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それでね⑫

 そこには、こう書かれている。


 「勉強の3段階のレベルを設定する。



  1.入門レベル


  2.共通テストレベル


  3.難関レベル



  このように単純な分け方をしておかないと


  参考書や教材の海に飲み込まれる。


  現役の高校生は、登校しながら


  自学自習の時間を確保しなくてはならない。


  まずは、手持ちの教材の分類から始めたい。」


 私は、ここで、言葉を発した。


 「数学の『入門レベル』は、


  簡単に言えば教科書レベルだ。


  これさえこなせれば


  『共通テストレベル』『難関レベル』にすぐ到達できる。


  だから、教科書が活用できて、理解できれば問題ない。



  問題は、教科書だけでは理解できない場合だ。


  最近、世の中ではこういうとき、


  『白チャート』(数研出版)や『入門問題精講』(旺文社)が


  推奨されている。


  たしかに詳しく解説されてはいるが、


  それら解説や解法を読み通すのもなかなか大変という生徒がいても


  おかしくない。


  また、このように解説されると『わかったつもり』になってしまい、


  実際には解けなくなってしまう生徒もいるだろう。」


 1年生には『白チャート』をお勧めしたが、


 苦手な生徒や上級生には使いこなせないかもしれない危惧を感じた。



 だから、新たな提案をした。


 「このレベルで私のお勧めは、


  『初めから解ける数学問題集』(マセマ)のシリーズだ。


  解法を読み進めていくと、途中途中で


  必要な公式や注意事項がタイミングよく入ってくるレイアウトだ。



  最初から自力で解く必要はない。


  まずは解法を、たどり読みするんだ。



  ただし、最終的に、


  問題を見たら反射的に解法が書けるレベルまで


  練習するんだ。



  そういう意味では、問題数がそれほど多くないわりには、


  練習して基礎が身につく構成の教材だ。」


 そして、実物を生徒たちに回覧させた。


  


  

 



 

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