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さらに邁進①
大学の卒業式には出席しなかった。
卒業証書さえ郵送してもらえば、あとはどうでもよい。
いちいち外に出るのも煩わしい。
次のステージのことが気になる。
卒業式当日は、ログハウスに
『辺境クラブ』のメンバーと実咲の母親を招き、
ささやかながら食事会を行う。
久しぶりに、華菜に遭う。
実は、去年の7月に司法試験を受験し、
合格していたという。
やはり、『宇宙人』レベルである。
バスケは日本代表、
司法試験合格の弁護士、
アタシや実咲とは、所詮、出来が違う。
「栃木県内の小学校から専門学校、大学まで
アタシの人脈で、情報を拾いまくって、
リコ様に伝えるから、
頼りにしてよね。」と言う。
「ところで、よく司法試験なんて合格できたな。
いつ勉強していたんだ? 」
華菜は不思議そうな顔をして、
「教材なんて、一回見れば覚えちゃうじゃないの?
なんで時間かけて、何回も復習しなくちゃいけないの? 」
どうやら、冗談ではなく、本気でそう思っているようだ。
やっぱり、モノが違う。




