女勇者はイケメンパーティーで魔王に挑んでみることにした。
わけあってある日予言者と名乗る人物から魔王を倒してほしいと頼まれた。
というのも私は女勇者であり先代からその力を受け継いだ。
予言者はそのこと自体もお見通しのうえ恐らく私を選んだんだろう。
旅の途中に近くの街のギルドで偶然3人のイケメンたちと出会い
彼らを仲間に加え魔王討伐の旅をすることになって。
で、肝心なパーティーメンバーというと――
まず1人目は魔法使いのルシア
見た目通り魔法が得意な青髪のイケメンで綺麗な顔と琥珀色の瞳に紺色のローブを纏うクールで物静かな青年で魔王とは何やら因縁があるらしい?
「決して足は引っ張らない。遠慮なく頼ってくれ」
2人目はオレンジ色の髪と黄金色の瞳の弓使いキルシス
長い耳が特徴のエルフという種族でこちらもなかなかのイケメンで
黄色と黄緑色の衣装を身につける心優しき青年。故郷を魔王に襲われ仇を討ちたいと勇者の旅に同行する。
「憎き魔王を倒して亡くなった家族の仇を討ちたいんです。どうか僕も
連れていってください!このエルフの弓で援護しますので!」
3人目は豪快な体格の持ち主で斧使いのノイス
腕のいい傭兵で旅をしておりこちらは茶髪と髭を生やしたダンディなイケオジ
で他の2人とは違い深い理由はないが世界の危機をほっとくわけにはいかない
とパーティーに加わる。
「まあ、このノイスさんに任せておけって!魔王も世界も守ってみせるから
よぉ!」
そして最後はこの私、女勇者イリア。
鮮やかな銀色の髪とコバルトブルーの瞳を宿す者だ。
額にサークレットをつけ勇者の格好、剣と盾を装備していざ魔王がいる城へ!
ギルドのドアを開けるとそこにはイケメンたちが声をあわせ。
「行くぞ、勇者」
「行きましょう、勇者様!」
「行こうぜ、勇者様!」
「それじゃあ――皆、行こう!」
こうして女勇者はイケメンパーティーを結成させ新たな冒険へ旅立つのだ!