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第11羽

 3羽のペンギンの死の後、逃げたペンギン達は、静かに暮らすことにしました。

 もう、飛びません。

 もう、人間の言葉をしゃべりません。

 もう、学びません。

 怯えたペンギン達は、その後やって来た各国の南極観測隊員に愛想を振りまくだけの存在になりました。

 南極観測員達は、調査のためと称し、フリッパーにシリアルナンバーを刻印したフリッパーバンドを付け始めました。

 ペンギン達は、人間風の名前を捨て、かつての「地名+体の特徴」という名前も捨て、無機質なアルファベットと数字の羅列を名前として使うようになりました。

 偉大なレオニダス等3羽は、ペンギン達の命を救うことには成功しましたが、ペンギン達の精神を救うことまでは、出来ませんでした。


 生けるぬいぐるみ、ペンギン。

 輝けるペンギンの時代を知るのは、シャイアン山に居る3羽のペンギンと、いずこかへと姿を消したウィルバーとオービルだけ・・・・

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