表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
47/79

完全と不完全のコンビネーション



完璧と不完全の完全調和

グリムは目の前のシルファめがけて、爆発する火炎の矢を放った。矢は命中し、凄まじい爆風で砂埃が舞い上がる。

 

「そんなことしても結果は変わらん」と吐き捨てるシルファに、シエルが砂埃の奥から剣を顕現させて切りかかった。「そんなもん、やってみないと分からないでしょ」

 

しかし、「遅い」と吐き捨てたシルファは、シエルの背後から赤い斬撃を地面から出現させる。シエルは剣で斬撃を受け止めたが、その勢いに押されて後ろに吹き飛ばされた。

 

津波を吹き飛ばす一撃

「これならどうだよ!」正面から弓矢を構えながら突っ走ってきたグリムに、シルファは鼻で笑う。「話にならん」

シルファは小さく小分けにされた赤い斬撃を大量に、津波を彷彿とさせるような動きでグリムに向かって押し出す。グリムは迷わず5本の火炎の矢を正面に叩き付けた。

 

流石の破壊力にシルファの赤い斬撃は散らばり弾け、爆発の衝撃波がシルファ自身にも初めての傷を与えた。爆風に吹き飛ばされたシルファは倒れた体勢から優雅に立ち直り、口角を上げて面白そうに言った。

 

「まだそんな隠し芸があるとは、面白い手品師だな」

 

連携:放物線と横槍

 

「こんなの見たことねえだろ、ホムンクルス!」グリムは上から放物線を描くように、精霊属性の矢と氷属性、雷属性が混合された3本の矢を放った。

 

「撃ち落とせば良いだけだ」とシルファは赤い斬撃を飛ばしたが、矢の軌道はまるで意図するように、それぞれ赤い斬撃を避けて飛んでくる。

 

「なるほど、なかなか知恵も回るようだ。惜しいが、それだけでは我は攻略できんぞ」と吐き捨てたシルファは、自身の周りをドーム状で囲むように赤い斬撃を集中させた。

 

防御が完成したその瞬間!

背後からシエルが槍でドームの一点に刺し込んだ。「隙槍だよ!」

シエルは一撃離脱し、赤い斬撃が散らばり弾けた。その隙を突き、3本の多重属性矢がシルファに直撃した。

 

多重属性の直撃にシルファがよろめいた瞬間、ベリアルが咄嗟にシルファの前に滑り込んだ。ベリアルは風圧で矢の爆発を相殺する。

 

「苦戦してるようじゃねーか、シルファ」とニヤついた顔でベリアルは言い、シルファは血を拭いながら吐き捨てた。「油断しただけだ」

 

「まあ良い。古老は潰したんだ。もう此処には要はねえ。またな野郎共、次は武術大会で会おうぜ」

 

ベリアルがそう言うと、足元に魔法陣を展開。シルファとベリアルは、シエルたちの目の前から、静かに消えていった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ