主要人物
◇キラ・ルピア
この物語の主人公。ロアル村に住むただの魔女。
明るく社交的な性格。ただとても馬鹿でよく熟語やことわざを間違える。
両親を幼い頃に事故で亡くしていて、今は祖母と二人暮らし。姉が一人いるが今は首都の城で働いている。
魔法と勉強が大の苦手。反対に箒で空を飛ぶ上手さと運動神経と怪力っぷりは超人波。
さりげなく料理も上手い方。(鬼のような祖母に鍛えられたから
過去の記憶の一部が欠落しているらしいが、周囲の人物は問題視しておらず、本人もあまり気にしていない。
誕生日に不思議な杖をもらったことで、様々なことに巻き込まれていく。
◇ゼオン・S・クロード
この物語の準主人公。キラと色違いの杖を持つ。
クールな性格の魔術師。異様なくらいに勘が鋭く、嘘も隠しごともすぐ見抜く。
実は逃亡中の脱獄犯。昔は名門貴族、クロード家のお坊ちゃんだったらしいが、本人はそう言われることを嫌っている。
魔術はもちろん剣術も得意で頭もいい方。基本的にあまり苦手なことがないけれど社交性は全くない。何かとキラとは正反対な人物。
ただ逃亡中というわけではなく、何か目的がある様子。理由は不明だがキラたちが持つ杖が気になっているらしい。
ちなみにミドルネームのSは「シェルダン」の略。
◇ティーナ・ロレック
ゼオンと共に逃亡して村にやってきた悪魔の少女。
とはいってもティーナの方は投獄されていたわけでも罪を犯したわけでもなく、ただゼオンが好きで勝手について行っているだけらしい。
キラ以上に明るい性格でテンションが常に高くてミーハー。ゼオンが大好きでゼオンの前だと少しぶりっ子。
突拍子のない行動ばかりするトラブルメーカーだが、ゼオンに危害を加える者は誰であろうと許さない感情的な面もある。
性格のせいで馬鹿を思われがちだけどあながちそうでもない。一般常識が全くないくせに、鍵の開け方やパンの作り方など妙な知識は豊富。
キラと色違いの杖を持つ一人だけど、戦闘時は杖を鎌に変えて戦うことが多い。
◇ルルカ・E・サラサーテ
エンディルス国の元王女である天使。けれど王女扱いされることを極度に嫌う。
5年前にクーデターがあり、両親を殺され、なんとか逃げ延びて村にやってきた。
冷徹な性格で生き延びるためなら人殺しも厭わない残酷な人。
人間不信で、他人を信用しようとしないところがあり、他人に常に冷たい態度をとる。
基本的にクールな振る舞いをするがたまに少々ズレた発言をすることも。
ちなみに料理の腕が壊滅的。王女だったためか感覚(特に金銭感覚)がズレている。
キラと色違いの杖を持つ一人だが、戦闘時は杖を弓矢に変えて戦うことが多い。
◇オズ・カーディガル
ロアル村の図書館館長である悪魔の青年。
いつもヘラヘラ笑っていて明るく振舞っているが、実際は目的のためなら手段を選ばない強引な性格。
他人を駒のように利用し、騙すことが多い。
圧倒的な魔力を持つ。その魔力の強さは村どころか国一つ簡単に破壊できるほど。
だがなぜそんな強い魔力を持っているかは不明。謎が多い。
外見と話し方が全くと言っていいほど合っていない。関西弁で話す。村人に変わり者扱いされている。
好きなものは紅茶とチェス。嫌いなものは村長とキラの祖母のリラ。村長とは相当仲が悪く、リラには会う度殴られそうになる。一部の人から「紅の死神」と呼ばれることがある。
◇セイラ
種族不明、正体不明の謎の少女。
度の過ぎた皮肉屋で他人を挑発してクスクスとあざ笑うことが多い。
見た目は10歳程度だが、外見に似合わない狡猾な性格でオズ程ではないが魔力もかなり強い。
理由は不明だが本来知っているはずのないことを何故か知っていることがやたら多い。
基本的に敬語口調だが、一部の人物に対しては口調が変わる。
オズと仲が悪く、特に集中的に挑発する。
性格は子供らしくないけど味覚は立派な子供。特にバニラアイスが好物。自分の興味に対しては割と素直。