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心の言葉
読んでくださってありがとうございます。暇つぶしにでもどうぞm(_ _)m
宙―ソラ
山の稜線は青みがかっていて、その向こう側は微かなオレンジ色をしていた。視線を上にずらすと、空は少しずつ青みを帯び、やがて空色に染まってゆく。頭上は絵の具のビリジアンを煮詰めたような深い青。僕は朝日を浴びながら、その先に広がるであろう真空と光、そして猛毒の世界を夢想する。
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鬼の伝記
雨の白い紺碧の道を
唇噛み締め歩く者
光と水の位相空間から
異界の涙が零れ落ち
その者は土を潤し
新たな命を爪で薙ぎ
鋭い空気を飲み込んで
餓鬼のような瞳を二つ
ぎらぎら光らせ鳴いている
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求道者
手のひら流れる赤い血と
夜空を流れる青い星
腕を伸ばしてみるけれど
指先虚しく空を咬む
遠い場所から来た光
見上げて過去を夢想する
地面は闇に覆われて
私は光を探してる
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ｄ=…
そうよ私たち錆びた歯車
バックラッシュが遠すぎて
カチカチ鳴ってる私とあなた
距離感全然つかめない
私がくるくる回ったら
あなたも回ってくれますか？
私がどこかで泣いてたら
そっと抱きしめてくれますか？
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deep mind
波打つ境を越える者
碧き光と深き闇を見る
黒装束の水の精
その者を闇へ引きずり込む
抵抗するも力に屈し
白き大地に横たわり
瞳から光は失せ
青き太陽を幻視する
