98/474
それでね⑧
「いくら『来訪者』とはいえ、やりすぎです。」稲葉も抵抗する。
そこへさらに、翔子も参戦してきた。
「稲葉先生、なに言ってるの、この人、
本当にリコ先生の奥さんだってば。」
「なんでこんな乳牛バカ女が・・・」
「バカじゃないわよ。」翔子は、割と冷静だった。
「この二人と私は大学の同学年、
実咲さんは4年間学費免除の才女よ。」
「そして、別の大学の大学院に入学し、
今年も学費免除を勝ち取った、
トップ合格者でもある。」
そう言ったのは、あのダンディ校長である。
私は「お騒がせして、申し訳ありません。」
校長は、
「いいのいいの、別に悪いことをしていたわけではないんだから。
ただ、もうちょっと控えてね。ここ、女子高だから。」
私と実咲で、
校長に対して平身低頭。




