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うちの妻は一騎当千  作者: 樂
13/25

11話:出撃前

 俺がこの世界に来てから数日、とうとう明日敵の守りの要である渓谷の要塞を落としに行くらしい。

 そのため作戦会議が開かれ、当然ナタリーはアレクサンドリア王女のいるテントに行くのだが、

「なんで俺も一緒なんだ?」

「うむ、姉様は今回の作戦では、ハヤトの存在がカギであると言っておってな。誠に不本意ながら、作戦会議に同行してもらうことになった」


 俺が呼ばれるってことは、予見者として働けってことなんかね?いまだに俺予見者とかいうのが何なのかわかってないけど。

 まーなんとかなるでしょう!



「今回のナタリアの進撃の際、予見者殿にはナタリアと共に行動してもらう」

「は?」


 作戦会議が始まってのアレクサンドリア王女の一言目がそれだった。


「お待ちくださいアレクサンドリア王女!」

「何も言わずとも大丈夫だ予見者殿よ、そなたがナタリアと行動すればわが軍の勝利は確実なのだ。

 それと、そなたはナタリアの夫となる男、わらわのことは気軽に姉様と呼ぶがいい」

「ちょっと待ってよ姉様!」

「いいか?まずナタリアと予見者殿の乗った馬が敵陣に進撃する。そしたら勝利じゃ」

「ちょっと待って姉様!」

「ふむ、さすが姉様だ。この上ないほどの完璧な作戦だな」

「そうであろうそうであろう!」


 これを作戦会議と呼んでいいものだろうか。そもそもナタリーが出るだけで勝てるんなら作戦の必要性がわからん……。


「ただしナタリアよ、そなたは必ず10分以内に要塞の頂上にたどり着くのじゃ。これが最も大切なのじゃ、気を抜くでないぞ?」

「分かりました姉様!」


 

 そして翌日。


「なんだか今日は霧が濃いな」

「霧が濃ければその分的に気づかれずに済む。攻めるこちらとしては絶好の機会だ」


 早朝、俺とナタリーは出撃の準備を始めていた。ナタリーはいつも通りに装備をしており、俺も最低限の防御のため防具をつける。


「さて、姉様は日が出る前に出撃せよとのことだった。。準備はいいな?」

「あぁ、いつでもいいぞ」

 馬に乗りいつでも出撃できる体制をとる俺たち。

「そうだハヤトよ、忘れ物をしていた」

「なんだ?早くしろよ」

「そうせくでない。すぐすむ」


 そう言いナタリーは、馬の上で俺に抱き着いてきた。


「ちょ、なにして」

「やはり鎧越しでは嬉しさ半減だな。帰ってきたらまた抱き着かせてくれ」


 ぷいっと顔をそむけてしまうナタリー。しかしその耳は真っ赤だった。


 俺の嫁可愛いすぎるだろ! 

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