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妹は天才で最強だが兄である俺が妹を守らない理由にはならない  作者: ナカヤミ
5章 ダンジョン攻略編
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51. この状況

ダンジョンはトイレも無いのでそこら辺でするしか方法はない。それが大きい方でも小さい方でも。女性の前で漏らすか、自己申告するか・・どちらも恥ずかしいことだが、それでもまだマシな方、つまり後者を選択した



「行く前にトイレに行っておけばよかった」


後悔してももう遅い。野糞やろうというレッテルが貼られてしまった


「クソぉー」


用がやっと終わった。少し外が騒がしいが、ナナさんなら余裕で魔物を倒しているだろう。俺はこの体に纏っている負の残り香を取り払わなければならない


「少しずつ歩いて・・なるべく臭いを・・・」


無駄かもしれないが手で体の周りを払う。ナナさんに臭いとは言われたくない


「あのー、ナナさんお待たせしましたー。って、どうゆうことですかこの状況は」


目の前には満身創痍のナナさんと人間の冒険者パーティー?が戦っている。冒険者か・・どういう状況で争ってるのか分からないけど・・


「どうして魔族と人間が仲良くしている、お前はいったい何者だ」


スグルはボクサーのような男に問いかけられる


何者って言われても・・自己紹介するべきなのか・・・


「どうもカミヤスグルって言います。ただの人間です。敵対するつもりもありません。とはいっても証明方法がないのでよかったら体の隅々まで調べたり、話し合いもできますよ」


できるだけ穏便に済ませようと敵意が無いことを示す


「だってさリアム、どうする」


「ちなみにその女が先に襲って来たんだぞ」


あれ、そうなのナナさん?


「てへへ」


あーナナさんからか・・それなら──


「奥義 土下座。本当に申し訳ございませんでしたあ!」


深々とした日本で最強クラスの謝罪。これで丸く収まるはずだ


「私・・やる」


「ソフィアやっておしまい!」


えっ、効いてない?何しようとしてるの・・


1人この謝罪に目も向けず殺意?を向けているようだ


「ちょっと待て・・その・ほら・・誠意を・・」


なんとか必死に誠意を見せようとするが、目にクマがあるヤバそうな女がゆっくりと迫ってくる。


「何よ、人間に化けた魔族だって知られるのがそんなに怖いかしら」


あ、俺が人間かどうか調べようとしてるの?


「いや、俺男だし・・こういうのは恥ずかしいから、そこにいる男の人に・・」


さすがに恥ずかしい。童貞には毒である。


「体を調べるなら同性がいいなあ。お願い!」


「スグル離れて、その女は危険」


「え?調べるだけじゃないの?」


調べるだけかと思ったら完全に殺しに来てるのか・・


──鎖封印──


ナナの繰り出す鎖が迫り来る女を拘束しようと試みる。しかし、鎖は体をすり抜け無意味なものとなった


「はっ?お化けかよ」


ヤバい腰抜かした。距離が取れない


「なにやってるのスグル!それじゃ」


尻もちをつきながら後退りする。しかし、とうとう追いつかれてしまった。女は両手で目の前にいる男を押し倒す。そして──


「見つけた・・私の運命の人」


女の口から唐突に出た言葉はこの場にいる全ての者の思考回路を崩壊させた


「え・・あの」


「私ソフィア」


は?何この状況・・意味が分からない。今俺は自己紹介されてるのか


「な、ないすとみーつー」


咄嗟に出たカタコトの英語がスグルの動揺をよく表していた


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