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それでね⑤

 実咲は手ぶらだった。


 「弁当を食べる」といっても、


 どうするのだろう。



 私の思いを感じ取ったのか、


 「後から、陽子ちゃんも来るよ~。」と、のんきな言い方をする。



 その通り、陽子が上の階から階段で下りてきた。


 両手にお弁当の包みを抱えている。



 「リコ様、今日は実咲様の手作り弁当でございます。」



 今日は陽子のそれではなかったのか。



 実咲の手料理なんて、初めてではなかったか。



 期待と不安があったが、


 3人で学食に向かうことにした。



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