7/28
第6羽
ウィルバーとオービルが飛行しているのは、北の浦に住む他のペンギンたちにも、すぐ知れ渡りました。
そして、空を飛ぶことに興味を持った様々なペンギン達が、エイザブローの下に集まり、飛行術を学んでいきました。
また、エイザブローから、語学を学ぶ者、工学を学ぶ者、その他様々な学問を学ぶ者が出てきました。
ペンギン達の名前も、「地名+体の特徴」という今までの名前から、人間風の名前を付けるようになりました。
まさに、ペンギン世界のルネッサンスです!
こうした時代は、いつまでも続くかのように思われました。
しかし現実は、残酷でした。