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過去に戻って高校生活をやり直してたら、知らない美少女後輩が俺のことを殺しにきている件。  作者: 松竹梅竹松
第7章 高2秋・文化祭

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第7章 第4話 NTR

2021年 10月21日(月) 08:17




「おーくんおは……きゃーっ、髪染めてるかわいーっ!」



 色々足止めを食らいながらも教室に辿り着くと、珍しく俺より早く学校に着いていた水菜が俺に抱きつこうとしてきた。



「かわいいって……男に言う台詞じゃないだろ」

「なんで避けるの~……」



 無意識だ。完全に無意識に、水菜に抱きつかれるのを避けていた。



「主水似合わな……。なんで急にイキることにしたの?」

「芽依には言われたくないけど……」



 俺と同じ陰キャ染髪の芽依が冷ややかな目を向けてきたので言っておく。



「い~じゃんね~。かわいいもんね~」

「そうそう。たまには冒険しとかないと。似合わないけど」



 水菜と七海がフォローを入れてくれるが、やはりどうにも感触が悪い。十六夜に至っては、



「ひょぇ……。大矢くんが不良になっちゃった……近づかないで……」



 おもっくそ避けられてしまった。そんなに……? そんなにか……?



「ほら見て三馬鹿感が増した! ウケる!」

「三馬鹿言うな! オレはまともだろうがっ!」

「お前だけはそれを言うなよ筆頭馬鹿っ!」



 真壁と金間。同じ髪染め同士で並ばされる。そういえば樹来がいないが……あれは確か暦祭実行委員会だったか。



 暦祭。それが暦学園の文化祭の名前だ。



 暦学園は文化祭にだけは力を入れており、金、土、日の三日間開催。そしてその週の月~木は準備期間になっており、授業はなく、丸四日を準備に費やすことができる。



「高2は……確かお化け屋敷だったっけ」

「今更なにいってんの?」



 当然陰キャの俺には文化祭にいい思い出は全くない。やり直す前はみんな部活に行って誰も準備をする人がいなかったから1人で色々作っていたら、誰にも気づかれなかったせいで幽霊が作ったことになっていた。脅かし役なのに認識されなかったり……はは、懐かしい。死にたくなってきた。



「じゃあとりあえず合宿所行ってるわ」

「水菜ちゃんも後で行く~」



 教室には俺をいじめたあの2人もいるので、どうにも居づらい。



 それに、合宿所なら宍戸さんがいるかもしれない。



 合宿所。それは学校の敷地のすぐ近くにある二階建てのアパートのような施設で、主に作業場として全学年に使われている。



 と言ってもわざわざ遠くに行くのは効率が悪いので来る人も限られ、去年は専ら俺たち専用施設になっていた。



 申請すれば宿泊することもでき、俺も期を見て泊まるつもりだ。



「こんにち……あ、そっか……」



 合宿所に着き、さっそく『生徒会長専用っ!』と書かれた紙が貼っている1階の部屋に入ろうとした時、気づいた。



 去年、既にこの段階で宍戸さんは生徒会長になっていた。普通の高校生らしく生徒会選挙の時期は知らないが、同じ時期なら宍戸さんは生徒会長を引退しているはずだ。



 今年の生徒会長は……思い出せない。俺の学年だろうけど……。でもこの馬鹿みたいな貼り紙は間違いなく宍戸さんのものだ。まさか去年の使い回しをしているわけでもないだろうし、ここにはいるのだろう。



「宍戸さん……?」

「あ、主水おはよう」



 予想通り宍戸さんは合宿所におり。予想以上に、心臓の鼓動が早くなる。落ち着け……落ち着け……! 宍戸さんと2人きりなんていままでもたくさん……!



「大矢、おはよう」

「……樹来?」



 これで2人きりになれたと思ったが、先客。暦祭実行委員の樹来が既に2人きりになっていた。



「何して……や、仕事か」



 俺が知る限り、この2人にたいした繋がりはない。俺の方が宍戸さんと……。



「ああ。生徒会長の引き継ぎをしてもらってる」

「だからごめんなさい。イベント同好会の方あまり顔出せないかも……」



 俺の方が、宍戸さんと近かったはずなのに。



 その距離は、樹来のポテンシャルによりあっという間に詰められた。

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[一言] 水菜ちゃん;;
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