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43. 生意気なガキ


「カレンは大丈夫なの」


「はい、不死鳥で傷は癒えていますが念の為、寝室に寝かせておきました」


よかった。唐突な出来事とはいえ、これはアリスのミス


「少しカレンのお見舞いに行ってくるから、お客様の接待をお願いね」


「はい!」


今回はカレンだからなんとかなったものの、他の人だったら確実に致命傷だった。アリスがもっとしっかりしなきゃ


「カレン、具合はどう」


「はい、レオにいのおかげでなんとか・・」


本当は痛かったはずなのに元気で居ようとするカレンを見て胸がギュッとなる


「カレン、一週間の休暇を言い渡します」


「いえ、私には家事という仕事が──」


「これは命令です」


ここまで言わないとカレンは休まないだろう。いつも頑張ってくれたカレンにはしっかり休んでほしい


「家事は私が代わりにやるから。それとルミナ達が帰ってきたから師匠と分担できるし・・・分かった?」


「では、休ませていただきます」


まだ、幼いのに強い子だね。私もカレンに負けないよう頑張らなくっちゃ







龍神国家イビルスの近くにある無法地帯。スグルはナナに連れられてある練習をさせられている


「はぁ・・はぁ・・・」


ここのオークやゴブリンはやたらと強い


「スグル、それでは自分の国に帰れませんよー」


「ナナさん・・きゅ・・けい・・・ください」


この国で暮らしてから毎日、戦闘訓練を受けさせられている。それも、俺がまさか持っていたスキル─九頭大蛇─これを使いこなせるまで帰れませんよー、と言われてしまった


「んー今日はもう暗いので終わりにしよー」


「はい、喜んで」


あー終わった。いつになったらカミヤ国へと帰れるだろうか


「ナナさん。今日は何点ですか?」


「10点です。まだまだかなー」


ナナに向けてマジかあ・・・というような素振りを見せる。しかし本心は違う。なぜなら──


「ナナさん、明日の約束を覚えてますか」


「はい、お出かけですよねー」


この国に残れて良かった。アリスよ、今お兄ちゃんは彼女ができるかもという人生で二度とないかもしれないチャンスが来ているんだ


「俺は男になるっ!」


「何言ってるのか訳わからないのー」


ワクワクが止まらねーぜ。でもさ、なぜか毎晩ダブルベッドで二人で寝てるんだけど何も起こらないのは脈無しってことだよな・・いや、俺の積極性が欠けてるからか。そもそも襲ったら殺されるかもしれないし・・あぁもう・・・


「って、あ、ごめんぼく大丈夫かな?」


よそ見をしていたスグルは小さな少年とぶつかってしまう。咄嗟に怪我はないか確認するが


「あれ?どっかで見たような・・・」


「ロキ様、どうかなさいましたか」


「少し、奴隷の様子を見に行こうと思ったが・・・.殺していいか」


あ、終わった


「すみません間違えました。ロキ様・・ってか何で俺奴隷なのっ」


「本当に記憶が飛んでいるらしいな。まあいい、お前の価値は高い。死ぬ気で頑張るんだな」


なんか小学生に上から目線で言われてるとか・・すごく不自然に感じる


「ロキ様、この後も予定があるので失礼します」


ナナはロキに一礼しその場を退こうとする。同様にスグルもその場を退いた。


予定?絶対嘘だな・・・ナナさん逃げるの上手いなぁ


ナナは魔王ロキの視界からいなくなった途端にだらけだした


「ナナさんはロキ様のことどう思ってるの」


ナナさんはロキ様が帰ったのかをしっかりと確認している。何かやばいことでも言うのか


「生意気なガキ」


ええええ、なんかナナさんの邪悪な部分を見たような・・・


「でも、尊敬はしてるよー」


「そうなんですか・・はは」


スグルは思わぬ発言に苦笑いする


さて、明日の初デート楽しみだな

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