表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

厳選詩集

雲が別れたから

作者: 白夜いくと

見渡す街中で 君と二人

どうして人は風を音にする

そんなたわいもない疑問


ある人は言った

「懐かしいから」と

ある人は言った

「愛おしいから」と


私と君とでお話をしよう

おや 紐で干された洗濯物たちが踊り出した

前髪が風に揺られているよ

見えない妖精でもいるのかな


君は聴こえるかい

風の声が


私には 雲を分かつ

女の声に聴こえるよ


そうかそうか

君にはそう聴こえたんだね


どうして人は風を音にする

答えは 心の奥にあるんだろう


君とのお話は ここでおしまいにしよう

雲が別れたから


ほら 呼んでいるよ

君の大切な人が

光に照らされて 手を振っている











もしこの詩を最後まで読んでくれたなら、今日から風の音に耳を傾けてみてください。自然は等しく平等に与えられたものであるのに、感じ方はそれぞれです。


あなたにはどんな風に聴こえますか?

風の音が。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 拝読しました。平民のひろろさんさまのご紹介がありまして、お邪魔をいたしました。 自然をとても独特に表現されていて、おおおっと思いました。雲、風、太陽、それらの音や光などを全身でじわりじわ…
[良い点] レビューから拝読いたしました。 風の音というのがもう詩的ですね。 表現的には風の声とか他にも色々ありますけど、耳を澄ますと色々な音色が聞こえてきて不思議な気持ちになりますね。 誰もいない…
[一言] こんにちは。レビューから読ませて頂きました^^ 爽やかな読後感の詩ですね。 優しかったり激しかったり、風には意思を感じる瞬間があります。 きっと自然の息吹だからでしょうね。 私も風に耳を澄…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ