大罪人の聖地アンノウン 11
本日よりオリヴィア目線で話は進みます。
どうぞお楽しみください*\(^o^)/*
~~~オリヴィアside~~~
少し時は遡り、
「おい爺!生きてるかー?」
私はズカズカと遠慮なく入り爺に呼びかける。すると、
「なんじゃいオリヴィアか。何の用じゃ?」
杖をついた老人が現れた。
歩きづらそうにしているが、店内が散らかっているのもあるが1番の理由は左足の義足だった。
昔はこの爺も暴れてたらしく、その時に無くなったみたいだが詳しくは知らん。
私はカウンターにドンッ!と銃を置き、
「銃のメンテに来たんだ。」
「ほぉ〜。珍しい事もあるもんじゃの。まあどうせゴードンに行ってこいと言われたんじゃろ?」
金額の入った袋をカウンターに置き、
「うるせえよ。これが金だ。さっさとやれ。」
「やれやれ。横暴な客じゃの。ライラ〜。こいつにお茶でも入れてやってくれ。」
「はぁ〜い。」
パタパタパタパタ…。
エプロン姿の可愛らしい女の人がこちらに走ってきた。
「オリヴィアちゃん!スミス工房へいらっしゃい。」
「よっ!ライラの姉ちゃん。邪魔するぜ。」
「邪魔するんなら帰ってくれんかのう。」
「やかましい!さっさと仕事しろ!」
「もう〜お爺ちゃん?そんな事言ったらダメでしょ。」
「こいつにはこれくらいでちょうどいいわい。」
そう言い残し爺、スミスは店の奥に消えていった。
あの様子じゃまだまだくたばらねえなあの爺。
腕は確かなんだが偏屈な頑固爺だからめんどくせぇ。
そう思っていると、ライラが近付いてきコトッと2人分のお茶の入ったコップを置き自分も座った。
「それじゃあ、お爺ちゃんがお仕事終わるまでお話でもしましょうか。」
「姉ちゃんはやる事ないのかよ?」
「洗濯していただけだから大丈夫よ。最近お仕事はどうなの?」
「まぁボチボチだな。新しく入った新人を鍛えてるくらいかな?」
ズズズッ。
私はお茶を飲みそう答えた。
あ〜お茶うまっ。
ライラは目を輝かせながら、
「新しい子が入ったのね!男の子なの?」
「あぁそうだよ。面白そうな奴だから私がスカウトした。」
「へぇー!オリヴィアちゃんが。好きになっちゃった?」
ブフォ!!
いきなり何言いやがる!
私はお茶を吹き出しライラの質問を否定した。
「そんな訳ねえだろ。私が男を好きになる事はねえよ。」
「そうなの?残念ね。やっとオリヴィアちゃんにも春が来たと思ったのに。」
「その恋愛脳は相変わらずだな姉ちゃん。」
そう。ライラの姉ちゃんは恋愛事が大好きな女だった。
そのせいで私はいっつも彼氏を作ったか、好きな男は出来たかと質問される。
毎回返す答えは同じなのに絶対聞いてくるんだよな〜。
ほんと、いい性格してるぜ。
私は呆れながらお茶を飲む。その時、
バァン!
勢いよく扉が開かれ何人もの男が入ってくる。
「オリヴィアだな?」
「姉ちゃん。客だぜ?」
「オリヴィアちゃんのお客さんでしょ?対応してあげなさいな。」
「うちのボス、グレン様が呼んでいる。今すぐ来てもらおうか?」
「誰だそいつ?雑魚の名前なんていちいち覚えてねえよ。」
カチャカチャ…。
後ろに控えていた男達が銃を取り出し私に向けてくる。
「卑怯と言うなよ?お前はWBC上位の人間。これくらいはさせてもらう。」
「……。」
「くくく。どうした?怖くて声も出ないか?」
「ぷっ!あははは!」
「こいつ。恐怖のあまり頭がイカれたか?」
「誰がビビってるって?お前等みたいな雑魚が武器を持って脅してもなんも怖くねぇよ!卑怯?眼中に無い奴にそんな事思う訳ねえだろ!」
「舐めやがって!お前等!連れて行くのは痛い目に合わせてからにするぞ!」
おぅおぅ。やる気満々だな。
良いねぇ〜。暇つぶしにはちょうどいいか!
ガタン!
男が仲間の方を向き指示した瞬間、私は座っていた椅子を蹴り飛び出した!
「おらよ!」
ボォンッ!
「ぎゃっ!」
こいつらの頭であろう男を吹き飛ばし、動揺が広がっている時に私は次々と敵をぶっ飛ばしていった。
弱え弱え!なんなんだこの雑魚共は!まだロイドと戦ってる方がマシだぜ!
私は理不尽だー!と叫んでいる相棒を思い出しクスッと笑った。
ほとんどの敵は爆発に巻き込まれ店の外に出て行った。
私は首をコキッと鳴らし、
「姉ちゃん。ボディーガードしてやるからお代はまけてくれ。」
「うふふっ。商売上手ねぇ〜オリヴィアちゃんは。良いわよ。ちょっぴりオマケしてあげる。」
「商談成立だな!んじゃ行ってくるわ!」
料金をオマケしてもらえる事になり、ゴードンから褒められ酒代を貰えるかも!と想像するとニヤケが止まらない。
さあやるぞ!酒の為にくたばれ雑魚共!
私はニヤニヤしながら店の前に出た。
「おうお前等!この店に手を出すんなら私が相手になってやる!」
シーン……。
「いや、だから俺達はお前を連れて来いって言われてるだけだから。店は関係ねえよ。」
「……。」
「「「ぎゃははははは!」」」
男達はみんな一斉に笑い出しお腹を抑えている。
「こっこいつ。バカじゃねえの?」
「言われてる意味分かってないだろ!絶対バカだ!」
「あ〜お腹痛え!笑いすぎた!」
「……ボソボソ。」
「あぁ!?なんだって?」
「絶対殺す!!!」
こいつら私に恥かかせやがって!
絶対ぶっ飛ばしてやる!
今の珍事を記憶から消そうと私は敵に向かって走って行った。
バンッ!バンッ!バンッ!バンッ!
いくつも銃弾が飛んでくるが、そんなもん私に当たるかよ!
1番近くにいた敵の懐に潜り込み、
ズドン!
「おふっ。」
はい!次!
ドォン!
「んぎゃ!」
次々と敵を爆発で吹き飛ばしていく。吹き飛んだ敵は仲間を巻き込み倒れていく為、どんどん敵の数が減っていく。
「やっやれー!撃ち殺せ!」
「だから。当たらねえって…言ってんだろうが!!!」
ボンッ!
「ごふぅ!」
「ははは!弱えなお前等〜!ボスって奴を連れて来いよ!」
笑いながら敵をぶちのめしていると、
ゴォォォォ!!!
危ねぇ!!!
突然前から飛んで来た火の玉を避け、私は飛んで来た方向を睨んだ。
「ひゃはは!やるじゃねえかオリヴィア〜!」
「あぁ!?誰だテメェ!」
急に火の玉なんか飛ばしやがって!
どこの非常識だ!
私は威圧する様に叫ぶと、オレンジ色の髪をした男がやって来た。
「「「ボス!!!」」」
「お前等弱すぎだろ!もういいからどいてろ。俺様直属の兵にやらせるからよ。」
そう言うと、ボスと言われた男の後ろから10人程の屈強な男達がやって来た。
まさか、その程度の奴等で私に勝てると思ってんのか?
怪訝な顔をしていると男達がポケットから薬を取り出した。
「さあグレンファミリーの裏の親衛隊よ!こいつをボロボロにやっちまいな!」
「「「はっ!」」」
男達は一斉に薬を飲んだ。すると、
「「「うぉおおお!!!」」」
うるせえ!急に叫びやがって!
こいつら何の薬を飲んだんだ?
「ひゃははは!ビーストで薬漬けにした奴等だ!こいつらを倒したら俺様が相手してやるよ!」
「ふん!私にやられるのが怖くて高みの見物かよ。上等だ!すぐにそっちに行ってその顔ぶん殴ってやる!」
薬によって凶暴化した男達、そしてグレンファミリーのボス、グレンとの戦いが始まる!




