人生の再始動
サンサンと降り注ぐ太陽の下である少年はとても困惑していた。その少年、矢月真はコンビニの職場体験で万引き犯を見つけボコボコにして警察に引き渡したところ帰り道に警察から逃げた万引き犯に刺され気付いたらここにいたのだ。矢月真はパーカーに黒の長ズボンにスニーカーというごく普通の格好をしていた。だがこの世界の住人から見れば彼が異物なのだ。
「さてどうしたものか僕は確か刺されたはずだが」
「僕はどうやらこの世界の異物らしい。はぁ~僕はこんなラノベみたいな展開は嫌いなんだが。まぁ仕方ないとにかくこういう人通りの多いところにいたらスリにあうに決まっているひとまずあの橋の下にでも行こう。」
薄暗い橋の下、矢月真は2人の男と1人の女に囲まれていた。
「どういうつもりだい?というか、君たちは誰だまずは名乗るのが常識じゃないのか?」
「よくそんな口が聞けるな。自分の状況わかってんのか?まあいいぜ俺の名前はクリス.ノーヴァだ」
3人の中でも特に痩せた背の高い男がそう答えた。
「ったく、ムカつくガキだね。ま、確かに名乗るのが常識だから名乗るけどアタシの名前はエリス.プリゼメン本当にムカつくガキだね」
次に答えたのは3人の中で唯一の女性でありスラッとして銀色のナイフを持つ女が答えた。そして3人の中で一番背の低くぽっちゃりとした。体型の赤髪の少年が口を開いた。
「そんなにカッカすんなよ。俺たち全員にかかればボッコボコだろう。そんなことよりそこにいるお前今だったらまだ謝って。持ち物全部置いてくだけでいいぜこの俺ライモ.ドーラ様の命令だ」
その時
「待ちなさい!」
という声が響いた。
読んでくれてありがとうございます。素人ですが、これからもよろしくお願いします。