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神を殴りたい蜥蜴は今日も死ぬ  作者: 星海 しいふ
序章 死と向き合い生を進む
6/21

5死目 一体いつから川底が浅いと錯覚していた?

やったぜ!1000文字達成だ!良く頑張った!


 物理防御3だからね。箒でぶっ叩かれると普通に死ぬわけだよ。G(ゴキブリ)より弱くね?同レベか。


 とりあえず決めた。俺は草原を目指す。


 ここで頼りの綱である見つけた道がどこかわからなくなった、なんて言わない。


 何か見つけたときのために、進んだ方向に木の枝を置いていたのだ!


 折れてる方に進んだから…こっちか。


 とにかく歩く。ひたすら進む。道に出る。


「確か右に進んだよな」


 そして道を3時間ほど歩いて辿り着いた。馬車は別に速いわけではないので、馬車で2時間なら徒歩でも3時間弱で辿り着けるのだ。


 道まで2時間、そして道から街までたぶん3時間だから計5時間。さっき死ぬ前が正午で、生き返るまでの時間を1時間と仮定すると現在午後6時。実際日が暮れてきているし、時間は結構当たっているのではないだろうか。


「改めて外から見ると大きな街だなぁ」


 街には入らない。普通に門番に殺される。


「大河目指してみるか」


 街から見て西側を歩く。


 ポヨン、ポヨン…


「おぉ、スライムだ」


 スライムは弱い、はずだ。でも怖いので戦うのは止めておく。箒で潰れる紙装甲の俺だ。

 スライムの体重だけで死ぬ可能性もないとは言い切れない。


 でも、間近で見るとなんか感動するな。


 あの有名なスライムだ。これから嫌と言うほど見ることになるだろうけど。


 とりあえず眠くなるまで歩いてみよう。そして、南北で言うと街の中心辺りに来たところで気づく。


「腹減った」


 視界の端には、スライムだ。


「わらび餅みたい。食べれるかな」


 いや待て待て。キノコで痛い目を見ただろう。空腹で判断力が下がってるんだ。


 スライムなんて普通に考えて食えるわけない。冷静になれ。あのスライムだぞ。


「いや、あれはわらび餅だ。きっと動くわらび餅なんだ」




 味の感想?無味だよ。食感わらび餅、味は水。そんな感じ。


 そうだよ!我慢できなくてスライム食べたんだよ!


 てか今さらだけどスライムと同じサイズ感の蜥蜴って大きくない?現代日本にいるわけないサイズだ。


 小型犬くらいかな?もうちょい大きい?よくわからないけど。


「眠たくなってきた。寝よ」


 寝た。野宿で無防備すぎるとか知らん。死ぬことはない、というか死んでも生き返るから大丈夫。あと何気に長距離移動してるから疲れた。




 おはようございます。朝です。死んでません。やったね!


 てなわけで3日目スタート。無心で歩く。話し相手もいないし、歩いている間が暇で暇で仕方ない。


「ニホニウム、ムンクの叫び、ビデオテープ、プラットホーム、武蔵野市、シーフード、ドミニカ共和国、クランクアップ、プレーリードッグ、グレートブリテン及び北アイルランド連合王国、クリスマスイブ」


 5文字以上縛りの1人しりとりも飽きてきた。


 そう思った頃、大きな川が見えてきた。


「あれだ!えっと…名前忘れたけど!あの川だ!」


 走っていく。そして、漸く辿り着いた嬉しさから思わず川に飛び込んで――


「あばばばば」


 溺れた。

主人公がアホすぎる(定期)


川の深さはちゃんと確認しないと、浅かったのにちょっと進んだら急に深くなったりするらしいので。川遊びって怖いですね


スライムはこっちの世界ではマーディクと呼ばれています(どうでもいい情報)

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