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俺のリア充ライフ自慢日記へようこそ

本日はクリスマス・イヴですね。

自分自身今年は一人ぼっちのクリスマスを、過ごす予定なのですが…SNSを覗いてしまうとどこか焦燥感が募ってしまいます。

そんな時、自分と同じ境遇のお話でも書きたいなと思い急遽このお話を作る事に至りました。


もし、よろしければ読んでいただけると嬉しいです!



俺の高校生活は超充実している!


こんな事を誇らしげに言われた君はいきなり自慢か?と俺に対して嫉妬しているだろう?


それも仕方のない事さ。


誰の目から見ても妬み羨んでしまう程リア充を満喫している…


そう!俺には世界一可愛い彼女がいるのだから!!


校内では一緒に昼食をとり、放課後は一緒に帰り、休みの日はデートをして世界一のラブラブカップルに違いない。


一体俺は前世でどんな徳を積んでいたのだろうか…きっと、世界を救うほどの徳を積んできたに違いない!!


ああ、前世の俺…ありがとう!!


ちなみに、先月行われた文化祭では俺たちカップルが校内一の相思相愛カップル賞に選ばれた。


まあ?当然の結果だとは思うけど?これからもっと見せびらかして、俺が1番の幸せ者である事を非リア共に鍵を打つようにしっかり味合わせてやろうと思う。


それに…あと一月と少しでクリスマスが訪れる。最愛の彼女とクリスマスを過ごせるなんて…お金をいくら払っても他の奴らには叶える事などできやしない。


彼女のいない非リアは孤独感に震えた心と身体を暖かいお家に引きこもって慰めていればいい。


クリスマス…あと一月以上もあるなんて待てない!!既にプレゼントは用意しているし、当日のデートコースも決めている!!


春樹(はるき)君!!委員会の仕事が長引いちゃって…ごめんね?」


…!!!。可愛すぎるっ!!


最後のごめんねの破壊力…こんな愛嬌の塊を前にしてしまえば誰も平常心なんて保ってられない。


「ううん。俺も今来たところだから!いこっか、すみれちゃん」


サッとすみれちゃんの手を握る。彼女の体温が俺に伝わるのを感じるのと同時に幸せエネルギーが体に供給されている。


この手を離したくない。ずっと…これからもすみれちゃんの隣を歩きたい。

俺だけの特等席を誰かに譲るつもりは今もこれからもない。一生俺はすみれちゃんと同じ道を隣で歩きたい!!


「春樹君?何だか嬉しそうな顔してるけど…何かいい事でもあったの?」


「すみれちゃんの彼氏である事がすごく嬉しくて!」


俺の目とすみれちゃんのクリッとした可愛い目が合う。


いつになっても、目が合うだけで初恋気分のようにドキッとしてしまう。


「ふふ。私も春樹君の彼女で嬉しいよ」


あー…好きだ。


何もかも犠牲にしてもいい。この笑顔を守るためならば!!!




クリスマス・イヴ当日




今日から二日間俺たちはテーマパーク内に建っているホテルに泊まる。


胸の高まりが収まるどころか、さらに激しくなっている。


この二日間は俺の人生で1番幸せな日々を送ると思うと…抑えておく方が無理な話だ。


待ち合わせの時間10分前に到着し、すみれちゃんの到着を待っている。


周りの奴らは、冴えない俺が待っている相手が絶世の美女だとは知りもしないだろう。


ふふふ…ふははは!!!!


おっと…いけないけいない。つい理性が乱れてしまいそうなってしまった。


だってそうだろう?


クリスマス・イヴを一人で過ごすなんて不幸な身分な事だ。誰からも愛されない。さらには、画面の中の女の子が俺の嫁なんて事を言って現実逃避している可哀想な奴らなんだろうな。


……。


…。


左腕に付けている、すみれちゃんからの誕生日プレゼントで貰った時計を見ると、集合時間は15分以上過ぎていた。


…いつも時間を守るすみれちゃんが遅刻…??


胸の内に不安が募る…。


何かすみれちゃんの身に起きたのではないか!?


直ぐに俺はスマホのメッセージアプリを開き、すみれちゃんに大丈夫?と送った。


『すみれちゃん集合時間過ぎてもこないから心配で!!泣』


『心配かけてごめんね』


『すみれちゃん!!良かった…無事だったんだね!!』


不安で死にそうなくらい、息苦しくなっていた身体に一気に酸素が送られてきた。


『ほんとごめんね』


何だか…少し?いつものすみれちゃんと違う気がするのは…気のせい?


そんなに謝らなくてもいいのに。むしろ、俺がこの時間に集合させようとした俺が悪いと言うのに!!


『待ってるから。ゆっくり来ていいよ!!』


もう少しすれば…すみれちゃんに会える。


「…幸せだ」































『ごめんなさい!あなたの事が好きなのか分からなくなりました。いままでありがとうございました』
















−へ?





俺はこの後の記憶がどこかに飛んでいったのか、全く覚えていなかった。


その間、俺はどこで何をしていたのかも分からないまま…人っ子一人いない暗い場所で過ごしていたような…断片的で曖昧な記憶しか思い出せなかった。


























このお話の続きは明日のクリスマスにでも投稿しようと思います。

少しでも興味が湧いてくれたのであれば是非続きも一緒に辿ってくれるととても嬉しいです!


メリークリスマス・イヴ!!!

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