66. 魔王カザリス
ここは不死者の魔王が住む国キラリス。この国の魔王カザリスはある人物と密会をしていた
「なあベノム。なぜ奴が生きてる。殺したんじゃなかったのか」
「ヘリオスは確実にやったとさ、死んでない理由はそのルミナとかいう魔王が持っているスキルが原因じゃないのか」
魔人協会を指揮するリーダーのベノムはお忍びでカザリスと会っていた。カザリスは死兵を操りコーヒーを注がせる
カザリスは以前、ルミナを魔人協会によって襲撃させ領土を広げようとしたのだ。協会の失敗に計画を狂わされたようだ
「あのヘリオスがミスをするとも思えない。まあ、領土を無理に広げる必要もないか」
「確かにそうだな」
ベノムの言葉にカザリスも同意する
「ヘリオスは今どこにいるんだ」
「あいつは今、帝国で任務中だ」
先程から名前が上がっていたのは第三席次ヘリオス・ローレライ 核炎の神神のスキルを身に宿している。この男はルミナの国を焼き払った張本人である
「そんなことも知らずに吸血鬼のバカは俺に同盟を求めてきたよ」
「そうか、それは傑作だな」
二人は顔を合わせ笑いだす
「ただ・・・」
不意にベノムが真剣なまなざしでカザリスに話し始める
「吸血鬼の城へ向かったシャルが殺された」
衝撃の事実にカザリスは驚く
「吸血鬼のバカにやられたってことか」
いや、奴の実力は把握しているつもりだ。ましてやシャルに勝つことなど不可能だろう
「いいやそうじゃないって顔してるな」
「ああ」
ベノムもカザリスも一つの答えにたどり着いた
「裏に誰かがいるのか」
「俺もそう思った」
カザリスはあることを思いつく
「ベノム、実はな・・・」
これは利用できる
「カミヤとかいう新しい国と王国が戦争になりそうなんだよ。そして俺は同盟を結んでるから助けに行くふりをして・・・」
両方とも殺してやろう
「おいカザリス。悪人面になってるぞ」
「ああ、すまない」
スキル不老不死を持った魔人は自分の思い描いた未来を想像して興奮している
「見てくれよベノム」
そう言ってカザリスはあるアンデットを呼び出した
「へー、相変わらず趣味が悪いな」
「失敬な」
そうベノムの前に現れたアンデットは王国騎士団長のナバルデウスだ
「次の戦争では人間の死体が多く手に入りそうだな」
「あんまり無茶するなよ」
「なにを言ってるベノム俺のスキルを忘れたのか」
「ああ、死ねないんだよな」
死にたいやつみたいな言い方するなよ
ベノムはこの後軽い雑談をして本部に戻った
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