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第6話 小さい神様3

「実は、何人もお願いしたのですが、ムーンと仲良く出来なかったり、現実の世界が忙しくて、夢を見る時間がないかたばかりで。やっと、すぐるさんを見つけたんです。」

「俺を?」

「この澄んだ海と、茶色い岩肌、ムーンも気に入った様子です。」

にっこり。

「にっこり。されても…。夢を見てるときだけって、どういうことだ?」

「すぐるさん、ゲームします?ゲームの代わりと思ってください。」

「えーっと、かぐやさん、が創るんじゃないの?」

「私は、PCと同じで、箱を提供するしかできないんです。中身は創れないんです。」

「その中身を俺が?」

「そうなんです。今は小さいですが、この世界はすぐるさんのイメージしたものなんですよ。」

「確かに、嫌いじゃないな。犬も飼ってみたかったし。」

「でしょ?わんこ、飼ってみませんか?」

「ワン!」


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