3.師匠到来
「はい、どうも~~。ケルヌス・セレネです~~。」
「坊ちゃま、何をやってらっしゃるんですか?」
「いや…気にしないでくれマリー。」
やあ!みんな!元気にしてたかい芸人っぽく挨拶したんだけど召使いのマリーに変な目で見られてしまった。だけど、俺は凄いこと知ったんだ。俺が生まれたのはロマリアっていう都市国家でうちのセレネ家ってかなり名家らしい。それで俺の父親のフィンはこのロマリアの政務官っていう役職でロマリアを仕切ってるらしい。思ったよりも俺の父親凄かった…
「坊ちゃま、旦那様がお呼びですよ。」
「分かった。今行く。」
親父が呼ぶなんて珍しいな。
コンッコンッ
「父上、お呼びですか?」
「来たか、ケルヌス。ちょっと話があってな…」
「なんでしょう?」
「お前に家庭教師を付けようと思ってな。」
「家庭教師?」
「ああ、普通うちぐらいの家はだいたい七、八歳くらいから家庭教師を付けるんだ。」
「私はまだ5歳ですが…」
「お前は頭が良いしちょうど高名な哲学者が訊ねてきてな。そこで頼んだんだ。入ってきてくれ。」
ガチャッ
「初めまして、家庭教師を依頼されたフェリヌスと申します。」
「初めまして、ケルヌス・セレネです。」
「貴方の噂はよくお聞きしますよ。セレネ家の神童だと」
「いやいや、私はまだまだ若輩者ですので…」
「ケルヌス、私はフェリヌスに軍略を教えてくれるよう頼んだんだ。」
「軍略ですか?フェリヌス殿は哲学者だと聞いたんですが…」
「フェリヌスは一応哲学者だが、それ以上に軍事の天才なんだ。私もこれまで数多くの戦で彼の戦略に助けられた。」
「私は本当は哲学者なんですが軍事も得意なんですよ。」
「では、フェリヌス。息子を頼むぞ。」
「畏まりました。」
翌日からフェリヌスの授業が始まった。フェリヌスは書物や解説などだけで無くプリットという将棋やチェスをもっと軍議などで使えるように細密にされた物を実際に動かして俺と対戦したりしてくれた。そのおかげで一通りの戦略や戦術はマスターした。しかも、授業の一環として乗馬や剣術を教えてくれた。このおっさん意外にメッチャ強い。けど俺もかなり成長して家の衛兵(うち私兵がいるんだよ。すげー)に負けないくらいになった。えっ、成長するのがはやすぎるって?前世の知識で剣術はなんとなったんだよ。そしてフェリヌスの授業は12歳まで続く…ということで12歳までカット!