転んでもタダでは①
数学の復習は、『青チャート』でやろうと試みたが、
どうもしっくりこない。
元来、数学は専門なのに、
何か『重たい』。
進めにくいという感じがある。
これはどうしたらいいか、誰かに訊いておく必要がある。
適任者がいる。
放デイ『くまととものそら』の太郎吉先生である。
丁度、子どもたちの宿題の指導が終わって、
太郎吉先生はカフェオレを飲んでいらした。
「『青チャート』、元々専門なので
理解できなくはないのですが、
どうも進めにくいです。」
「やっぱりな。」太郎吉先生はすまし顔だ。
「それはどういう・・・」
「ワシも最近、『青チャート』をやってみたが、
国語が専門のワシがやると、
途中式の省略は『白チャート』や『黄チャート』
使用公式がページ横に明示されていたりいなかったり、
解説や解法の文が『白チャート』や『黄チャート』よりも不親切、
数学苦手な子には独学には使えない設計じゃな。
数学専門の君でも、
よほど超人的な計算力がいつでも発揮できる状態でなければ、
読み進めるのにストレスがかかる。
ましてや『学びなおし』で取り組むならなおさら。
そして、40年以上前のトラウマが蘇ってしまったよ。
高校生の頃、『黄チャート』をやっていて、
結局は挫折してしまったときのことじゃよ。
その当時の『黄チャート』の書き方が、
今の『青チャート』に似ておる。」
「どうしたら・・・」
「筑波大受験時の『黄チャート』だと物足りない、
あるいはちょっと違った雰囲気の教材を使いたいというなら、
『元気が出る数学』(マセマ)がいいじゃろう。
最近のワシは、これがストレスなく使えている。」
『元気が出る数学Ⅰ・A』を本箱から取り出した。
「これを拡大コピーして、
余白に注意書きやら計算やらを書きながらまずは1周するが、
途中計算の省略は少なく、理解しやすいつくりだ。
また、これの上位の『合格! 数学 実力UP! 問題集』への接続もいい。
教員採用試験対策でここまでやらんでもいいし、
『元気が出る数学』の10回以上の反復で
満点が狙えるはずじゃが、
余裕があれば取り組んでおくと、
採用された後に役立つ。」




