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第26羽

 説明が終わると、6羽のペンギンは、それぞれの家に帰りました。

 そして家族に、明日の晩 北極に向けて旅立つこと、それは厳しい空の旅になることを話しました。

 好奇心旺盛なペンギンですから、家族らは皆喜んで、いろんなものを見て来るようにと、エールを送りました。ただ、冒険者達が寝静まる頃、息を殺して泣く家族が、そこここに見受けられました。


 翌日の夜。6羽のペンギンとガチャポコ爺さん、3羽の師匠、かもめのジョナサン、そして6羽のペンギンの家族が自然の奇跡か、クレバスも何もない鏡のような雪原に集まりました。

「今日の無線連絡では、北極の白熊たちは、早速氷山の船に乗って南下を始めたぞ。彼らは、大西洋を来る様じゃ。」

 ウィルバーが、話しかけました。

 ジャンは、

「私達も、大半が大西洋沿いを進みますから、会えるかもしれませんね!」

いつもはおとなしいレニが、急に、

「ガチャポコ爺さん、師匠。これまで私達に様々なことを教えて下さって、どうもありがとうございます。また、家族のみんな。明るく送り出してくれてありがとう。ジョナサン。いつかあなたの言葉が理解できる比が来ることを祈っていて下さい。」

みんなの間から、拍手が起こった。

「よし、そろそろ私たちも出発しよう!スタミナを使わないように、滑走距離を少し長めにするよ!じゃあ、私の後について来て!」

 コンが、少しずつ加速を始め、やがて体が浮き、羽を軽く羽ばたかせて上昇を始めました。

 続いて、ほかの5羽も離陸し、6羽は、密集編隊で北へと進路を向けました。

 

 いよいよ彼らの旅の始まりです!

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