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●新たなる助っ人は幼馴染?


第30話



この前のダブルデートはそこそこ楽しい思い出になったと自分でも思っている...まぁ、ソファーで笠武と寄り添って寝落ちしてしまうなんてやらかしさえなければもっと良かったんだがな...


(俺とした事が...笠武に『子守り歌を歌ってやろうか?』なんて格好つけた発言しておいてこれかよ...はぁ、情けないぜ...)


おかげでホセからは嫉妬のあまりに喚かれるし、弘橋からは『二人って本当は付き合っているんじゃないの?』なんてあらぬ疑いをかけられるし、何よりもあの日以来、笠武とは気まずい空気が続いていてろくに会話もできていない。


俺が笠武に話しかけようとすると顔を赤くしてそそくさと逃げられてしまうのだ。


「笠武の様子からして向こうが俺を嫌いになったとかじゃないとは思うんだが...何とか今まで通りの距離に戻さないとBLACK輝牙の活動に支障がでるかもな...そしたら、喜愛に嫌味を言われるかもしれないし...」


まぁ、笠武の件は近い内に何とか解決するつもりでいる...それよりも今は新たな悪事に向けての準備をしている。


今回の悪事はもうすぐ訪れようとしているとあるイベントに関連したものだ。


それは...


「やっほー!豪兄~!寘杏ちゃんがやって来たよ~♪」


「ん?寘杏か...」


ここで今は招かれざる?来客がやって来た。


「親父の奴、まだ合鍵を回収していなかったのかよ...とりあえず、それはそれとして今日は何しに来たんだ?」


「ふっふ~ん♪決まってるじゃん!もうすぐバレンタインでしょ?今年も豪兄にあげるつもりでいるから豪兄はどういうチョコが良いとかの希望を聞いておこうかなって!」


そう...もうすぐ訪れようとしているイベントというのはバレンタインの事だ。バレンタインとはどういうものなのかは大抵の人は知っていると思うので説明は省略する。


「甘いやつである事を除けば特に希望はないな...お前の好きに作ってくれ。」


「ねぇ、2年前のバレンタインで送ったチョコが酷い味だったの...やっぱり、根に持ってるの?」


「まぁ、当たり前だろ...」


あの時は流石の俺も本気で怒ってしまい、それによって喧嘩になって寘杏を泣かせてしまったな...全く嫌な思い出だ。


「ううっ、あの時は本当にごめんなさい...」


「いやいや!お前がもう謝る必要はないって!あの時はお前を泣かせてしまった俺だって悪いんだしさぁ...」


小学生の頃までのバレンタインでは寘杏は自分の母親にチョコを作ってもらってそれを俺にあげるだけのものだった。


だが、2年前のバレンタインは寘杏は中学生になって成長したからという理由で自分で俺へのチョコを作ると言い出したのだ。もちろん、そんな理由で最初からそう上手く美味しいチョコが作れるわけもなく、出来上がったチョコは壊滅的な味だった。流石に寘杏も悔しいと感じて料理を習うようになり、着実に腕を上げていった。


そして、去年のバレンタインで受けたチョコは本当に美味しかった。寘杏の料理の腕が如何に成長したかが俺にも分かった。


「ほら、落ち込むなって!せっかくの可愛い顔が台無しだぜ?」


「えっ、可愛い!?ほんと!?じゃあ、今年は豪兄に私の愛情をた~っぷりと込めたチョコをプレゼントしちゃうね~♪」


「いや、復活するの早すぎ...というか、抱き着くのをやめてくれ。そこそこでかい二つの果実が俺の顔に当たってるんだが...」


「えへへ~!あれれ~?私の胸を意識しちゃってる?豪兄のエッチ~♪スケベ~♪変態さ~ん♪」


「このメスガキめ...」


早々に復活した寘杏とそんなやり取りをしていた時、俺はふと良からぬ事を思いついた。


(...ん?待てよ...あの時の経験を今回の悪事で生かせるかもしれないな...)


悪事の内容を少し変更する。あの壊滅的な味のチョコを食べさせられた...あの時の苦痛を他の奴らにも味わってもらうとしようか。


「あっ、豪兄~!何か良からぬ事を考えてるでしょ?そんな顔になってたよ?あいにく私にはお見通しだけどね~!」


「くっ...お前には敵わないな...そうだよ。ちょっとした悪だくみを...な?」


「へぇ~、面白そう!ねぇねぇ!私にも協力させてよ!豪兄のためなら何でもするよっ!」


「はぁ...どうするっかな...」


「豪兄...いいや、豪牙せんぱ~い!お願いしま~す!」


「やれやれ、こういう時だけ先輩呼びかよ。調子の良い奴だな...」


今回の悪事は喜愛の代わりに寘杏を助っ人にすれば成り立ちはするが...そもそも寘杏にはBLACK輝牙の事は伝えていないからな...そこは上手く誤魔化さなければ...


「分かった...その代わり、ちゃんと俺の指示に従ってくれよ?いいな?」


「やった~!豪兄、ありがとう!ところでどんな事をするの~?」


「それは今から説明するからちゃんと聞いておけよ?」


「は~い!」



こうして、俺の新たな悪事の計画は幼馴染を助っ人に巻き込む事でスタートするのだった...




ここで一旦は区切ります。1月以降はミラピュアの執筆を再開するのでこの小説の方はいつ次の話を投稿するかは未定です。


数少ない読者の皆様、どうか高評価・ブックマークをよろしくお願いいたします!(この作品に評価をいただけると作者のモチベーションが上がります)

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