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じゃあ、走ろう。  作者: 生八ツ橋たべたい
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思い出せば。

前書き…ねぇ…(´・_・`)

高校三年ともなれば、周りは将来の事で

頭いっぱい。僕だってそう…多少なり。

けれど、みんなより、どこか気楽に考えてる

自分が居たりする。好きな子の事ばかり

考えてる自分が居たりする。

現に授業中なのに屋上でサボって空みてる。


「おーい 明希」

かったるそうな声で僕の名前を呼ぶのは

小学生の頃からの友達、石田 秋 (いしだ しゅう)

こいつは思い掛けない行動、発想、発言

多々…時々疲れてしまうけど、思い返せば

いつも助けてもらってたり、勇気付けられたり。

優しく、頼り甲斐はある。

そんな秋が右手にぶら下げるのは

コンビニの袋。


ほい っと袋から暖かいコーヒーを

僕に差し出した。

12月、この寒い冬にはコーヒーが

定番だった。代わりに僕は小銭を

秋に差し出すが受け取ってはもらえなかった。


「ありがとね」

「ああ。」素っ気ないやりとりだが

ずっと居ればこんなものだ。


コーヒーを3口くらい飲んだ後、

秋がポケットから煙草を出し火を付けた。

もちろん未成年、吸ってはいけないが

僕も秋も中学生の頃から喫煙者。

別にグレてはいない。


「そういえば、美緒とは…会えたのか?」

秋が口に出した名前、美緒。

夏の真ん中辺りに引っ越してった好きな子。


「ううん、連絡先も交換してなかったからな」

少し残念そうな表情を浮かべていたのか

自覚はなかったけど。秋に気を使わせたのが

分かった。


「そうか、まあ近々会えそうな気がするよ。

お互い想ってたんだろ」


そう、両思い…なら良いな。

なんとなく、そうなんじゃないかなって

思う節が僕たちにはあったから。


高校三年、春。

クラス替えで初めて一緒になった。

吉瀬きちせ 美緒みお

ここの学校じゃ、一番綺麗な女の子って

噂にはなっていたが、一年、二年の時は

顔を合わせる事がなかった。

だからこそ、驚いた。

ここまで綺麗な子がこんな近くに居たんだって。


僕は顔には自信はあるし、そこそこの量

恋愛もしてきた。声をかけようって初歩的段階、

容易い事…なんて思ってたらこの様

傍に近付けば気負いしてしまって躊躇って

挙げ句の果ては手に汗。「だせえ」

ついつい呟く。


後ろから ポンっと肩に手を乗せる秋。

「らしくないな」

ほくそ笑む秋がこの日ばかりは憎たらしく

思えたっけな。


そう、始まりはそんなものだった。

けれど、簡単な事がきっかけで

お互いを想い始めるようになった。


続く… (´・_・`)


後書き…ねぇ…(´・_・`)

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