Morning.
朝焼けの中を鳥が飛んでる
君はあの中の一羽だ
今日一日がどんな日か
確実なものなんか何もないのに
精一杯の小さな羽で空を掴んで
手に入るものが
通りを行く車の天井と
ならされた荒れ地と
そんなものくらいしか見せてくれない空だとしても
何かを期待して
あるいは毎日の義務感で
背中は温かい
顔は寒い
見開いた目で
見落とさないように
粒一つまで
降り立つのはいつものところ
待っているのはタイムカード
地面には
空はないって嘆きながら
空には
地面だってあるよって自慢して
ありがとうございました。