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60. 告白


場所を変え、俺は今魔王ロキから重大なことを告げられるらしい


「大事な話しをする前に何で俺のことを拘束したのか聞いてもいいか」


「奴隷が今にも無茶なことしそうに見えたからな」


ナナやリオも魔王ロキの発言に強く頷く


俺そんなに危なっかしいのか


熱くなるとすぐ自分を見失ってしまうことをまだスグルは気づいていない


「話を戻すが奴隷、お前のその九頭大蛇のスキルは唯一パンドラを殺すことのできる」


唐突に出たパンドラというワードに一瞬困惑する。だが、ナナさんが前に話していたこの世界をめちゃくちゃにした恐ろしい少女の話だということはすぐに理解できた


「俺のこの力ってそんなにすごいのか」


「ああ、この世の概念もろとも喰らう龍。昔は神殺しの龍とも言われていた。それを持った英雄が世界を救った」 


英雄だと!人生史上、今までにない規模の告白を受けた・・まさかのチートスキルだったとは・・・


「じゃあ俺はこの世界で最強ってこと?」


「なわけないだろ奴隷ごときが、昔パンドラを殺した英雄はそのスキルがなくとも常軌を逸するほど強かった。そもそも実力の伴ってない奴隷にこのスキルは使いこなせない」


一瞬でも期待した俺が馬鹿だった。でもなんか俺らしいな


「それで、それを告白して終わりってことはないだろ」


無理やり拘束したり、常に見張りを付けたりなどよっぽどの理由がない限りしないだろう


「この力は他の者の前で使ってはならない、でないと死ぬぞ」


死ぬのか?


スグルにはこの魔王ロキの言葉に少し心当たりがあった


「いやぁ・・・」


あれ、ダンジョンで冒険者の前で使っちゃったよな。もしかして聞いてないのか。ナナさんは報告してないのか・・ああ、やっちまったって顔してるわ


「死ぬなんてご冗談を。誰に殺されるのやら」


「俺だ」


「いや、あんたかい」


ヤバい、魔王様に対してツッコミを入れてしまったが、失礼とか言われて殺され・・・いや、なんかまんざらでもないようだ


「まあ、本当はその力を狙って攫いにくる奴もいるだろう。例えば魔人協会とかな」


魔人協会って・・・ああ、あのいまだに実態のよく分かっていない闇の組織か


「分かった。そいつらに気を付ければいいんだな」


「ああ、それと護衛にナナを付ける」


急に呼ばれたナナはえ、私?のような慌てふためいた態度で返事をした


「まさかそこまでしてくれるとは思わなかった。素直に感謝してる」





話も終わり、スグルは一度館に戻ってすぐに支度をはじめた


「ナナさん、今後ともよろしくお願いします」


「それは告白かなーかなかな」


「なんですか、そのカナカナは」


ナナさんのテンションとともに語尾もおかしくなりつつあるようだ


「今うまくかわしたよね、死になさい」


「今度は急に辛辣」


どうしたのだろうか。ダンジョン攻略後のナナさんの様子というかテンションがおかしい。テンションが高すぎる・・・


「急にどうしたんですか」


「スグルのツッコミに合わせて私も進化しないとなあ・・ってね」


いや、これ以上は俺のツッコミがもたない


「勘弁してくださいよ、向こうに戻ったらまだとんでもないモンスターがいるので」


アリスとかアリスとかアリスとか


「お迎えが来たみたいですよー」


魔王ロキに命じられリオはナナとスグルをカミヤへと送る


──空間移動──


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