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それでも⑰
今回の食事会に先立ち、オヤジには手紙を送っておいた。
特にお願いしたのは、陽子・シュウ・ノブ・シゲを
吉田グループの社員待遇で迎えて欲しい、
そしてそのまま、こちらの仕事を継続させて欲しい、
その代わり、『仕送り』は今後なしにする、
そういう条件だった。
オヤジからは返事の一つもなかったが、
シュウからの報告で、
彼ら4人とも社員待遇となったこと、
時々こちらの様子を報告することを
条件にすることを約束させられたとのこと。
まあ、そのくらいはいい。
オヤジとしても、
私の顔が世間に広く知れ渡ることでの宣伝効果は大きく、
新たに美容事業を立ち上げる計画を立てているとか。
広告塔にだけはなりたくないものだが、
何を狙っているか、皆目見当がつかない。




