前へ目次 次へ 74/474 それでも① 引っ越しに伴い、これまで陽子の指示のもとに働いていたメイド二人は、 元の吉田家に戻ってもらった。 シュウによる学校への送り迎えはなくなり、 私は自分の運転でT女子高に向かう。 シュウは陽子と家事全般を担当。 朝、実咲は私と車に乗り、東武日光線の静和駅へ。 実咲はそこから電車に乗り、私は高校へ。 通勤・通学に関しては、それまでより格段にスムーズになった。 何もかも、ストレスのない生活を獲得できたと思っていた。 だが、やはり、周囲は我々を放っておけないらしい。