第9話 おひるごはんに。
二学期が始まって、俺は2時間目くらいはずーっと、今朝のことを考えていた。
3時間目くらいになり、やっと授業に集中。
4時間目、帰り支度と、今日は、午前中授業だった。
「すぐるー、昼飯どうするんだよ。」
声をかけてきたのは、今朝も声をかけてきた、ともよしだった。
「んー?決めてない。」
「じゃあさ、ハンバーガー食べに行こうぜ!」
「おぅいいぜ。」
「ともよしさぁ、もし、世界つくれるとしたら、どんな世界がいい?」
ふと、そんなことを聞いてしまった。
「は?どうしたん、急に。」
「いや、実は。」
今朝のことを、ともよしに話した。
「はぁ?すぐる大丈夫か?でも、まぁ、どんな世界かって言ったら、勉強のない世界かな。」
「なるほどなぁ~。」
「すぐるお前はどうなんだよ。」
「いや、なんか頭がボーッとしちゃって。」
「お前大丈夫か?」
「大丈夫、大丈夫!」
「でも、なんかそれ、楽しそうだな。」
「ともよしもそう思う?」
「すぐる、続きの夢あったら、教えてくれよな。」
「ああ。わかった。」
「このあと、どうする?」
「俺、秋葉原行ってくる。」
「すぐる秋葉原好きだなー。」
「家のPCが用量MAXでさ。」
「俺もついてく!と言いたいとこだが、部活用品見に行くから、またな。」
「おう、じゃあ、ともよしまた明日な!」
「また明日!」
俺は駅でともよしと別れた。