Netflix
昨年のコロナ元年が終わり、今年はコロナ二年。私は昨年のコロナ元年の途上、世間といわず世界といわず大変な時ネットフリックスの契約をしました。
かねてよりヨウツベなんかを見ていたらしょっちゅう広告が入ってきていたネットフリックスです。ででーん。でお馴染み。その契約理由は、コロナ禍で我が一族もそれなりに色々とメンタルに陰をこさえているのではないかと思ったのです。
「ネットフリックスって一族だったら別にみんなに見てもらえるんだ。2000円のプランで四回線行けるんだ」
それが大きな理由です。一族の安寧のその足しになれば。と、少しでも足しになれば。そのように考えたのです。
コロナ離婚。コロナ不倫。コロナDV問題。コロナ自粛警察問題。コロナ精神衛生上問題。コロナ殺人問題。コロナ不況問題。コロナ政府対策問題。コロナ鬱問題。コロナ買い占め問題。その問題は数え切れません。
だからその不安を少しでもこれで軽減出来たら。
そのように考えたのです。
それから苦労してクレジットカードを登録してネットフリックスを契約して、諸々行ってそしてそれから数か月経って現在に至りネットフリックスを契約しているうえでふと思ったのですが、ネットフリックスは押しが強いです。
ネットフリックスは押しが強いです。
頻繁に、
「どうでしょうクラシックをまた観ませんか?」
とか、
「イコライザー2をまた観ませんか?」
とか、
「あなたの地域で一番人気があるのは鬼滅の刃です」
とか、
「二位は愛の不時着です」
とか、
そういう通知が他の動画視聴サイト、例えばdTVアマゾンプライムHuluなんかに比べると、三倍くらい来ます。いや五倍くらいかもしれません。
メールにガンガン入ってきます。
毎日メールが来ます。
勿論スマホに入れたアプリも毎日何か通知が来ます。
こっちは年末からなろうの童話祭にあげる話を考えたくて、でも何も思いつかなくて、童話なんて何も思いつかなくて、っていうか童話って何?何したら童話なの?童話死ね!ってなっててそんな場合じゃなかったのにそれでもかまわずバンバン来ます。
ネットフリックスはバンバン通知を寄こします。
勿論、何かしらアカウント情報とかでそういうのの調整、来ないようにする事とかは可能だろうとは思うんですが、それにしてもきすぎじゃねえか?
そんな風に思いました。
一日三つも四つも寄こさなくてもいいよ。
パソコンのモニターの右下の、だからつまり左下の所にバンバン何かしらの通知寄こしてくるけども。別に観るからね。忘れたわけじゃないから。観たいのたくさんあるから。大丈夫。大丈夫だから。不感地帯シーズン2とかも観たいし。オールドガードとかも観たいから。
大丈夫だから。
落ち着けよちょっと。
落ち着かせてくれよちょっと。
でも、ぽーんって鳴って、何かしら通知を寄こしてきます。
ネットフリックスは押しが強いのです。
そんで、
「もー!」
ってなってると、信じられないことにさっきの今で立て続けになんかお知らせが来ました。
「さがしものはこれではないですか?」
さがしもの?
「童話祭のテーマ」
今年の。
さがしもの。
だから急いでマウスを操作してその通知を押して開いてみると、
「ああ・・・」
散々さがしていたものが、そこにありました。