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汪の辺

作者: 猩々飛蝗

ちょっと澤野過ぎるな……


 ()鼻腔(ハナ)の奥がじゅんじゅん(ウナ)っている

 

 とろとろ零れ落ちた雷鳴がスフォルツァンドで閃く


 もう何をしても滴るだけ

 

 (ムセ)べ、(ムセ)べ、(ムセ)べ、


 ただ(ヨコシマ)にさんざめくばかり


 (ツナガリ)が君を砕いて凝結した(ムシ)の瀬と


 (ウワサ)を切り放した狂犬の詫び状が


 明日を見果てて崩れた


 渡り廊下(ワタリロウカ)に染まった墓標が叫ぶ夕べ、


 破け!破け!破け!


 ふり絞って千斬(契)り飛ばした境界の


 色さえ(アラタ)に名を成して灯せ


 劈(摘咲)き誇る彷徨(咆哮)の挽歌


 軽やかに()く騒擾の哀歌


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