが、
訳あって全ては話せぬの。しかし、お主が
悟る事ならできよう。」
「はぁ、話が見えてきませんね。」
「ワシと話す中でお主自身で悟るしかない
という事じゃ」
「完全な理解はできませんが、そこも
悟れという事でしょうか。」
「そういうこと、じゃの。ワシから、
ちと尋ねてもよいかの?」
「答えられる範疇なら。」
「そうじゃの。この世界について、
糸賀半蔵、お主はどう感じておる?」
「大きな質問ですね。どう…ですか。
日頃から魔法や能とは何だろうとは考えています。」
「ほう、そうかの!では魔法とは何か分かるかの?」
「簡単に表すと願いを具現化するものらしいですね。俺には不自然に感じます。」
「というと、どの様に不自然だと?」
「論理的には言えないですが、
直感的に不自然だと感じています。
まず魔法の発動の原理が不自然です。
世界が願いに呼応するなら何故、世界は
代償を求めるのでしょうか。魔法を使えば
大きな代償を払う、魔法は簡単にできて
しまう。これでは世界が代償を払う様に
仕向けているのようで不思議です。
そもそも魔法の力の源は何でしょうか。
そこも不思議です。世界の法則において
魔法のみが例外である事が多すぎます。
何よりも魔法を確認したのは、移動の魔法
と火をつける魔法などで代償もあり、大きな
力は使えないとなると魔法の存在自体
俺には疑問です。」
「そんなところかの。確かに魔法に関して
疑問を直感的にでも持ち続けている思考は
大切にすべきじゃぞ。
魔法を恐れたり羨望することで不自然さを
感じられぬ者は多いからな。
じゃが、お主には可能性として様々な考えがあるのだろう?
一つ一つワシに話してみんかの?」
その後、長老と半蔵は3時間近く話し続けて
半蔵には新たな可能性が視野に入り、
妄想に近かった可能性が現実味を帯びた。
勢いで書いてみましたが、大変ですね。
ゆっくりになると思いますが完結させたいですね。




