第81話 夢の世界をお散歩。
ドアを開けると、トンボが飛んでいた。
「かぐや、トンボ作ったの?」
「はい。そうなんです。秋なので、秋の虫さんを調べて作ってみました。」
「いいね。秋らしくって。」
「ワンワン!」
かぐや小町商店街も活気があった。
八百屋さんだけじゃなく、魚やさんや、お肉屋さんもある。
雑貨やさんに、服やさん。
なんでも、そろってるな。
「そういえば、魚駅のみなさんが、畑を欲しがっていたので、作っちゃいました。」
「そうだよね。魚駅の次の駅は、何にしようか。」
「海中駅なんていいんじゃない?」
ひじりさんが言った。
「いいですね。」
「お魚さんも、図鑑を見て、少しづつ、増やしてます。この間、みことも、海のことたくさん図鑑見てましたよ。」
「そうなんだ。」
俺たちは、商店街を抜けて、ミシェルさんの病院の前に来た。
ミシェルさんの薬草畑も問題なさそうだ。
市役所のあたりも散歩した。
市役所も人が増えたようだ。
工場の方も、カンカン聞こえてきたり、掛け声だったり賑わっている。
市役所駅から、電車に乗って、秋ヶ谷駅に行った。
秋ヶ谷駅の先はまだ作ってなかったので、草原や、牛や、豚、鶏などを放しておいた。
「あそこかぁ。デビルちゃんと執事さんが生まれたところは。」
「そうなんです。あのときはビックリしたよ。」
「魔石もたくさん取ってきてくれましたよね。」
「そうそう。ゾンビやらミイラやら、全部執事さんが出したってゆうから、驚きだよね。」
「今は、子育て奮闘中で、そんなの欠片も分からないですけどね。」
「ワン!」
草原駅で、折り返して赤い屋根のうちに戻ってきた。
「海中駅にもこのまま行ってみない?」
「そうしましょうか。」
ガタンゴトン。風が気持ちいい。
魚駅には、白い建物郡に青い屋根。とても綺麗だ。
海の市場も活気がある。
海もエメラルドグリーンで青くすんでいる。
そして、今回作った海中駅。
クリアな材料で囲い、海を見られる。
海中駅に潜る時に、教会が建っていた。
「あれもかぐやが作ったの?」
「違うんです。魚駅のみなさんが、感謝の気持ちをとのことで、建ててくれたそうなんです。」
「へぇ~素敵な建物だね。」
海中駅は、太陽の光が水面を透過して、キラキラ輝いていた。
「あれ?くじら?」
「はい。クジラも作ってみました。」
ムーンも、大きなクジラに、びっくりしている。
すごいな。壮大だな。
そんなこんなで、夢の世界を堪能した。




