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64. お酒



この日はナナさんの歓迎会を開いていた。家庭菜園で作った野菜や、レオが討伐した魔物の肉を焼き盛大な宴会だった


歓迎会も終わり疲れたスグルは自分の部屋へと戻った


「あ~疲れたぁ」


スグルはそのままベッドにダイブする


「ん?」


布団の下になにかがいる


「いやあ、大変かなー、かなかなー」


いや、なんでやねん


「かなかなって意味不明だよ。それとナナさん・・・」


スグルは一呼吸置く


「寝るときの部屋は別って言ったよね、なんで俺の部屋で寝ようとしてるの」


「え~スグルのけち」


「いや、絶対だめですから」


ナナさんは駄々をこね始めた


スグルはナナの首根っこをつかんで持ち上げる。抵抗するナナを容赦なく部屋から引きずりだした


「あーれー」


「ナナさん、俺に襲われているかのような声を上げないでください」


スグルはナナの部屋までナナを連れて行った


「ナナさん少しお酒臭かったな・・」


おそらくかなり酔っぱらっていたのだろう。いや、待てよ俺


「俺は20歳になって女の子を抱いてやれない意気地なしなのか・・・」


この世界の常識は知らないが俺ってかなりの意気地なしじゃないか。自分自身のことなのになぜ欲望が抑えられるのか不思議でしょうがない


ガタンっ


「ちょ、さすがに起こりますよ」


ドアの開く音を聞きスグルはまたかと思った


「おにいたーん」


「あ」


ドアを開けて部屋へ押し入ってきたのは顔を真っ赤にしたアリスだ


「おいおい、酒飲んだろアリス」


「おにいたーん」


アリスはスグルに抱き着き同じ言葉を繰り返す


「スグル―、アリスのこと頼んだよ」


部屋の入り口でルミナはアリスとスグルのイチャイチャを眺めている


「おい、どういうことだルミナ」


「少し飲ませたら一瞬で赤くなっちゃってさ」


ルミナはワイングラスを片手に他人事のように笑っている。先程までスグルとルミナはお酒の勝負をしていたのだ


「スグルが強いからアリスも強いかと思っちゃった」


「なあにやってんねん」


確かにお酒の強さは遺伝するって聞いてたけど・・意外だな


「おにいたーんだいすきー」


アリスはそう言い残しスグルのベッドで寝始めた


「スグル、今日ぐらい一緒に寝てあげな」


「ああ、心配だしそうするか」


いつもしっかりとしているアリスしか見ていなかった分この酔ったアリスはなんだかいいな


結局スグルは今日も一人で寝ることはなかった



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